国語をもって大日本帝国言語とみる、国語が国家主義の言語であるとみる、国語を植民地における国家主権を拡大する政策活動とみる、国境外の領域や人々に対して言語を押し付けて正当化しようとしたものととらえる見方があって、それはイデオロギーによる国語であるとする。国語が日本語となる経緯には、この歴史認識が必要であるとする議論があって、上田万年による東京帝国大学の講座、国語調査会の創設、一方で、日本語研究に国語としての研究をとらえる山田孝雄、日本語が国語であるとする時枝誠記などを批判する考え方である。言語観に及び、そこに国語の概念を作り出したと文法書などに読み取る。イデオロギーが主義主張にあるなら、それをもって批判の対象とする。言語研究者にはいずれも、その時代社会の影響を受けること必定であるから、そのイデオロギーの終焉とともに、その批判はその範囲にあってとらえるものであるとすべきである。
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