とはいえ、メンバーに集まった人たちは、自分たちの自主的な運営による行事づくりを考えていたのだから、学会がどうだか、組織がどうだか、運営をどう、と言ったようなことには、まだまだ、なかなかならない。学部での経験は教育と研究の学科による学会活動が何であるかを知るのは、学年が進行して、すこし、その活動を知ってからのことになる。したがって、学生メンバーの話し合いは自由に行うことを基本として、スタートの場所をどう提供できるかということにあった。目前に迫ったのは学会による研究大会の開催である。何がどう進められるかがよくわからないだろうから、研究発表会とだけとらえて、教室、日程、準備などを進めた。開催をいつにするか、学科での協議があって、12月に行われることになった。学会研究大会第1回は記念すべくとどこおりなく、下役がかんじんなことであるので、準備よろしく成功したのは、学生たちの働きのたまものである。
>言語コミュニケーション学会が在籍生会員と教員とで組織されることは、それはその通りであるが、組織体を構成して運営することは、たやすいことではない。意思決定を行う、実行をする、その担い手となる下働きがあって、組織の命令系統を作る一方で、会員資格を持つ全員からの総意を受ける、それを取りまとめて議していかなければならない。例えば、そこに経費が絡むと予算建てから収支に伴う決算までを行わなければならないし、アカウンタビリティー、言うところの説明責任を負わなければならない。会報を発行して、その活動を周知する宣伝広報も重要なことである。それを教育として実現するか、研究の活動を支える実質となるか、それは組織体の発足にかかわって、会の目的に定めることとなる。会長を擁して指揮を受けて統率が図られることであるが、なによりも民主主義と言われる世の中であるから、その通りおこなわれなければならない。予算があること、会員名簿があること、会の行事が決められること、運営の母体を取り決め、活動のスケジュールを持つこと、その成果を会員に還元することなど、目途することはいくつかあった。
>言語コミュニケーション学会が在籍生会員と教員とで組織されることは、それはその通りであるが、組織体を構成して運営することは、たやすいことではない。意思決定を行う、実行をする、その担い手となる下働きがあって、組織の命令系統を作る一方で、会員資格を持つ全員からの総意を受ける、それを取りまとめて議していかなければならない。例えば、そこに経費が絡むと予算建てから収支に伴う決算までを行わなければならないし、アカウンタビリティー、言うところの説明責任を負わなければならない。会報を発行して、その活動を周知する宣伝広報も重要なことである。それを教育として実現するか、研究の活動を支える実質となるか、それは組織体の発足にかかわって、会の目的に定めることとなる。会長を擁して指揮を受けて統率が図られることであるが、なによりも民主主義と言われる世の中であるから、その通りおこなわれなければならない。予算があること、会員名簿があること、会の行事が決められること、運営の母体を取り決め、活動のスケジュールを持つこと、その成果を会員に還元することなど、目途することはいくつかあった。