
日本語文法論議2375
語法は語の単位を扱う文法である、と言い出すと、語法が文法とどう違うのか、語の単位を扱う文法が語法である、とでも言えばよいか。
英語学習で語法問題、文法問題と区別することがある。grammar と word usages になる。日本語教育の kanji usages 漢字用法はいわば語法である。
グーグルの翻訳に、
「語法」を次の言語に翻訳: 英語 noun 1. syntax 2. grammar 3. diction
と、見える。国語辞書にも
デジタル大辞泉 ご‐ほう〔‐ハフ〕【語法】 読み方:ごほう 1 言葉遣いの規則。文法。 2 言葉の使い方。表現法。
と説明がある。
【文法】(grammar)
【語法】(word usages)
https://englishpark.jp/others/「文法」と「語法」の違いは?違いを理解して使
>
まずは、文法が何かを理解するために、辞書ではどのように登録されているのかを見てみましょう。
1 文章を構成するきまりや規範。また、文章を書く上でのきまりや書き方。
2 言語を構成する諸要素の間にみられる法則性。また、それを分析・記述する研究。ふつう、単語・文節・文などの言語単位について説かれるが、さらに語構成・文連接・文章構成などの問題についても扱われることがある。
語法の意味は?
次に語法がどういう意味なのかを見てみましょう。
1 言葉遣いの規則。文法。
2 言葉の使い方。表現法。
語論を行うことになる。
>文法研究の一部門。単語の形態・用法・種類を研究するもの。 デジタル大辞泉より
精選版 日本国語大辞典 「語論」の意味・読み・例文・類語
ご‐ろん【語論】〘名〙
> 文法研究の一部門。文章や文の構成を中心に取り扱う文章論・文論に対して、単語の語構成や文法的機能、品詞性などを扱う。〔日本文法論(1902‐08)〕
世界大百科事典 第2版 「日本文法論」の意味・わかりやすい解説
にほんぶんぽうろん【日本文法論】
>山田孝雄(よしお)著の文法書。1908年刊(1902年に一部刊行)。従来の品詞分類を批判検討し,西洋の文典を参照しつつ,独自の文法論を展開した。助動詞を複語尾とし,助詞を6種に分類し,句を喚体と述体とに分け,統覚と陳述とを論ずるなど,いわゆる〈山田文法〉の基本的な考え方はすでにこの書で示されている。最も早くすぐれた日本文法の体系を作りあげたものであり,現在の研究の基礎をなした。【前田 富祺】
