叙述類型を検索したら、トップにヒットしたのは、第51回中日理論言語学研究会発表要旨であった。
叙述類型論のこれまでとこれから―として、益岡隆志氏の論である。
叙述の類型の概要については,特定の時空間に実現する事象(event)を叙述する事象叙述 と,対象の属性(property)を叙述する属性叙述という 2 つのタイプを分けたうえで,事象叙 述(例「親が子供を遊園地に連れて行った . . . 本文を読む
日本語文法論議231025
日本語文法研究書大成
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN13406896
日本語文法研究書大成
北原, 保雄 キタハラ, ヤスオ
古田, 東朔 フルタ, トウサク
関連文献: 14件
漢訳日本口語文典
松下大三郎原著 ; 徳田政信編集解説
勉誠出版 2004.3 日本語文法研究書大成 / 北原保雄, 古田東朔編
所蔵 . . . 本文を読む
日本語文法論議231024
品詞に拠る語法に記述を費やして文章法に及ばないから次の機会を待つと著者は口をそろえて言う。これはその世紀を超えてなお国語教科書で同様に品詞から構文への記述に至らない傾向となっていた。日本文法文章法とタイトルに見える文法解説書は、明治期に見える。
日本語文法研究書大成 / 北原保雄, 古田東朔 編
日本文法文章法大要 ニホン ブンポウ ブ . . . 本文を読む
日本語文法論議2310923
文語口語対照語法 日本語文法研究書大成第11回配本を見る。著者は吉岡郷甫 よしおか きょうすけ、1876年(明治9年)1月6日 - 1937年(昭和12年)10月10日)、ウイキペディアに山口県出身の文部官僚と見える。 出版は、文語口語対照語法、光風館、1912年、明治45年7月5日と、さきの復刻奥付にあるが、時は大正元年となる直前、明治45 . . . 本文を読む
日本語文法論議231022
文法よりも文章法の議論が生まれるべきところ1930年代からこの方に影響した語学教育は文法を議論することに展開した。国語に合った伝統は1940年代後半からの話ことばにシフトする言語観に変わっていく。それまでには書き言葉の語法が盛んであったのが受け継がれてそのままに、文法観が覆い始める。国語をとらえようとするに文章でない、文という移入した発想で . . . 本文を読む
日本語文法論議231021
国語法査察を披きその序説を読むとーー昭和10年緒言がある。1935年の書を復刻した版である。語の断続についての議論に対し語の位置について考究したとある。国語学の橋本学説が世に問われたころの議論になる。その論説を断続の視点としこの論述は位置性によるとする。そこで第1章に書き始める文法の輪郭に文法と語法を解説する。さらに文法の種類を述べる。ここには詞法 . . . 本文を読む
日本語文法論議231011
妙だと言っても妙味は伝わらない。品詞という呼称の分かりよさが、かえって伝統的な詞と辞を知らなければわかりにくい。
文節といった呼称はそれなりに定義をもってすればわかりよい、が、それをまた理屈をつけてわからなくしてしまったのは語学の研究者たちにある。
語といって単語と言い、その翻訳概念でわかりよいとするのは文がわかるからであって、国語の文規定にそぐ . . . 本文を読む
すなわち
日本語文法論議239108
品詞という翻訳語は妙である。詞という漢字語に九品の階級を模したか、その思い付きが文法研究の品位を与えたかのような、勝手な関心の仕方をする。英語の話部のようにわかりよいのは形態の形式からくるものと、つまりスペース空けの分かち書きをするようになてのだから、そのとらえ方が日本語に影響することはなかった。しかし口語文法の研究に、ローマ字論者の実行 . . . 本文を読む
日本語文法論議23106
文節と句と、この句は時枝学説に拠る、そして形態の語となる単位は同じ考え方に見ることができる。形態のとらえ方では詞と原辞で分析するものとも同じである。もとは国語の現象であるから、文法観をそれぞれに見ても結果とする単位には同じであるとみてよい。自立語に付属語をつけると単語としての働きが文法上の語として、それはまた品詞分類されてのことであるが、単独 . . . 本文を読む
日本語文法論議23105
国語文法は文章法とならずに文法規則を入れた。すなわち文の単位の創出であった。前代からの外来語の移入にはその論理があり、近代になってその意識をコトバに持つように学習をする。動作、作用、現象を動詞のカテゴリーに見るとその主体が動詞述語を軸にした要素となる。品詞論でそれを取り入れた分類は体言と用言の分類に当てはまった。
体言、用言に加えた相言、副言 . . . 本文を読む