見回せば、近海と周辺の事態にG7会議後の体制が組まれようとしている。中国包囲網とメディアは表現するが、中国による圧力を受けるアジアであるから、地政学に日本を見て、包囲されているのは我が領土である。指導者によって国が変わるのはまさに大国の常であるとして、まさか、一路一帯、ワクチン外交、技術と融資のダブルバインド現実がこうなっていくとは、2049年に向けてのことであるとしたら、そこに100年を見るのは何か。
内政に100年を迎えるのは、それは国内統一の成果を言うのだろうから、干渉するものでない。しかし国外に領土と資源を求めれば、内政に隠されたジェノサイドはそこに端を発する内外の表裏が見える。モンゴル、チベット、台湾、尖閣を領有してこそ、目途とするその思想は、香港の重しをはずそうとするアヘン国の修復にある。歴史を改竄すること、修正というらしいが、それが指導者の発想だというには悪夢である。