金魚日和

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「お刺身」と「お造り」

2012年10月27日 | 料理・食べ物

Nikon D90 + AF-S DX Nikkor 35mm F1.8G
  

加熱していない魚介類を一口大に切った料理、刺身。

my定義において『おかず』とは《米を食う際のサポート役》を意味する。
乳幼児の頃から一貫して酒を呑まない自分には、
サポート力の低い『刺身』は、『おかず』としては少々ありがたくない一品だ。
  

今でも夕食のメインが刺身だったりすると「…これでどうやって飯を食えと言うのだ」、と途方に暮れたりする。
が、口に出して抗議すると、途方に暮れるどころか家を追い出されて路頭に迷う可能性があるので何も言わない。


仕事柄、飲食店のメニューをつくる機会が多い。
その際、『お刺身』とするか『お造り』にするかで迷う事があり、それらの語源について調べてみたことがある。

それによると、
武家社会では「切る/刺す」という言葉を忌み嫌った為に「つくる」という言葉を代用するようになったらしい。
中には、
《正確には『造里』と書き、皿の中で『里』の風景を『造る』ことに由来する》と書いてあるところまであった。
大根の千切りが『山』をあらわし、大葉は『林』、刺身は『人の住む場所』を表現しているのだとか。ホントか?
なんか納得いくようないかんような話しである。


画像は10月の初旬、コチラのお店で撮ったもの。
で、次。コチラの画像をご覧いただきたい。昨年の9月に同じお店で撮った『お造り』である。

先の理論では《山も林も無い人口密集地を表している》この一皿、見事なまでに同じ盛り付けだ。
皿の柄に対しての位置/配置まで同じ。 
…なんか色んな意味でビックリするなぁ、、、ってしませんかそうですか。
  

結論:『お造り』を「おぞうり」と読むmy娘にもビックリする