京都、哲学の道を久し振りに歩いたが、けっこう距離があった。昔はもっと短い距離だったように思った。店も少なかったし、私は冬によく来たので、人はほとんど通っていなかった。寒々とした中を、少し暗い気持ちで、とぼとぼと歩いたのだった。明日という日は決して明るくなかった。
運命というのは、過ぎてみればそうだったのかと納得するしかないが、苦しい真っただ中にあると、藁をもすがる日々である。今は雑いような枯淡に近い境地で、何がどうであれ、迷いはあっても今更悩むものはない。自分を貫くしかないのである。
運命というのは、過ぎてみればそうだったのかと納得するしかないが、苦しい真っただ中にあると、藁をもすがる日々である。今は雑いような枯淡に近い境地で、何がどうであれ、迷いはあっても今更悩むものはない。自分を貫くしかないのである。