森信雄の写真あれこれ

日々の生活や散歩、旅の写真を掲載しながら、あれこれ思いを語ります。

煙突

2007-11-15 21:42:03 | 日々の写真
 私の生まれた四国中央市には大きな製紙工場がある。煙突の煙を見ながら佇んでいると、海の香りと同時に、独特のパルプのにおいがする。
 子どもの頃は煙が空に向かって立ち上るのを、面白く眺めていた。そのうち工場が増えてくると、海が消えてしまって寂しい思いだった。子どもの頃は小さな漁船が着くたびに見に行ったり、干し場で遊んだりしていた。そのとき遊びで乗っていた小船が沈んでおぼれそうになったのが、今もトラウマで、水が苦手になった。
 街の変遷を思うとき、きれいな風景と経済効果が取引のような気がする。世の中は知らない間に、いろんなものがめまぐるしく変わっていくのだ。
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仙龍寺

2007-11-15 00:18:27 | 日々の写真
 先日帰省したときに行った、四国中央市の奥の院仙龍寺の立て札だ。新宮という地名が心のどこかに引っ掛かっていたのだが、私が高校2年のとき、同級生のK君がバイクの事故で亡くなった。K君の葬儀が新宮であった。うっすらとした記憶しかないのだが、そのときのお寺が仙龍寺だったかもしれない。山奥深くバスにゆられて、行ったことを思い出す。K君のことは、今でもときどき浮かんでくる。
 17歳だった。
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