金太郎は聞き分けがよくなって、自分で素早くケージに戻ったりする。そういうときは誉めると「オッ!」と自慢げな声を出す。
何かをとりあげたりすると、カッときて向かってくる短気な面もある。そういうときは私の頭に乗ってもつま先にわざと力を入れているのがわかる。
午後から取材があった。最近は「聖の青春」の映画の影響も大きいようだ‥私は変わりないスタンスで向き合っているが、ときおり哀しい要素もある‥おそらく村山聖のことでなければ‥引っ込み思案の自分の性格の方が出ているだろう。最終的には静かに一人遊びをするのが自分のいちばんほどよいスタンスなのだと自覚している。
花や動物は世間や人との距離感がぶれたときに、癒してくれるオーラがある‥
思うようにままならないことが多いのが人生で、世の中なのだと悟るよりない‥現実をとことん素直に受け入れることから始まる。それが村山聖の存在感かなあと思う。そこからはそれぞれの人生になるのだろう。