森信雄の写真あれこれ

日々の生活や散歩、旅の写真を掲載しながら、あれこれ思いを語ります。

聖の青春

2008-02-29 20:54:22 | 村山聖
 この写真も詩仙堂のものだ。村山聖の表情が多彩なので、同じようなカットでも微妙に味が異なる。写真的な面から見ても魅力がある。冷たさと暖かさ、理性と感情、喜びと哀しみ、少年と老人、白と黒、村山聖を表現すると、そういった対比に包まれて、不可解で親しみのあるオーラを出しているような気がする。何をどの観点から言っても、すべての要素があるのだ。人間は何かの形に固まってはいけない、つくづく思う。
 
 サンケイのエッセイ喜怒哀楽「聖の青春」
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8 コメント

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初めまして (haru)
2008-03-01 09:41:30
私が初めて村山聖さんを知ったのは、書店で働き始めた頃大崎さんの「聖の青春」が文庫化となり、新刊として入荷した時でした。
文庫の写真と帯にひかれ、早速自分で購入し、泣きながら本を読んでその後早速POPを書き、一生懸命お客様にお勧めしたことが懐かしいです。
あれから何年もたち、勤めていた書店も辞めてしまいましたが、今でも「聖の青春」は外出する際に鞄へ入っている文庫の1冊です。
ちなみに、家族に本を勧めたところ、将棋が好きな父と弟は私よりも詳しく森先生と村山聖さんについて知っており、本棚には森先生の詰将棋の本が並んでいました。
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出会い (sarii)
2008-03-01 12:39:44
先週、名も知らない掃除のおばちゃんから一冊の本「
『聖の青春』をなぜかいただきました。将棋は全く知らないし読書もしないし…。しかし、どんどん村山ワールドに引き込まれていきました。もっと村山さんが見たい知りたいと思っていた矢先にこの写真に出会いました。愛情・渇望・欲望そして生と死。人間のすべてを見透かしているような、そんな偉大さをやはり感じさせられます。写真を見ながら自然と涙をながしてしまいました。一冊の本に出会い、この写真を見ることができて私は幸せを感じます。いまさらですが村山さんのファンになりました☆
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haru (モリノブ)
2008-03-01 20:51:59
 コメントありがとうございます。書店のお話もとってもうれしいです。
 聖の青春が出版されたときは、私も○談社の社員のように?書店を回りました。当時が懐かしいです。いろんな人に読んでほしい、そんな思いからでした。今も「聖の青春」は、私にとっても常に生きるテーマを問いかけられているようで、身が引き締まる思いです。師匠といえども、村山聖に叱られないように・・生きていかないとまずいですね。
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sarii様 (モリノブ)
2008-03-01 21:00:35
 ありがとうございます。出会いや縁は不思議なもので、何かのきっかけで突然生じるものですね。
 聖の青春を渡していただいた、掃除のおばちゃんにも感謝します。
 村山聖はタコ焼き屋の人や、寿司屋さんなど、将棋を知らない人にも好かれていました。何か生きていく大切なもののオーラがあったのでしょうね。
 生きていく歯車や価値観が揺らいでしまいそうなとき、ぶれない指針として村山聖を思い出します。
 この写真もそうですが、こんなにも表情が豊かだったのかと驚きます。そして涙が出そうになります。
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偶然 (ben)
2008-03-02 23:14:22
毎日詰将棋の問題をありがとうございます。昨日、久しぶりに市立の図書館へ行きました。ふと「聖の青春(大崎善夫著)講談社」が目に付き、借りてきて読み始め4章まで読んだいたところでHPを拝見して、村山棋士の写真を見ています。我が子が健康であることが当たり前であるかと思いこんでいる自分が子供のように思えてきました。常に死は隣り合わせなのに…。
4月から子供が将棋教室へ通いたいと言っています。定員20人ですが、今年の募集は3人(17人は継続)だそうです。抽選で入れるかわかりませんが、どうであれ子供が将棋をしたい、と言ってくれる間はこれからも楽しんであげたい、私も楽しみたいと思います。
(34歳 ♂)
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ben様 (モリノブ)
2008-03-04 00:13:33
 コメントありがとうございます。また詰め将棋も見ていただいてうれしいです。私もときどき思い立って聖の青春を読み直すことがあります。また新たに思い出すこともあれば、逆に忘れていたことを確認するときもあります。
 子ども教室の募集が三名とは少ないですね。何とか別枠があればいいのに、もったいないですが・・
 でも家ででもできることがありますから、是非将棋をお奨め下さい。
 
 
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はじめまして (usa)
2008-03-25 22:58:28
何年も前に胸一杯、涙いっぱいになりながら読んだ「聖の青春」。
 つい最近、特別なきっかけは思い当たらないけど、読み返したくなり、昨日またも一気に読み終えました。
 その後、ネットで検索をしてこのサイトで村山さんの写真を見惚れています。(こういう写真を検索して見られる上に、こんな風に書き込みまでできてしまうのだから、インターネットはスゴいですね)
いい写真ですね。わたしも写真を撮るのが好きですが、被写体から撮影者の姿までが想像できる、ほんとうにいい写真だと思います。両者がうらやましいです!
 ちなみにわたしは将棋は全くわからないんです。
 前回読んだ際に、美しい将棋というものを理解して読むとなお読み応えがあるんだろうなと、子供向けの将棋の本を読んでみたりもしましたが。。。挫折(涙)。
 今回もまた、将棋が分かればもっとよいんだろうと、思いましたが。。。
 村山さんのような方がいたんだと思うと、胸が熱くなります。
 何度でも読み返していこうと思っています。
 
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usa様 (モリノブ)
2008-03-27 00:17:31
 聖の青春は私もときどき読み返すことがあります。この写真は数少ない、村山聖の一枚です。もともと写真嫌いだったのと、私も弟子の写真はよほどでないと撮らなかったせいもあります。
 決して、将棋に精通する?必要はありません。将棋盤や駒を見ていればいいように思います。(駒はほしいですね)
 村山聖はこれからの時代に、益々貴重な存在になるような気がします。
 人間としての大切な何かが、阿吽の呼吸で伝わってくるからでしょうね。
 これからも「聖の青春」のご愛読お願いします。
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