面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「転失気」 by紫亭京太郎 in落語Kタイム!

2008年05月11日 | 落語
5月12日(月)夜10時(翌日朝10時再放送)
インターネットテレビ net channel KYO
「落語Kタイム」

今回は「転失気」にてご機嫌を伺います。
先週、前回の演題ということでご案内いたしましたが、「親子酒」と順番を間違えておりましたようで、失礼をいたしました!

さてこのお題、「てんしき」と読みます。
江戸時代の医学書に出てくる医学用語だそうで、お医者の間での“符牒”のようなものと言えましょう。

体調を崩した和尚さん。
医者の先生に往診してもらったのはいいのですが、帰り際に先生が、
「“てんしき”はございますか?」
と尋ねたところから始まるひと騒動。
言葉の意味が分からなかった和尚さん、先生に尋ねればいいものを、知ったかぶりをして
「“てんしき”は…ございません。」
と返事を返したものの、先生から
「さようですか。ではそのように薬を調合いたします。」
と言われてしまってサァ大変!
今さら聞くわけにもいかなくなった和尚さん。
お寺で修行中の子坊主・珍念さんを使ってその意味を探ろうと企てたのですが…

いつものように「ほほぉ、こんな噺もあるんや」と興味をもっていただき、プロの話芸へ手を伸ばしていただければ幸いです。
大阪在住の皆さんには、ぜひ天満繁昌亭へ足をお運びいただければと存じます。

まずはごゆるりと、お付き合いください。

アクセスはこちらまで!

http://www.nc-kyo.com/

☆ ご覧の際に ☆
アクセスしてしばらく、何も映らない黒い画面が表示されることがありますが、しばらくすると音声と映像が流れますので、そのままお待ちください。

人寄せパンダ

2008年05月11日 | よもやま
上野にパンダ歓迎されず? 動物園や都に抗議、高額レンタル料反発(産経新聞) - goo ニュース


「人寄せパンダ」という言葉が、上野に初めてパンダがやってきて以降に生まれた言葉だとか。
そらそやな。
カンカンとランラン(確かそんな名前だったような)が日本にやってくるまで、パンダの概念すら日本に一般的では無かったのだから。

その後すっかり日本に溶け込んだパンダであるが、年間1億円ものレンタル費を中国に払っていたとは知らなかった。
だいたい、“借り物”であるという発想はなく、“貰い物”だと思っていた。
レンタルということは、日本が「もうエエわ」と言ったら、中国に返すということだったのか?

確か最初にやってきた2頭のパンダは、日中国交正常化に合わせて、日中友好のシンボルとしてやってきたものだったはず。
そんな平和の象徴のような愛玩動物来日の裏に、しっかりと定期的に日本からレンタル代をせしめる中国のしたたかさが隠れていたとは。
さすがは中国!というところか…

1億円のレンタル代について知らなかった人は多いのではないだろうか。
それが“白日の下にさらされた”結果、反感をかったものであろうことは容易に想像できる。
中国に1億も払うんなら、パンダはいらんからそれを福祉に回せ!という抗議には、非情に説得力を感じる。
和歌山の白浜に何頭かパンダがいるのだから、そのうち2頭ばかり上野に回せばいいのではないか?
しかし白浜のパンダもレンタルだということなので、もしかすると他の場所に移すときには「移籍料を中国に支払う」などという契約があったりして。