面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

野球三昧②-セレモニーにて①-

2006年04月16日 | 野球
というワケで、金本アニキの記念試合を観戦し、引き続いてセレモニーへと突入。
さて、時系列にイベントをUPしていこう♪
…と思ったら、う~む、写真が記事に一つしか掲載できない。。
小分けにしてUPしていくか。

試合終了と同時に、オーロラビジョン(ていう名前やったかな)にはセレモニーに入ります~という案内文が表示され、グラウンドでは準備が進められた。

野球三昧①-セレモニーの前に-

2006年04月16日 | 野球
今週は野球三昧。

始まりは日曜日。
大阪ドームの阪神vs横浜戦。

中盤まではしんどい試合。
1点取っては1点取られ、4点取ったら4点取られ。
救ったのは、希望の星、久々の生え抜きスター候補生・濱中治。

3回裏に一度は横浜を突き放す3ランを放ち、バットは振れていた。
5対5で迎えた6回裏、先頭打者として放った一発!
実はせっかく球場にいながら、この感動のシーンをライブで観ていない。
コバラが空いたので焼きビーフンを食べながら、喫煙コーナーのテレビで観たのである。
シチュエーションはマヌケでも、感動の一発には変わりはない。
焼ビーフンを口一杯に頬張りながら、涙が出そうになっていた。
ハタから観て、絵にならないことおびただしい。
ので、グッと涙はこらえつつ、焼ビーフンを食べきって自席へ。

そして1点リードで迎えた8回裏。
能見と藤川がフラフラしながらもなんとか無失点で抑え、残るイニングはあとわずか。
最終回は久保田が登板するはず。
まだまだ調子の上がってこない彼には、最低でもあと2点は欲しいところ。
先頭打者はまたしても濱中。
さぁ、出るか本日3発目。
ファンの期待は否が応でも盛り上がる中、うねるフォームでバット一閃!鋭いライナーが左中間へ飛ぶ!!
「行けーっ!入れーっ!」
瞬時に立ち上がってメガホン振り上げ、大声で打球を後押しする。
(後押ししてるつもりなワケやね)
惜しくもフェンスに当たってグラウンドに打球が戻ってきた…。
しかし、この二塁打が口火を切って4点追加。
試合を決定付けた。

正に、不死鳥が舞い降り、勝負を制し、我々を導いた、うねり打法。
完全復活と言っていい猛打爆発。
濱中が打つ度に、感動で涙が溢れそうになった。
(焼ビーフン食べてたときだけと違うワケやね)
よくぞここまで戻ってこれたなぁ。
良かったなあ、濱ちゃん。

904試合連続フルイニング出場のメモリアルデーに花を添えた濱ちゃんの豪打。
とにかくアニキの記念試合を勝ちたい!という、選手・ファン一体のドーム中の思いが実を結んだ好ゲーム♪
今年最初の観戦であったが、実に幸先のいい試合であった。

そしてアニキのセレモニーへと続く~。
<写真は試合終了の瞬間>

「セルラー」

2006年04月15日 | 映画
映画が始まるや否や、あっという間に事件に巻き込まれるジェシカ(キム・ベイシンガー)。
見ているこちらも「え?え?え?」と思いながら、極限状態に引きずり込まれていく。
オーソドックスなサスペンスで、矢継ぎ早にハラハラ・ドキドキが連続する。
中盤はカーアクションを中心にした展開で、散りばめられた小ギャグがけっこう笑わせる。

実にスピード感溢れる展開で、最後まで飽きさせずに観客をグイグイ引っ張っていく。
疲れて観に行ったのだが、全く寝るヒマが無かった(苦笑)
ま、多少のご都合主義はご愛嬌ということで♪

「ファンタスティック・フォー」で、ちとおバカなクリス・エバンスの軽妙な演技がなかなか作品のスピード感に合っていてgood。

何も考えずにの中に身を委ねれば、とても単純に楽しめる娯楽作。
こういうのがストレス解消には丁度いいかも。

セルラー
2004年/アメリカ 監督:デビッド・R.エリス
出演:キム・ベイシンガー、クリス・エバンス、ジェイソン・ステイサム、ウィリアム・H.メイシー、ノア・エメリッヒ

「エリザベスタウン」

2006年04月14日 | 映画
同じ映画でも、見る時期によって感じ方が違う。
以前、映画館で観たとき、
「こんな面白い映画があるやろか!」
と感動したのに、数年経ってリバイバル上映の映画館に入ったときには、
「あれ?こんな映画やったっけ?」
と思うことがある。
全く違う作品を観ているような感覚にさえ陥ることも…。

「エリザベスタウン」も、そんな映画とちゃうかな。
去年の映画であるが、前評判も上々、映画好きの友人達の評判も高く、いつも辛口な知人からも悪い話は聞かない。
これはイイ映画だろう♪と楽しみにしながらも、忙しくて中々観れずにいた。
そして上映終了間際になってようやく時間が取れ、正に満を持して映画館へ。

仕事で挫折、彼女にもフラれて自暴自棄状態に追い討ちをかける父親の死。
そんな中での、キャビンアテンダントとの運命的な出会い。
夜を徹して語り合い、仲を深めるが傷は癒えない。
そんな彼の心の傷を癒すための旅を計画したガイドブックを彼女に渡される。
ガイドブックの指示通りに車を走らせ、段々と立ち直っていく。
そして、印象深いラストシーン。

悪くない。
温かい気持ちにしてくれる佳作。
なんや、キルスティン・ダンストて結構かわいいやん。
オーリーも、弓矢の上手い“妖精”だけとちゃうやんか。
あ、でも一番感動的な演技はスーザン・サランドン。
(「デッドマン・ウォーキング」以来の感動を覚えた)

しかし、作品に対する感動は薄かった。。
もう15年早く観ていたら、また違う人生を歩むことになってたんと違うやろか。
そんなことをふと…。

エリザベスタウン
2005年/アメリカ 監督:キャメロン・クロウ
出演:オーランド・ブルーム、キルスティン・ダンスト、スーザン・サランドン、アレック・ボールドウィン

ロードショーモノも。「フライトプラン」「ミュンヘン」

2006年04月07日 | 映画
映画は単館と謳ってはいるが、単館モノばかり観ていても年間観賞本数は増えない。
もちろん、シネコンなんかでかかるいわゆるロードショー系の作品も観る。

かつてとんねるずのオークション番組で、墨痕鮮やかに「女の操」と半紙に書き上げたジョディ=フォスター主演の「フライトプラン」もそんな作品のひとつ。
(ちゃんと小筆で「ジョディ」と書き添えていたあのシーンを何人の人が覚えているだろう!?)
随分話題にもなったし、テレビでもCMかかりまくってたし。

人間関係の書き方などの中身は浅いが、サスペンスとしては画面にひきこまれ、結構単純に楽しめた。
なによりも「母は強し」。
ジョディ=フォスターも、母親役がすっかり板に付いた。
DVDを借りてホームシアターで楽しむ分には悪くはないだろう。

レイトで観に行った「ミュンヘン」も大作系だ。
こちらは何せ重い…。
“暴力”をもって“暴力”を制することはできないという真理は、昔から語られてきたことであり、改めて主人公の口から主張されても困るのだが、イスラエルとパレスチナの間に横たわる“問題”は、そんなコトバで片付けられるような軽いものではないことが、痛いほど伝わってくる。
スピルバーグは歴史の語り部になりたいんだろうか?
ユダヤ人に関することに限らず、時折り歴史的な人種差別問題的作品を作る彼だが、人種差別に対する憎悪を抱いているんだろう。
見ごたえ十分な重厚な作品。
超娯楽作品と、こういう重厚な作品との両極を撮ることで、自分の中でバランスを取ってるんだろうね、きっと。
それにしても、オリンピックでこんな大事件があったなんて、この映画を観るまで知らなかった。
日本にとって、ユダヤ人がとんでもない事件に巻き込まれても「へー、そー」で終ってしまうようなことだったんだろうか。
自分がまだ子供だったということを差し引いてもちょっと考えさせられた。
浅間山荘事件はおぼろげながら覚えていたのだから。

フライトプラン
2005年/アメリカ 監督:ロベルト・シュヴェンケ 出演:ジョディ・フォスター、ショーン・ビーン、ピーター・サースガード、エリカ・クリステンセン

ミュンヘン
2005年/アメリカ 監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:エリック・バナ、ダニエル・クレイグ、ジェフリー・ラッシュ、マチュー・カソヴィッツ

「グレート・ビギン」

2006年04月06日 | 映画
年間観賞本数50本を目指して、時間があれば映画館に突撃しているが、中には期待を思い切りスカされることもあって…。

人間はいつ生まれたのか?
そもそも生命とは、いつ誕生したのか?
生命の“始まり”についての非常に貴重な映像を集めたドキュメンタリー。

確かに、映像は全て貴重なものであることはよくわかる。
人間の胎児が母親の子宮の中で、あんなに表情豊かに“暮らしている”とは知らなかった。
その映像を観るだけでも、大いに価値はある。
であるが、狂言回しが少々鼻について、せっかくの貴重な映像を堪能できない。
NHKで制作される科学ドキュメンタリーの方がいいかも、とさえ思ってしまった。

ま、1000円で観たからイイか。。

グレート・ビギン
2004年/フランス 監督・脚本:クロード・ニュリザニー&マリー・プレンヌー

テキストばっかり

2006年04月06日 | よもやま
根が不精者のため、開設以来ずっとテキストのみ
こんなイラスト文字は入れてるねんけどね→
そのうち写真も載せていくつもりではあるが、いつのことやら
そろそろぼちぼち、そろぼちと載せていきます。
そろぼち…。
吉朝師のHPにあった言葉。
誠に勝手ながら、吉朝師を偲んで使わせていただきます。

桂吉朝という噺家

2006年04月06日 | 落語
野球、映画と書いたので、落語のことを。
桂吉朝という噺家は、世間一般的に言えば知られているとは言えない落語家である。
友人・知人と落語についての話になったとき出てくる名前と言えば、米朝、三枝、鶴瓶、文珍、ざこば…といったところ。
吉朝が出てくることは、まず無い。
べかこの方がまだ出てくる(南光やで!と必ず訂正するのだが)。
ちなみに春団治という名が出ることもあるが、歴史上の人物とゴッチャになってたりする。

かく言う自分も、吉朝を知ったのは、いわゆる「落研」に入った大学1回生のとき。
とある落語会を観に行ったのだが、そこでトリをとったのが彼だった。
演目は「くっしゃみ講釈」。
枝雀のような派手さがあるわけでなく、ざこばのような行き当たりバッタリ風な口調でもない。
米朝ゆずりのオーソドックスな語り口であったが、織り込まれたギャグがスパイスのようにピリッと効いている。
噺が進むにつれ、観客はすっかり吉朝ワールドに引き込まれ、笑いどころでは爆笑に次ぐ爆笑!
一気にオチまで引っ張っていかれ、高座が終ってからも、しばらく呆然としていた。

彼の魅力は、噺が成立した当時の雰囲気を損なわずにサラッと織り込まれる“イマ風”なギャグ。
何百と落語を聞き込んでいくほどに、彼の落語の「粋」に惹かれていった。
「く~っ!そう来るかあっ!」と、一本取られた的気分を味わう快感に魅了された。

去年、彼が急に表舞台から消えたとき、いろんな噂を耳にして心配していた。
高座に復帰すると聞いてひと安心したのだが、まさかその高座が最後になるとは、夢にも思わなかった。
彼の死は文化的損失といっても過言ではない。
「死んだ子の歳を数える」主義ではないが、あまりにも惜しい、あまりにも早い死である。

合掌

「もっこす元気な愛」

2006年04月05日 | 映画
たぶん、かなりの人が知らないかもしれない。
でも、かなりの人に観てほしい。

脳性マヒによる障害をもつ哲也には、付き合って4年になる美穂という彼女がいる。
二人は結婚したいのだが、美穂の母親が結婚に猛反対。
母娘二人で生きてきた美穂は、なんとしても母親に結婚を認めてもらい、祝福してほしいのだが、母親は頑として受け付けない。
二人は、周りの人々の協力を得ながら、美穂の母親に結婚を認めてもらおうとするが、母親は哲也に会おうとさえしない。
結局、美穂の母親の同意は得られないまま、自分達の意志で結婚した二人は、入籍の報告に美穂の父親の墓参りに出かけるが、そこで思わぬ光景にであう…。

純愛という言葉が陳腐に思えてくる。
このドキュメンタリーの前では、どんな恋愛ドラマも絵空事。
終盤、美穂が母親への最後の説得に行くも理解を得られず、打ちひしがれて哲也のもとに帰ってきた夜、部屋で二人が寄り添う姿に涙が止まらない。

それにしても、人間とはこれほど前向きになれるものなのか。
哲也は、脳性マヒによる障害などものともせず、前進し続けている。
「障害者労働センター」の代表を務める彼は、障害のある仲間と一緒に「共生ホーム・元気」と名付けた一軒家に暮らし、より仕事の質を高め、自立した生活を送るために、足でハンドル操作のできる特注自動車を購入し、運転免許取得を目指す。
一途に前向きに、正しいと信じる思いを貫けば、周りを変えていくこともできるのだと、哲也が教えてくれる。

心が少し疲れたとき。
心が傷ついて、キモチが折れそうになったとき。
何も考えずにこの作品を観れば、とめどなく涙が溢れたあと、心がリセットされているのに気付くはず。

もっこす元気な愛
※映画の公式ホームページはありませんが参考になります
2005年/日本 監督:寺田靖範 出演:倉田哲也 ナレーション:辛淑玉

今季の初勝利♪

2006年04月04日 | 野球
神宮球場の開幕カード、3戦目にしてようやく初星がでました
6点取ったところまではTV中継を見ていましたが、江草の粘りのピッチングは見事
要所要所をゲッツーで切り抜ける投球は、安心して見てられました
3回裏はさすがに「同点か…」と覚悟しましたが、青木をどん詰まりのファーストゴロ切って取り、最後はリグスを攻めの投球でストラックアウト(水島新司風)
いやらしい宮本には四球を出してもいいくらいに丁寧に投げ、結果的に四球になりましたが、ヒットだと同点ですからこれは全く問題なし
実に落ち着いたマウンドさばきで、去年中継で修羅場をくぐった経験が活かされていると思います
今年中継を経験しての、来年の能見への期待が膨らむってもんです
それにしてもアニキは4番の存在感を示しましたね
やはり初回の先制点。
天気予報の悪い中、こんな日は先に点を取って、いつでも逃げ切れる体勢を取っておくに限りますが、外角球に強振せず、逆らわずないバッティングで確実に点を取りにいきました
さすがです
8回にも一発が出て4安打。
しかも左打者にとっての流し打ち、左中間最深部に突き刺さる見事な当たり
これで波に乗れたでしょう

そしてもう一人、藤本欠場のチャンスをものにした関本。
初回のナイスな送りバントに、7回の一発。
これが関本本来のバッティング!
今日の打撃こそ、彼の真骨頂です
小技もキッチリこなせ、ツボにはまれば軽々スタンドイン。
このスタイルを確立できれば、史上最強の2番打者も夢ではありません
久保田の調整登板も必要ですのでいたしかたありませんが、できれば江草に完封させてやりたかったですねぇ。
まあこの試合の投球を見れば、すぐにチャンスはやってきます
それにしても久保田の不調が気がかりではありますが、とりあえずは気分よく、広島で借金清算といきましょう