面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

満身創痍の結果

2009年11月11日 | 野球
巨人、投手リレー奏功…日ハムあと1本出ず(読売新聞) - goo ニュース


なんとダルビッシュが右手の指を骨折していたとは!
既に10月末にブルペンでの投球時に指が痛かったとか。
それでもあのピッチングはすごい。

だいぶ前にも書いたが、彼は調子の悪いときは悪いなりにその状態でベストの投球フォームをイメージでき、そのフォームで投げることでベストピッチを引き出すというハイレベルなピッチングができる。
だからこそ、骨折していてもあれだけの投球ができるわけであるが、やはり無茶は無茶。

このオフはしっかり体をケアしてほしい。
彼こそは、今のプロ野球界にとっての至宝であるのだから。


金沢へ。

2009年11月10日 | よもやま
出張で金沢へ。
到着時刻が遅く、とりあえず金沢城へ向かってみたものの、ほぼ真っ暗。

ひたすら歩いていくと、重要文化財である「石川門」の櫓が見えてきた。




坂を上って「石川門」の正面に。



よく考えたら、大阪城のように天守閣があるわけでなく、ライトアップされているのも石垣やこの「石川門」くらいで、全体的にとにかく暗い。

宿へ戻って付近をブラブラしてみたところ、裏手の方には用水に沿った「せせらぎ通り」なる小粋な通りが。




また出張ではなく、フツウに旅行で来たいもんだ。


今季終了。

2009年11月09日 | 野球
巨人、投手リレー奏功…日ハムあと1本出ず(読売新聞) - goo ニュース


春から我々(ワタシ?)を楽しませてくれてきたプロ野球もついに終了。
我がタイガースは早々に今季が終了していたが、楽天とファイターズをそれぞれ応援することで、まあ終盤まで楽しめた。

最近はクライマックスシリーズという愚策によって、シーズン終了間際まで盛り上がるようになり、3位・4位を争うチームのファン達は、以前に比べて長く楽しむことができるが、やはり日本シリーズは、今年のように両リーグの首位チーム同士が対決しないと意味がない。
そんな今季の日本シリーズは、当然(!?)のことながらファイターズを応援したが、一歩及ばず読売軍に苦杯をなめる結果となった。

絶対的エースのダルビッシュを除けば、突出した選手はいないファイターズ。
かたや小笠原、ラミレスに、ケガをして活躍できなかったものの“韓国の至宝”とも呼ばれた(確か…)李と主砲を3門揃え、阿部、亀井、松本と若手も大きく育ち、投手陣もグライシンガー、ゴンザレスの負けない先発助っ人に剛速球ストッパー・クルーンを擁し、野手同様に山口、東野と若手も飛躍し、巨大戦力を誇る読売軍。
戦う前から結果が見えるような両軍の戦力差は、ダルビッシュを欠くファイターズにとって不利なままで終わってしまった。
ファイターズに出たわずかなミスが、パソコンで言うところの「致命的なエラー」となったシリーズであった。

シーズン中、ダルビッシュの故障の他にもインフルエンザ禍に見舞われたりしながらも、チーム全体で穴をカバーしてきたファイターズ。
傑出したプレイヤーがいない分、各選手には求められる役割をきっちりこなすことが勝利のためには欠かせない。
その象徴的な存在が、一般的には一発長打で得点をあげる役割が求められるポジションでありながら、年間たった8本の本塁打しか打っていない4番の高橋。
前の打者が塁に出れば、一発を狙うよりも更に次の打者へとつなぐことを意識していた。
その結果、打線全体が大きな破壊力を持つこととなり、リーグ優勝を勝ち取るほどのチーム力を生んだと言える。

たとえメンバー個々の力が平均的であっても、それが一丸となれば大きな力となることを、身をもって示したファイターズ。
その平均的な個々に“ほころび”が生じると、巨大戦力を相手にするのは難しかったという結末は残念…
とはいえ、優れた組織力を誇るファイターズ。
来季も期待したい!


宴の後

2009年11月08日 | よもやま
この週末、土日の二日間で3つの同窓会に参加し、うち2つは幹事として右往左往。
せわしくも、たくさんのご縁が結べたことに感謝!

それぞれの幹事の皆さんには、本当にお疲れさまでした。
今回のご縁を大切に、これからもよろしくお願いいたします。

心地よい疲れに包まれながらながらの帰路…


くたばれ!ヤンキース

2009年11月07日 | 野球
ヤンキースがWシリーズ制覇、松井秀MVP(読売新聞) - goo ニュース


自分が大リーグに興味を持ち始めたのは中学生の頃。
「ビッグ・レッドマシン」と呼ばれたピート・ローズがまだまだ現役バリバリで、「ミラクル・メッツ」の立役者だったトム・シーバーという大エースがレッズに移籍した、というのが大きな話題になったりしていた。

当時のヤンキースは主砲レジー・ジャクソンがひときわ輝いていたイメージがある。
そしてワールド・シリーズの常連であり、とにかく強くて「くたばれ!ヤンキース」なるセリフをよく聞いていた。
(映画か本か、何かのタイトルだったかもしれないが、おぼろげな記憶しか…)
そんなヤンキースは日本で言えば讀賣のイメージがあり、ピン・ストライプのユニフォームはタイガースのようではあったが、妙に敵意を抱いて見ていた。
そのヤンキースへの対抗心から、リーグは違ったがドジャースを応援していた。
スティーブ・ガービーという大リーガーにしては小柄な4番打者を中心に、なんとなくよくまとまったチームだったイメージがある。
イエーガーというレギュラーキャッチャーがいたが、これが古田の先を行くメガネをかけたキャッチャーで、日本では絶対に見られないスタイルだったので、ただそれだけで「カッコエエ!」と思ったものだった。

そんな思い出があるため、ヤンキースは今でもワールド・シリーズの常連であり、メジャーでも最も強いチームというイメージが強い。
それがなんと、シリーズ制覇は9年ぶりという。
松井のコメントにあるように、彼が海を渡ってからは“世界一”になったことがないというのには驚いた。

今回、シリーズMVPを獲得するほど活躍できた松井。
ケガに泣かされながらも、ここまで登りつめたのは感無量のことだろう。
本人は50歳まで現役でやる!と言っているとか言っていないとか。
しかし今回の活躍で、当面日本に戻ってくることが無くなったことだけは確かなようだ。


「名前のない女たち-企画AV女優10人の人生」

2009年11月06日 | 
「満足度」というより「衝撃度」を5つ星付けたい本。

会社帰りによく行く本屋で、何の気なしに手に取った…というのは少々ウソで、大好きな“サブカルチャー”のコーナーで、多少のスケベ心から手に取ったもの。
一人目に登場するのがよく名前を知っていた結城杏奈だったのだが、そのタイトルが「ホームレス女」とあったことに興味をそそられ、立ち読みを始めたところが…
内容があまりにも衝撃的で止めることができなくなり、キリのいいところでレジへ向かって購入し、そのままカフェに突撃して読み進んだ。

AV女優とは、女性として極限の域にある仕事だと思うのだが、そんな過酷な仕事に臨む女性の内面とはどのようなものなのか。
スケベ心に基づくゲスな興味で読み始めたことに、罪悪感さえ感じるような、凄まじい告白が続く。
「感動」という言葉ではないものが胸を打つ一冊。

40代がモテるという…

2009年11月05日 | ニュースから
【近ごろ都に流行るもの】モテる!?40代男 バブル余韻“肉食”の魅力(産経新聞) - goo ニュース


この記事の“最後のセリフ”に答えるなら、そら無理ではないか?

昔から、社会人の先輩諸氏は「いまどきの若い者は…」と言うものであるが、自分がそう言われていた頃と比較しても、イマドキの若手のおとなしさはどうかと思うところがある。
正に、「イマドキの若いヤツは…」と言いたくなるシーンが多々あるのだ。

自分が若い頃はガツガツしていたものだが、イマドキの連中はそんな気配は感じられない。
また、チャンスが目の前にあっても、自ら動いて事を起こそうという気概が感じられず、ひたすら声をかけてもらうのを待っているようにしか見えない。
運とは、自らの手で掴み取るもの。
竹内まりやの歌にも、チャンスの神様は前髪しか無いというフレーズがあるがこれは至言で、目の前をチャンスが通り過ぎてしまったら、もう捕まえることは困難であり、まず無理だ。

とはいえ、40代の中にも独身は結構いるもので、ただ40代だからと言って男がみんなモテるわけではないので、そこはお間違えの無いように…ご同輩。


そういえば悪魔くん。

2009年11月04日 | ニュースから
玻南ちゃんダメ?…名前受理されず、最高裁へ(読売新聞) - goo ニュース


昔、子供に「悪魔」という名前をつけて、戸籍が受理されないことを不服として争っていた親があったが、あの一家はどうしているのだろう?
そんなことをふと思い出したが、「悪魔」君に比べればなんということはなく、受理されてしかるべきでは?とも思った。
しかし、戸籍法に「名前に使う漢字は常用平易な文字を用いなければならない」と定められているのであれば、話は違ってくる。

とはいえ、もっと難しい漢字を用いた子供の名前が最近は多い気がするのだが、あれは通称名に過ぎないのだろうか。
「玻」という漢字くらい、よさそうな気もする。
そもそも、この規定自体が国民の自由を奪うような気がするのは、安易過ぎる発想だろうか。

上告の結果や、いかに!?


欧米か

2009年11月03日 | ニュースから
厚労相、たばこ価格2倍想定か 「税欧州並みに」(共同通信) - goo ニュース


タバコ税を引き上げることには賛成。
自分が吸わないからでもあるが、広く人々の生活における必需品でもない嗜好品であり、“贅沢税”として徴収してもよいと考えるので。

しかしその前に、いわゆる税金の無駄遣いを一掃してもらうことが肝要であるが…


「マイケル・ジャクソン This is IT」

2009年11月03日 | 映画
マイケル、アルバム22年ぶり1位(サンケイスポーツ) - goo ニュース


マイケル・ジャクソンが一気にスターダムに駆け上がっていった頃、自分は高校から予備校、大学へと進んでいった。
面映い言い方をすれば、多感な青春時代に彼の曲に触れる機会を得ていたということになる。
いわゆる「80年代ポップス」が全盛だった頃である。

当時、ダリル・ホール&ジョン・オーツのファンだった自分は、毎週末に「ベスト・ヒットUSA」を見るのが楽しみだった。
そのランキングの常連だったマイケル。
しかし自分の中で改めてマイケル・ジャクソンの存在を意識するようになったのは、「ビリー・ジーン」が最初だったか。
続いて、「今夜はビート・イット」(邦題はそんなだったと記憶しているが…)のビデオ・クリップで、映画「ウェスト・サイド・ストーリー」風な作りが面白かったが、はっきり言ってそれだけのことだった。

また、この「ベスト・ヒットUSA」で、日本初公開として紹介された「スリラー」のビデオクリップを見たときは強烈な衝撃を受け、その面白さに興奮したもの。
ジョン・ランディス製作指揮の、14分にも渡るそのビデオ・クリップの豪華さに感動を覚えたのは確かだったのだが、それでも「ただそれだけのこと」でしかなかった。
天邪鬼な自分の性格も影響して、全世界で1億500万枚売れたというアルバム「スリラー」でさえ、当時のレンタル・レコード屋で借りることもなかったのだ。
音楽を目指していた当時のツレ連中が、「産業ロック」と揶揄し、見下していたデュラン・デュランのアルバムでさえ借りたというのに。

自分の中ではそんな程度の“扱い”だったマイケルが死んだときは、さすがに驚き、不遇だった晩年に同情を禁じえなかった。
しかし、彼が計画していたコンサートのリハーサル映像をまとめたものが映画になると知ったときは、商業主義の腐臭を感じて興醒めしていた。
今回、シネマコミュニケーターとして、やはりあれだけのアーティストである彼の、最後の姿というものを大きなスクリーンで観ておくに如くは無しとの思いもあり、仕事を終えた週末の娯楽として、シネコンのレイトショーに足を運んだ。

が…!

すごい!
業界風に言えば「ゴイスー!」だが(いまどき言うのか!?)、とにかくスゴイとしか言い様がないくらい凄い!
(これだけ書けば、どれだけ凄いかご理解いただけるか!?)

人並みはずれたダンス。
彼の象徴でもあるムーンウォークは言うに及ばず、身のこなしのキレはとても人間業とは思えない。
これまでビデオ・クリップで数分間のダンスしか見たことがなかったが、今回映画で長時間見たが、今さらながらホンマに凄い。

中盤のギタリスト達との共演も見応え十分!
マイケルの曲があんなにギターのフレーズが効いていると思っていなかったとは、認識不足も甚だしいというもの。

そして、これまた改めて知ったマイケルの“思想”。
本当に心の底から地球を愛し、環境破壊にあれだけ心を痛めていたとは知らなかった。
「We Are The World」に名だたるミュージシャンが集まったのも、マイケルの真摯な思いに皆が心打たれたところ大だったということか。
当時は、イギリスの「Do They Know It's Christmas?」の二番煎じか!?くらいにしか思わなかったのだが、これもまた認識不足だったと言わざるをえまい…

彼は純粋に歌を愛し、また心から人々を喜ばせたいと願い、そのためのエンターテインメントを追求していたのだろう。
ステージで大やけどを負って以来、鎮痛剤が手放せなくなり、常に痛みと闘っていたという話であるが、マイケルが感じていた痛みは、自身の体に生じていた物理的なものだけでなく、彼のピュアな心を知らずに浴びせられる、「ゴシップ」という名の無数の矢が心に突き刺さる痛みもあったのではないだろうか。
心の痛みから逃れるべく、自らの“王国”たる「ネバー・ランド」の奥深くへと、その身を隠し続けていたのかと思うと、いたたまれない。

身も心もズタズタになりながら、それでも痛めつけられる地球を黙って見ていることができず、また多くの人々を楽しませるために、最後の力を振り絞るようにしてパフォーマンスを復活させたものの、志半ばで逝ってしまったマイケル・ジャクソン。
本人はさぞや無念であったろうが、本作を観れば、あのエンターテインメントを見ることができなかった我々も実に痛恨の極み。
せめてこの映画で、彼が残そうとしたパフォーマンスの一部に触れることができるのは救いでった。

ぶっちゃけた話が、自分はマイケル・ジャクソンというアーティストをみくびっていた。
改めて彼が「キング・オブ・ポップ」と呼ばれた意味が理解できた。
そして、マイケル・ジャクソンの「スリラー」が世界中を席捲したその時を過ごしたことが誇らしく思える。

80'sのポップスに親しんだ世代は楽しめること請け合い。
単なるコンサートのメイキングではない、マイケルの“エッセンス”が凝縮された逸品。


マイケル・ジャクソン This is IT
2009年/アメリカ  監督 : ケニー・オルテガ
出演:マイケル・ジャクソン