面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「パーマネント野ばら」

2010年06月20日 | 映画
なおこ(菅野美穂)は夫と離婚し、一人娘のももを連れて実家に戻った。
実家は、母・まさ子(夏木マリ)が切り盛りする美容室「パーマネント野ばら」。
毎日近所の女性たちがやってきては、男の思い出や恋の話に花を咲かせていた。
何度も再婚を繰り返したまさ子は、最後の夫・カズオ(宇崎竜童)と別居中。
なおこは時折、別の女性と同居しているカズオの元を訪れ、家に戻るように諭すも戻る気配は無く、逆にうまく取り成してほしいと頼まれる。
そんななおこは、高校教師のカシマ(江口洋介)と、ひっそり交際していた…

海辺の田舎町にある小さな美容室「パーマネント野ばら」。
旦那の愚痴や元旦那の思い出に恋の話など、多少の脚色(小さなウソ)を交えつつ、連日“オールド”ガールズ・トークを炸裂させるおばちゃん達は、強烈なパンチパーマそのままの強烈な個性の持ち主ばかり。
「チ○コ」だの「一発○○」だの、酔っ払いオヤジも照れるような赤裸々で生々しい下ネタに花を咲かせる彼女達は、いかにも太平洋を望む高知の漁師町らしく開放的でエネルギッシュ。

そんなおばちゃん達の“予備軍”とも言える、なおこの幼なじみのともちゃん(池脇千鶴)、みっちゃん(小池栄子)も、先輩連中に負けず劣らず個性的な人生を送っている。
フィリピンパブを営むみっちゃんは、店の女の子と平気で浮気し、金の無心ばかりする夫ヒサシ(加藤虎ノ介)に頭を悩ませている。
ある日、ヒサシの浮気現場へと車で駆けつけ、相手の女を轢き殺そうとするが、女をかばったヒサシを轢いてしまい、自身も動揺して事故を起こし、夫婦で重症を負って入院する。
病室でも夫とモメて大乱闘を起こすみっちゃんだが、それでもやっぱりヒサシの面倒を見続ける。
一方のともちゃんは恐ろしく男運が悪い。
付き合う男はことごとくダメ男で散々な仕打ちに遭い続け、今はギャンブルに溺れた挙句に行方不明になった夫の心配をしている。

なおこも、結婚生活は続かず離婚してしまい、実家に戻ってきている。
みっちゃんやともちゃんに比べてなおこは、みんなの前では、泣き叫んだりわめいたりして感情を顕わにすることがない。
そんななおこが唯一素直に感情を出せるのは、カシマの前だけ。
しかしカシマとの恋は、お互いの愛情を感じながらもつかず離れずの距離感を保ち続け、もどかしい思いが募るばかり…

それにしても、「パーマネント野ばら」で話題にのぼる男どもも含め、登場する男は情けない野郎ばかり。
それは「土佐のはちきん」を体現するこの町の女連中が強すぎるからなのか、はたまた女性が強いゆえに男は“子供”でいられるからなのか。
原始的な男女のありようがそのまま残っているような風景は、ある種ほほえましい。
と思うのは自分が男だからで、女性陣にとっては腹立たしいものかも!?
そして、情け無い野郎どもばかりの中で唯一人カシマだけは、頼りがいのある男らしい存在であるのだが、それにはある“理由”が隠されている…

みっちゃんが珍しい焼酎が手に入ったと「パーマネント野ばら」にやってきて、なおこが浜辺でカシマとデートしていると報告した瞬間、まさ子も客連中も皆ドキッとして顔をこわばらせる。
みっちゃんが発した「大丈夫!」という言葉で、また元の和んだ空気が戻ってくるシーンがクライマックス。

そこに暮らす人々をおおらかに包み込むコミュニティの温かさに触れた瞬間、懐かしいような気持ちになると同時に涙腺がゆるんだ。
観終わってから、心にじんわりとしみ込んでくるヒューマンドラマの佳作。


パーマネント野ばら
2010年/日本  監督:吉田大八
出演:菅野美穂、小池栄子、池脇千鶴、宇崎竜童、夏木マリ、江口洋介、畠山紬

ワールドカップ

2010年06月19日 | ニュースから
日本、0―1でオランダに敗れる(読売新聞) - goo ニュース


カメルーン相手に1対0で勝利し、俄然期待感が出てきたワールドカップだったが、オランダ戦は惜敗。
せめて引き分けで終れればと思っていたが、負けてしまったのは大変残念。
サッカーについては詳しくないのでよく分からないが、とにかく日本は点が取れないというイメージがあるので、ひたすらオランダに点を取らせなければ!と思っていたが、やはりそう簡単にはいかないもので。

カメルーン戦で勝利したことで、各国のメディアで「日本もケッコウやるやん」的に取り上げられていたが、今回の敗戦はどのようにとらえられるのだろう?
これがアルゼンチン相手だったら、1失点で済んだのだろうか?
それにしてもなぜ、日本チームは点が取れないのか?
また、ラジオの中継を聞いていると終了間際になって攻めたてたようだったが、もっと早い時間から猛攻撃を仕掛けることはできなかったのだろうか?

いろんな「?」を抱いているのだが、とにもかくにも負けは負けであり、次のステージに進める可能性は大きく後退したという厳しい事実だけが残ったことが残念至極。
デンマークには勝つために、とにかく最善を尽くしてくださいということで。


「座頭市 THE LAST」

2010年06月18日 | 映画
逆手居合切りの達人として、裏社会ではその名を知られる座頭の市(香取慎吾)。
タネ(石原さとみ)という伴侶を得て、故郷の村で静かに落ち着いて暮らすことを決意する。
そしてふるさとへと旅立つ日、最後の決着をつけるため、タネを先に行かせて、市を追うヤクザ者との最後の闘いに臨んだ。

これからの平和に向かって歩を進めようとするタネだったが、やはり不安に駆られて市の後を追う。
闘いの場へとたどり着くと、そこには累々と屍が横たわる中、傷を負いながらも激戦を終えて佇む市がいた。
思わず走り寄ったタネが市に抱きついたとき、闘いを傍観していた男が市を殺して名をあげるべく、刀を向けて襲いかかった。
思いもよらぬ偶然によって、タネは市の身代わりとなって刃に身を貫かれて絶命する。

渡世人に決別したその瞬間、愛する妻を失うという悲劇に身も心もボロボロになった市だったが、妻と見た夢を果たすべく、生まれ故郷の村へと向かう。
しかし市がたどり着いたはずのふるさとには、崩れ落ちた無人の廃屋が立ち並んでいるだけ。
居場所を求めて海辺へと向かった市は疲労困憊で行き倒れてしまうが、昔の友人である柳司(反町隆史)に助けられる。
回復した市は、柳司の家に世話になりながら、半農半漁の村で百姓として暮らし始め、徐々に村人達にも溶け込んでいった。
ようやく平穏な生活を手に入れたかにみえた市だったが、やがて村には、悪逆非道の限りを尽くして勢力を拡大している天道一家の魔の手が伸びる…

海外にもその名は響き渡り、熱狂的なファンを持つ「座頭市」。
子母澤寛の随筆集「ふところ手帖」にある10ページ程度の記載をベースに、大映映画で脚本家として活躍していた犬塚稔が脚色したキャラクターは、勝新太郎という名優によって命を吹き込まれ、その後大きく育っていった。

二枚目俳優として期待されたものの、同期の市川雷蔵の後塵を拝してくすぶっていた勝新太郎は、自ら企画・主演した「不知火検校」で“悪の主人公”という斬新なキャラクターで大当たりをとり、続く「悪名」シリーズでアウトロー路線に新境地を開いて一躍スターダムにのし上がったところへ持ち込まれた「座頭市物語」。
居合斬りの達人として裏街道を歩みながらも、表の顔では明るくおどける座頭市の魅力的なキャラクターに心血を注いだ勝新太郎。
ライフワークとなった座頭市シリーズはエンターテインメント性に溢れた娯楽時代活劇となって大衆の熱狂を呼び、座頭市は勝新そのものとなっていったのである。

最後の“勝新版座頭市”が公開された1989年以来、勝の死と共に封印された状態となっていた座頭市が、再びスクリーンに戻ってきたのは2003年。
北野武が初めて挑んだ時代劇でもある「座頭市」は、勝新太郎が作り上げたキャラクターを避け、金髪に赤い仕込み杖というおよそ時代劇にはありえない設定で新たな市を作り上げた。
そのうえで、スピード感溢れる殺陣による大立ち回りと、強い敵との一対一の対決が用意され、賭場や宴席における芸能のシーンも盛り込み、弱い庶民を痛めつける強い悪人どもを懲らしめるという物語の流れなど、座頭市シリーズの基本をしっかり踏襲している。
そしてラストシーンのタップダンスに代表されるように、座頭市におけるエンターテインメント性を、“北野武色満開”で鮮烈に描いた。

2008年には、座頭市を女性に置き換えて“離れ瞽女”という設定を創造し、綾瀬はるか主演で「ICHI」が公開された。
こちらも、スピード感溢れる殺陣をベースに多勢に無勢の大立ち回りと腕の立つ敵との一対一の対決という座頭市の基本パターンを踏襲しているが、大沢たかお演じる十馬という市を支えるキャラクターを加えたところに大きな特色を示している。
ここで描かれる市は笑顔を浮かべることはなく、深い悲しみと孤独を抱き続け、我が身を守るための居合斬りで敵を倒し続ける。
一方、某藩剣術指南役の父を持つ十馬は、いかにも“お坊ちゃま育ち”の人の良さで笑顔を振りまく明るい性格で、しかもとある理由により剣を振るえない。
この対照的な二人を置き、座頭市の持つ二面性を分担させるという手法を用いて新たな世界を構築した。

北野版「座頭市」も「ICHI」も、旧来のシリーズには無い新機軸を打ち出してきた。
翻って今回の「座頭市 THE LAST」は、勝新版を避けることなく真っ向勝負を挑んでいる。
それは「THE LAST」と銘打っただけあって、シリーズの最終作とするための坂本監督の意気込みの現われだろう。
そして、本作をもって座頭市のキャラクターを“封印”するべく、勝新版座頭市では成就することのなかった“愛”を一度は実らせながら突き崩し、悲哀に満ちた無敵のヒーローではない人間臭さを漂わせている。
また、香取慎吾の特性と言える滲み出るような明るさが、本家・座頭市に通ずる軽さとおかしみを作り出している。

私見の余談ながら、ラストシーンに映りこむカモメの動きが強烈な印象を残している。
撮ろうと思っても撮れるものではない面白い動きに驚いた。

これで座頭市も、いよいよフィナーレ…



座頭市 THE LAST
2010年/日本  監督:阪本順治
出演:香取慎吾、反町隆史、倍賞千恵子、加藤清史郎、高岡蒼甫、ARATA、工藤夕貴、寺島進、中村勘三郎、豊原功補、ZEEBRA

「アウトレイジ」

2010年06月17日 | 映画
関東一円に勢力を張る巨大暴力団組織・山王会。
会長・関内(北村総一朗)の邸に一門の幹部が集結し、会合を開いていた。
その席上で関内は、若頭の加藤(三浦友和)に、直参の池元組組長・池元(國村隼)と門外の村瀬組との蜜月関係について苦言を呈する。
加藤から村瀬組を“締める”よう指示された池元は、その配下の大友組組長・大友(ビートたけし)に“任務”を丸投げした。
意を汲んだ大友は、村瀬組がバックについている「ボッタクリ・バー」に引っかかった客として組員を送り込み、“喧嘩”を吹っかける。
ちょっとしたキッカケで始まったかに見えた小競り合いは、やがて組織と男達の生き残りをかけた、凄まじい抗争へと発展していく…

「本当に久しぶりにマトモな映画を撮ったな」
というのが率直な感想。
「その男、凶暴につき」や「BROTHER」、「ソナチネ」などで、映画監督として世界的な賞賛を浴びることとなった「暴力の理不尽」の描写が冴え渡る。

また、これまでの彼の暴力モノは、比較的少ないセリフで、“静かな狂気”がこみ上げてくるようなテイストが特徴的だったが、今回は大きく方向変換された。
相手を威嚇し罵倒する凄まじい怒号がジャブのように打ち込まれた後、激しい暴力描写のカウンターパンチが炸裂するという、新機軸の演出が面白い。
面白いのだが、相変わらず観ているこちらが痛くなるようなシーンの連発が、“痛いシーンヘタレ”な自分にとっては少々難点。
まあ、それこそが、北野武が描きたかった「リアルな暴力」なのだが、マトモにスクリーンを観ていられないこともしばしばで、音やセリフ、叫び声や怒声などを聞きながら、画面に視線を戻すタイミングを図るのに力が入って肩が凝る…

それにしても、深作欣二監督亡きあとの日本映画界で、これほどリアルで正統派のヤクザ映画を撮れる監督があるだろうか。
かつてのヤクザ映画とは、鶴田浩二や高倉健が演じる侠気が喝采を浴びる、任侠の世界を描くものだった。
そんなヤクザ映画に新たなジャンルを切り開いたのが、深作監督の代表作である「仁義なき戦い」シリーズであり、そこに描かれたのは侠気ではなく、暴力による“凶暴な空気・気配”としての「凶気」であった。
親分子分や義兄弟といったウェットな人情は消え去り、金と力に支配された、乾いた非情の世界の中で繰り広げられる狂気にスポットが当てられたのである。

そしてその「乾いた狂気」を、北野監督のヤクザ映画が引き継いだ。
しかしそこに描かれるリアリティは、その質を異にしている。
「仁義なき戦い」では、挿入されるナレーションによって「非情なヤクザの抗争」という“事象”のリアリティを持たせているが、北野監督は観客の痛点を強烈に刺激することで、暴力という“行為”に真実味を持たせているのである。
そこには、暴力とは決して許されるものではないということを、鮮烈に脳裏に焼きつけさせようという強い意志を感じる。
暴力の残虐性を忌み嫌う北野武が、暴力映画を撮るためのネタ帳「映画でやりたい殺し方ノート」を持ち歩き、思いついた酷い殺害方法をメモするという逆説が痛快だ。

「TAKESHI'S」「監督ばんざい」と、立て続けに鬱屈した感情を吐き出し、スクリーンいっぱいに撒き散らすような作品を送り出してきた北野監督が、久方ぶりに“マトモ”に撮った「正調ヤクザ映画」。
しかしそこに描かれているヤクザの行動は、決して「ヤクザの世界」に閉じた特殊なものではないことを感じて憮然としてしまう快作。


アウトレイジ
2010年/日本  監督:北野武
出演:ビートたけし、椎名桔平、加瀬亮、國村隼、三浦友和、石橋蓮司、小日向文世、杉本哲太、北村総一朗、塚本高史、中野英雄

「アイアンマン2」

2010年06月16日 | 映画
アメリカ政府と兵器開発の大型契約を結ぶ軍需産業のトップ企業・スタークス社。
その最高経営責任者であり、天才的な発明家で研究者でもあるトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)は、自ら開発したパワード・スーツ「アイアンマン」として、自社兵器にまつわる陰謀を阻止。
そして自分がアイアンマンであることをメディアに発表、熱狂的な喝采を浴び、世界的なヒーローとなった…

そんなトニーの“勝手なヒーロー行為”が問題視された。
一個人が強力な武器を持つことは国家を脅かすものだとして、国からパワード・スーツを軍に引き渡すよう命じられるが、アイアンマンと自分自身は一体であり切り離せるものではないとしてこれを拒否する。

一方、ヒーローとして脚光を浴びるトニーの姿を、憎悪の目で見つめる男がいた。
ソ連時代トップレベルの科学者であった父を持つ、ロシアの天才的科学者・イワン(ミッキー・ローク)。
一撃で金属を真っ二つにしてしまう武器を身に付け、突如トニーが参加するモナコGPに出現。
トニーが乗るレーシングカーを破壊して襲いかかるも、“携帯型アイアンマン”に変身した彼に敗れ、イワンは警察に収監される。
ところが、スターク社を追い落として軍需産業のトップにのし上がろうと企む武器商人・ハマーがイワンを“力ずく”で救出、アイアンマンに対抗できる新兵器の開発に取り組ませた。

名声が高まる一方のトニーだったが、人知れず問題を抱えていた。
胸に埋め込んだ「アークリアクター」から発生する毒素が、彼の身体を蝕んでいたのだ。
遠からず死を迎えることを悟ったトニーは、突然CEOの職をアシスタントのペッパー(グウィネス・パルトロウ)に譲り、経営から退いてしまう。
唐突な人事に困惑する周囲をよそに、トニーは半ばヤケになって自分の誕生パーティーで享楽に溺れて顰蹙を買い、自暴自棄になりつつある彼に、謎の組織が近づく…

とんでもない規模の資産と、とんでもなく優秀な頭脳を持ち、能天気で目立ちたがりで、大の女好きでメカ・オタクな大企業の社長が、“副業”でヒーローやってるという、斬新でユニークなキャラクターが痛快!
単純明快で軽快なテンポで進むストーリー展開に、何も考えずドップリとスクリーンに没頭!
そして何よりも、精巧で緻密な設計と洗練されたデザインのマニアックなマシンが、スクリーン狭しと暴れまわる見事なVFX映像が最高!
ハリウッド作品の王道・覇道を行くSF娯楽大作が遂にやって来た♪

1作目は「アイアンマン誕生譚」として、トニーの“ぶっ飛んだ”キャラクターの紹介と、パワードスーツのダイナミックなアクションを中心に描かれ、やや軽めなアクション作品として仕上がっていた。
今回はトニーの父親が重要な鍵を握って登場し、また父と息子の絆が意外な形で結ばれるエピソードが挿入されることで、物語に“奥行き”と“深み”が加味され、味わい深い作品となっている。

「レスラー」で見事な復活を遂げたミッキー・ロークによる、凶悪キャラクター・ウィップラッシュの怪演や、レザースーツに身を包み、その美貌だけでなく美しいアクションを見せる謎の美女・ブラックウィドーを演じるスカーレット・ヨハンソンのスタントも見所。
また、前作のラストシーンで、大阪弁で言うところの「なんちゅう出方すんねん!?」という状態でほんの少しスクリーンに映ったサミュエル・L・ジャクソンも、満を持して登場。
「おちゃらけセレブ野郎」トニーの、エエ歳こいて未熟な人間性が成長する様を見守る役どころが面白い。

そして何と言っても、本シリーズのメインである「アイアンマン」が、更にグレードアップするところが堪らない!
「マーク6」まで進化したアイアンマンは、丸かったアークリアクターが三角形になっているところがミソなのだが、その変化に至る過程が泣かせる話になっている…

これぞ映画の醍醐味!
大きなスクリーンで存分に味わいたい、SFアクションの大傑作♪


アイアンマン2
2010年/アメリカ  監督:ジョン・ファヴロー
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、グウィネス・パルトロウ、スカーレット・ヨハンソン、ミッキー・ローク、ドン・チードル、サム・ロックウェル、サミュエル・L・ジャクソン

ワールドカップ

2010年06月15日 | ニュースから
日本、1―0でカメルーン下す…勝ち点3(読売新聞) - goo ニュース


基本的に普段サッカーは見ないのだが、ワールドカップの試合はさすがに気になるもの。
それでも今日、試合があることを完全に忘れていたので、風呂上りに来たサッカー好きの友人からのメールで気づいて、テレビをつけたら勝っていてビックリ!
結局そのまま試合終了まで見てしまったが、勝って何より。

リードしていてあと少し…となってから、いつも相手に競り負けているようなイメージがあるので、最後までどうなることかと思っていたが、今回のチームはケッコウ最後まで集中力と体力が途切れずに最後まで粘りの試合ができたのではなかろうか。
この粘りがタイガースにも欲しい…
(結局野球のことに結びつくわけで)

それにしても、ワールドカップで国外の試合で勝ったのは初めてだとは驚いた。
やっぱり弱いよなぁ。

次がオランダ戦だとか。
(やっぱりよく知らないわけで)
今日負けてたら、連敗であっけなく終っていた可能性大だったところを、まだ期待がつながったのは恭悦至極。
オランダに引き分けでもできれば、次に進める可能性も!?


本塁打厳禁

2010年06月13日 | 野球

ロ9―8神(13日) 井口がサヨナラ本塁打(共同通信) - goo ニュース


以前、藤川のグローブには「本塁打厳禁」と刺繍してあった。
まだ「守護神」とされる前のことだったが、大事な場面のリリーフで手痛いホームランを打たれたことを肝に銘じ、戒めるために特注したもの。
今はもう無いのか?
先の札幌での日ハム戦といい、不用意に長打をくらうシーンが増えているのは、長年のリリーフ登板による“勤続疲労”が原因か?
登板数だけで見れば、中日の岩瀬の方がよっぽど酷使されているが、安定感は藤川よりも高い。

最近の藤川に欠けているのは、「細心の注意」と「最後の詰め」ではないだろうか。
150km/hをはるかに超える速球を投げ込むことができ、ストレートを待っている打者が空振りするような豪速球が投げられる藤川が、岩瀬と比べて安定感が低く感じられるのはこの点であろう。
今、グローブに刺繍していないのなら、再びセ・リーグとの対戦に戻る前に、「本塁打厳禁」をメーカーに発注してもらいたい。


引っ張られる足

2010年06月12日 | ニュースから
事務所費疑惑 蓮舫・川端両氏も追及へ 自民、質問主意書を提出(産経新聞) - goo ニュース


新たな内閣が発足すると、閣僚のアラがあぶり出されるというお定まりの図式は、一体いつから始まったのだろう?
どちらの「事務所費疑惑」も前々からあった話だろうに、両氏が大臣に就任した途端、まるで初めて発覚したかのように「攻撃報道」が始まる。
出所は政敵である自民党方面と考えるのが妥当ではあるが、もしかすると民主党内の両氏を良かれと思わないグループからかもしれない。

出所はどこからでもよいが、政治家同士の足の引っ張り合いでしかない話に喜々として乗っていくマスコミの、「報道」というものに対する姿勢はいかがなものか。
天下国家を論じるのではなく、個人的な問題(国家レベルから見れば瑣末な話)をあげつらってチマチマ攻撃するという、市井のウダ話のような「報道」には辟易する。

「政治家に大物がいなくなった」とマスコミが嘆いたりするが、かくいうマスコミ自身にも「大物記者がいなくなった」と思うのは、気のせいだろうか?
記者のブログと化した新聞に、誰が金を払うだろう。


JRのダイヤが。

2010年06月11日 | よもやま
神戸の用事を済ませるべく、夕方大阪駅から乗った快速が、西宮を出た途端に急停車。
駅を出てすぐ、最後尾の車両で異音がしたために車両点検するとのことで立ち往生している間に、後続の新快速がこちらの電車を抜いていったときには、不意に殺意を覚えるほどの怒りが込み上げた。
結局、予定よりも20分以上遅れて目的地に着いたが、こんなことなら後の新快速に乗ればよかったと、必死で駅構内を走って快速に駆け込んだことを呪った…

そして帰り。
今度は大阪行きのダイヤがグチャグチャになっている。
…今日はもう、そういう日だと諦めた。