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正月特訓

いろいろな塾のパンフレットを見ると、正月特訓というのがありますね。

だいたい3日間ぐらい。さすがに元旦は授業をしない、というところが多いようですが、元旦からやるという強者もありますね。

正月特訓で3日間ぐらい勉強したって、そう効果はない?と思われるかもしれませんが、正月だからいいんです。

日本人は正月に勉強したり、仕事したりしていると、憐れむ習性があるみたいで。

「あら、かわいそうね。」とか「あら、大変ね。」とか。

私もよく元旦から仕事、と言ってそういわれました。でもね。ほんとは通勤もガラガラだし。

で、子どもたちもそういう扱いを受ける。ので、その分、気合が入るというか、やっぱり、今年は特別だと。

12歳の子どもたちですが、まだ入試というものを特別体験しているわけではないので、それがどういうものか、よくわからない。だいたい模擬試験の延長戦ぐらいにしかとらえられていないでしょう。

しかし、正月まで塾に行く?ということになると、これはいよいよだなあ、という感じになっていいのです。

私は正月は本番に似せた試験をよくやってました。

12月31日に受験票を渡し、1月1日に試験、1月2日に合格発表。俗に元旦模試。

まったく入試と同じシミュレーションをここでやります。だから手を抜かない。受験票を作り、合格発表も受験番号でやる。(ついでに補欠まで発表して。)

「落ちること」を恐れないようにしたかったのです。これは子どもによりますが、もう落ちるのが怖くて、今から自分で理由を作っている子までいるのです。(勉強しないのがその理由ですが。)

入試は落ちる方が多いのです。それを怖がっていても仕方がない。だからシミュレーションする。「落ちたって、君たちは変わらないよ。」ということを経験させるのですね。

やる方は元旦から採点でしたが、まあ、子どもたちが少しずつでも気持ちを太くできれば効果はあるというもの。

だから正月特訓は決して意味がないわけではないのです。(もちろん、各塾の工夫にもよりますが。)

中身を聞いて、出るか、出ないか、決められたら良いのではないでしょうか。3日間ですが、他の講習よりも案外効果があったりするのです。

やはり日本人に正月は特別なのでしょうね。

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