過去問は何年分やればいい？

過去問の季節です。

いや、本当はもうずっとやっていないといけないのですが、ここのところで、受ける学校が決まったり、変わったりすると、ここから過去問をがんばらないといけなくなります。

過去問は、普通７年ぐらいが今は収録されているでしょうか。１０年収録されている本も多いようです。で、どう計算しても１０年やる時間はない、という場合もあるかもしれませんね。少なくとも第一志望、第二志望については１０年分、３回やるというのがいいのですが、そんな時間はないかもしれません。

で、まず全部１回やるというやり方が考えられます。

しかし、これは本当はあまり勧められないのです。

なぜか。

実は過去問というのは、できるようになることが大事だからです。全部やったはいいが、合格点がとれない年が続くと、子どもとしても自信がなくなるし、実際にやりたがらなくなります。これは問題。だから、夏休みから始めて、この時期３回目に入ると、さすがに３回目ですから、満点がとれる、よし、いけるぞ、とまあ、そういう流れにしたいところなのです。


ですから、時間がなければ少なくとも２回やれるようにしてください。１０年分１回よりは５年分２回。３回目は、まあ、精神的におまけみたいなところがありますから、３回目に行かなくてもいいでしょうが、２回は必ずやって、できるようにすることが大事です。

最初にやると、合格点がとれないかもしれません。慣れていないし、傾向もよくわからない。それでは、なかなか進みません。だから例えば２年分やったら、２年分やり直す。１回やって復習して、もう１回やるというのを最低１週間に１回の流れでくみこんでください。まだ５週間は入試まであるでしょうから、あせらずしっかりやってください。

時間に余裕がある場合でも、社会はそれほど前にさかのぼる必要はないでしょう。データが変わってしまうところがあり、それを間違って覚えてしまってもいけませんから。５年分で十分ではないでしょうか。

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