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暗算と計算力

昨日、評判になっている暗算の本がテレビで紹介されていました。

2ケタ×2ケタの計算が、暗算でできるようになる、2ケタ×1ケタはあっという間。という本です。

書いたのは東大医学部の6年生。岩波さん。

本人も算数、数学が大好きで、子どもたちに算数の楽しさを知ってもらいたい、ということで出した本だそうです。

暗算は、私も大事だと思います。

最近はなかなか計算力を鍛える機会が減ってきました。算数の説明を先生からしてもらって36×6=216だから、と言われてそれがピンとこない。

え、っと、と思っている間に先生の説明が次に行ってしまう。追いついていかないのでしょう。

その意味では、3・4年生の間にこういう暗算法を知っておくのは大事なことです。

ただ、実際の算数の入試問題では、もっと細かな計算が必要です。だから、暗算でできるような問題ではありません。むしろきちんと計算式を書いて、正確に解けるように練習しておかないといけない。

分数や小数を扱うわけですから、むしろ正確さが必要になるわけで、暗算を間違ってやってしまうと案外気づかず進んでしまってあとでやっかいなことになったりするものです。

5年生、6年生になれば、やはり数式をきちんと書き、またたての計算式も書いて、正確に計算できるようにすることがのぞましい。

ただ暗算を知っているとこういう式を立てた計算でも圧倒的に速くできるので、暗算は力を発揮します。

3・4年生のみなさんには、この冬、ぜひマスターしてもらいたい1冊だと思います。



6時間でできる!2ケタ×2ケタの暗算―岩波メソッドゴースト暗算
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小学館クリエイティブ



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