中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
偏差値で合格を測ると失敗することがある
4月に入ると早くも模擬試験が始まってきます。
で、この模擬試験なのですが、基本的に1種類の試験ですべての学校の判定を出す。だからいろいろ問題分野を分けたり、簡単な問題から難しい問題まで幅広くし、しかも問題数も多くするわけですが、しかし、所詮1種類。
それで判定を出すともう統計的に処理するしかないわけで、結局正規分布と合格者の分布を比較して合格可能性を出すことになるわけです。
ただ、志望校の出題傾向が模擬試験と大きく違う場合、合格可能性を偏差値で測ると失敗することがあります。
というのも、出もしない細かい知識ができなくても何の問題もないだろうし、逆に国語は記述しか出ないのに他の形式の問題ができてもあまり意味がない、ということがあるからです。
特に今年は各校とも、それぞれの出題傾向をさらに明確化してきたところがあり、いろいろな問題を解いてそこそこ偏差値が取れたからといって入試問題ができるかどうかはわからない。
やはり志望校の出題傾向に合わせた対策をして、例えば過去問である程度点数が取れていくようにならないといけないのです。
模擬試験のデータはだから、ひとつの参考にする、という程度にとどめておくことが大事。
数ポイントの違いなど本番ではふっとんでしまいますから、あまりこだわらないようにしてください。
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