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めんどくさがる子


小学校3年生ぐらいから、子どもはそれなりに自分のやり方というものが出てきます。

それまでの間は割と親の言うことを聞いていた子が、そうではなくなる。まだ反抗期と言えるほどではないにしろ、結構手を焼く方も多いかもしれません。

で、特に問題なのは、「やるべきこと」をめんどくさがる場合。

塾に行き始めると宿題が増えるし、復習もしないといけないわけですが、そのひとつひとつが面倒だ、というのでやらない。

で一度やらない癖がついてしまうと、なかなか進みません。

そういう場合、いくら叱ってもなかなか実行できないので、最初は一緒に勉強するというのがひとつの方法です。いっしょにやって、できれば褒める。叱るよりも、やらせて褒める、という繰り返しが一番効果があります。

ただ、働いているお母さんも多い昨今、なかなか一緒に勉強する時間がとれない、というので塾や個別指導に出されるケースが増えているようです。

しかし、単にその場の時間をやり過ごしているだけの場合もあるので、その場合は塾や個別指導の先生と良く打ち合わせをして、なるべく一緒にやってもらい、褒めてもらうように仕向けてください。

それでも、先生と一緒じゃないとやらない、ということにはなるかもしれませんが、それでも少しずつ進んでいくでしょう。最終的には、本人がやらなきゃ、と思うようになるのでそれまでの間に叱りすぎて親の方がいやにならないように気をつけてください。


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省力化の道筋(2)


省力化という点でいえば、学校別対策はその最たるものかもしれません。

合格実績を上げている塾で考えてみると、やはり非常に学校別が細かい。かなりいろいろな学校に向けての授業を組んでいるところが多いのです。

で、他の学校も受けるから、その学校の問題ばかりができるようになっても、と思われる向きがあるかもしれませんが、どうせ通う学校は1校だけなので、一番行きたい学校に合格できればいいわけです。

さらに言えば、やはり行きたい学校に向けての勉強は子どもたちの気持ちが強く出る。

他の問題はあまりやる気を出さないのが、第一志望の過去問は気合いが入る、と言う子は少なくありません。

やはり同じ問題でも取り組む姿勢が違えば、結果も自ずと違ってきます。

さらに一番行きたい学校の対策をすることによって、理解は自ずと広がっていってやがて考える力がついてくれば、他の学校の問題に対してもある程度は適応できるようになる。

だから、早くから志望校を決めて、学校別対策をすることが一番効果が高いのです。

カリキュラムが終わるのが早くなりましたから、それまでは基本を中心に勉強し、カリキュラムが終わったら学校別対策に力を入れる。

これで大分、省力化ができるようになります。

力をつけるためには、まずやる範囲を絞り込んで自信をつけることが大事なので、早めに第一志望を決めて学校別対策に取り組んでください。


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基礎から応用へ
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問題量が多いから、急がない
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省力化の道筋


昨日、こんな記事を書きました。

中学受験の出題範囲

さかのぼれば、日本進学教室あたりから中学受験範囲の拡大が始まったと考えてみると、その間半世紀。いろいろな問題が発明され、世に問われ、それが標準問題と化すという過程を経て今の受験体系が作られてきました。

そろそろもう極限かな、という感じはしています。まだまだこれからも、見たことのないような問題は出てくるだろうが、そういうものをすべて網羅するような対策自体が最早、常軌を逸していると言わなければなりません。

では、どうやったら省力化できるのか?

まずひとつのヒントは「すべてのパターンを網羅する」勉強の仕方をやめる、ということだと思うのです。

これはやったからできる、これはやらなかったからできない、ということは本来はない。

考える力があれば、以前に見たことがなくてもその場で解ける。逆もまた真で、やったからといってできるとは限らない。

だから、基本的に考える力をつける、ということに目標を絞る、ということだと思うのです。

もちろん公式とか、解き方というのはある程度知らないといけないところはあるわけですが、それをなるべく絞り込む。その上で、多少どんな問題が出てこようが、その場で対応できるようにすることです。

じゃ、そのためには?

やるべき問題を絞ってじっくり考えさせる、ということがすべてだと思います。

急いでたくさんやらせようとするから、対応力ができない。むしろその問題の構造を解き明かせるような、そんなものの考え方ができるように練習する。そのためにはああでもない、こうでもない、と試したり、図を描いたり、もしかしたら全部書き出したり。

1問に15分、20分とかかってしまうかもしれませんが、それでもいいのです。研究するのに時間を限るところはないでしょう。

そうやって考える訓練を積んでいき、別にテキストの問題をやらなかろうと、過去問10年分できなかろうとかまわない、と考えれば案外省力化の道筋は見えてくるのではないか、と思います。

ただし、それは家庭が考えないといけない。

どちらかといえば塾は物量作戦に出ているところが多いので、その方法と一線を画さないといけないでしょう。


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気体の発生に関する問題
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4月18日の問題
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個別指導でのポイント


中学受験の個別指導、というのはやはり特殊な範囲なので、対応できるところとそうでないところに分かれます。概ね一般的には公立高校受験の個別指導が多いわけですが、近年は中学受験に対応する個別指導も増えました。特に集団塾が個別指導もいっしょにやっているケースがあるでしょう。

しかし、当然のことながら個別を取れば、さらに子どもたちの拘束時間が増え、かつ、また復習をしなければならない時間が増えるのです。

これを無視すると、「勉強する時間」=「塾や個別指導に行く時間」になってしまいがちになり、子どもたちの理解度はさらに曖昧さを増してくるわけです。

良く聞くのは、集団指導でわからなかったことを、もう一度個別で復習するケース。

ということは、当然、自分で一度やってみてわからなかったことが明確になり、それを聞いているのだろう、と思いがちなのですが、実はそんな時間がない。

ただ何となくわからないかな、と思うから聞く。講師の方も最初からこの辺だろうと見当をつけている部分はあるでしょうが、結果として本人自身が自分で考えていない分、よく分かったかどうか、曖昧さが残るのです。

あくまで個別指導というのは、自分で復習して確認した後の方が効果があるわけです。ただ成績が悪いから、個別に出す、ということでは、本当の対策にはならない。

そこを考えないと、ただ個別指導の時間と請求書の金額が増えるだけの話になるわけで、まずは何を習うのか、しっかり絞り込んでいくことが大事です。


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多様性
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過去問をやるのはまだ早い?


そろそろいろいろな学校の問題が出版されはじめています。でも、まだ早い、と思われているかもしれません。

あるいは塾の先生が「自信をなくしてもいけないから」と止めている場合もあるかもしれません。

しかし、やはりどんどんやった方が良いのです。

せっかくカリキュラムが早く終わったのだから、そのメリットは早く過去問を始められることではないか、と思うのです。

本来はカリキュラムが終わってから過去問を取り組まないとわけがわからないところがあるわけですが、一通り終わった、ということは過去問は解ける、ということなので、それは早めに動いた方が良い。

で、どこを受けるのかを決めていれば、過去問の研究が始められ、その対策を考えることができるわけですから、当然、そろそろ第一志望は絞り込んでおかないといけないのです。

成績が上がってから、という考え方は目標がない分なかなか上がっていかない。

しかし、ここに合格するんだ、という目標があれば、少なくとも到達点はわかるわけだから、そこに向かって後何をやればいいのか、対策が具体的になります。

対策が具体的になる、ということは、さらに自分が身につけなければいけない力がはっきり見えてくる、ということなので、勉強に気合いが入りやすい。

なので、早いということはありません。第一志望が決まっているのなら、少しずつ進めていきましょう。

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知識は漢字で覚える
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4月16日の問題
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塾の送り迎え

塾の送り迎えはいろいろ議論があるかもしれません。

特に6年生になると、本人自身が「自分で帰ってこれる」といいはる場合もあるでしょう。

確かにそれはその通りなのですが、しかし、やはり危ないものは危ない。

本来、夜遅く小学生が歩いているべきではないのです。しかし、塾は遅くまでやっているから、どうしても夜9時過ぎに子どもたちが歩いているわけで、なるべくならば安全な方法を考えた方が良いでしょう。

別にこれは過保護ではないと思います。

子どもたちどうしてそういう会話がなされることもあるでしょうが、しかし、ことが起ってからでは遅い。

塾もそれなりに安全に気をつかっているとは思いますが、家まで送ってくれる塾がそうたくさんあるわけではないでしょう。

それなりに工夫は必要だと思います。

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第183回 復習型の塾で予習をする?
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植物を育てる
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過去問は時間をはからない

過去問をやるとき、最初のうちは時間をはからない方が良いでしょう。

時間をはかれば、最後まで行かないことが多くなります。そうすると、考えもせずに答えを見たりしないといけない。

これは勉強としてはあまり良い方法ではない。自分でしっかり考えて、それなりに時間を使ったことで、解説を読むとよくわかるのです。

試験だから時間をはかるのが当たり前だと思っている方が多いかもしれませんが、試験の練習は模擬試験でやればいいのです。

過去問をやるのはどんな問題が出たのかを研究するため。

研究には時間がかかるものだし、解法をいろいろ考えて試していかないといけない。

だから時間をはかってはいけないのです。

少なくとも最後まで問題をやってから、答え合わせをしてください。

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場合の数の問題
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わかったフリをする子

別にわからなければ、わからない、で良いと思うのですが、「わかった」という子がいます。

やはりこれまで学校の勉強とかで、苦労したことがなかった。だから、塾の勉強をしていても、「わからない」ということがいけないことのように思う。

授業を聞いていない、わけではないでしょうが、それでもわからないことはわからない。

わからないからわかる努力をすればいいだけのことであって、何もすぐわからなくてもいいわけですが、そう思いこんでいるフシがあります。

小さいころから、期待されて育っている分、なかなかそのフリが直らない。

が、結果として、それはわからないことを積み重ねてしまうので、相当わからなくなってしまうのです。

これは親が十分注意をしている必要があります。

本当にわかっていない、と見つけて「わかっていないでしょ?」と攻めてはいけない。

もうこの段階で子どもたちは怒られていると思ってしまうから。(実際に怒られているかもしれませんが)

だから、なぜ「わかったフリ」がいけないのかを良く教えてあげることです。

わかったフリをしてしまうと、どこまでいってもできるようにはならない。

ここに気がつくと、ちゃんと質問ができたり、もう一度テキストを読み直したりして、自分で勉強する力がついていきます。


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やるべきことを早く終わらせよう

これは大人も同じかもしれませんが、やらなければいけないことをついぐずぐず後回しにしてしまう場合があるでしょう。

やらなきゃいけないことはわかっている、でも、他にやりたいこともあるし。

どうせやらなきゃいけないから、後からやろう、みたいな気持ちはだれでもなるものです。

しかし、それが後から自分の首をしめる。

最後、また明日ね、ということになって、同じことの繰り返しになってしまったりするものです。

だから、とにかくやるべきことは早く終わらせるように仕向けていくことが大事です。

その代り終わったら追加は無し。

「あら、早く終わったなら明日の分もやれば」

って、まあ、本人がその気ならそれでもいいですが、せっかく早く終わった後の時間はご褒美にしてあげてください。


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4月12日の問題
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ノートをつめて書かない


いろいろな先生がノートの使い方を指導していると思います。それぞれ工夫があって、後から復習をしたり、覚えやすいように工夫されていることも多いので、ぜひ活用してほしいわけですが、最も大事なことだと思うのが

つめて書かない

ことでしょう。

ノートにぎっしりと文字が並んでいる。小さい文字で、まあ、よくこんなに細かく書くなあ、と感心してしまいますが、あとから書き足せない。

ノートというのはその場で書く、ということも大事なことですが、やはり後から見直すことで役に立つ。

その場合、気がついたこと、あるいは新たに調べたことなどを、付け加えておきたい。しかし、つめつめで書くともう入りません。

また、小さい文字で書くから読み違える、ということも起きてしまう。

あまり大きな文字で書く必要はないが、やはり多少なりとも余裕のあるノートであれば、あとからいろいろ細工がしやすい。

ということで、1行おきに書くぐらいがちょうど良い、と思います。


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