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工夫しない子

勉強をするとき、自分なりの工夫をする子とそうでない子がいます。

例えば来週のテストのために、3ページ分の知識を覚えないといけない場合。

そのテキストをじっと見つけて勉強する、という場合もあるでしょうし、自分でテストを作って、解答練習をする子もいれば、カードを作って覚え直す子、あるいはノートの左と右に分けて練習をする子、などいろいろあるでしょう。

結果を出すためには当然、そういう工夫があってしかるべきですが、そういうのをあまりやらない子がいます。

覚えたかどうかを確かめる、という作業もせず、ただじっとテキストを見つめていても仕方がない、と思うのだが、やり方を変えないのです。

別に不真面目なわけではありません。そうやることが一番良いと思っているらしいのです。

結果が悪いと、普通は練習方法が悪かったのでは?と考えるのですが、どうもそうではないらしい。

覚える努力が足りなかった、ぐらいにしか思わないようです。

やり方によって、当然短時間で終わり、かつ結果が出る方法はあるわけで、それをなるべく自分なりに工夫できるように、相談してみてください。

ただし、本人はこれがベストと思っていますから、「~しなさい」では変わりません。

この辺がすでに難しくはなっているが、その分、こういう子は納得するとすぐやり始めるので、しっかり話すことが一番大事です。

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競争が好きな子ばかりではない
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帰国子女の一般受験
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相対的比較と絶対的比較

例えばある教室に90人の6年生がいたとして、1クラス15人の編成をすると6クラスになります。

で、もともと中学受験自体は全体の6年生の12%ぐらいしか受験していないので、この90人自体が僅差の集団なのです。

しかし偏差値を出すために、この僅差の集団も平均を50として正規分布に置き換えてしまいます。結果としてその子どもたちが1位から90位まで並んだとすると、90位の子どもと1位の子どもではそれこそ雲泥の差がついている、というように考えてしまいがちです。

実際に組み分け試験というのは、その並びで決まるわけで6番目のクラスにいる子どもたちが1番目のクラスにはなかなかいけないでしょう。これが相対的比較です。

では、どのくらいの実力差があるのだろうか?ということになるとこれはまた違う話です。

例えばやさしい問題を解いたならば、たぶんこの90人の生徒の差はさらに小さくなってしまい、100点満点のテストをしてほぼ全員が100点みたいなことになったりします。

逆に難しい問題を出したならば、90人中80人ぐらいができなくて、10人ぐらいができた、ということもあり得るでしょう。

これが絶対的比較です。

で、偏差値にしても順位にしても常に相対的比較をしているので子どもがどのくらいできるようになったか、実は大変わかりにくくなっているのです。

先の例でいえば6番目のクラスは何もわかっていない?ような印象があるかもしれないが、そうとも限らない。もちろんわかっていない子もいるでしょうが、そこそこわかっている子もいるはずなのです。

ところが相対的比較ばかりをしていると、その子ができるようになっているという事実を見過ごしてしまいがちで、さらに言えばそういう子どもたちは褒められないから、いつまでたっても「できるようになった」という自信を持てなくなります。

組み分けテストの落とし穴はここにあります。

あまりに長く相対的比較ばかりに目を向けていると、子どもたちの自信がいつまでたっても培われない、というようなことが起こるので、そこは親の側がよく考えていった方が良いでしょう。

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決めたことはちゃんとやろうよ、とは言うが…
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5月10日の問題
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寮生活で得られるものは大きいだろうが・・・

学生寮のある学校は全国にいくつかあります。

地方の学校では、なかなか近隣だけで優秀な学生を集められない、ということもあり、学生寮で生活ができるように準備しています。

もちろんそれだけ費用もかかるわけですが、しかし、中学1年から親元を離れて生活する、ということはまず相当にしっかりするということは間違いない。

何より親が側にいない、ということは自分でいろいろなことをやらないといけない。

やってもらえない、ということは自分でやるチャンスを得るわけで、これが子どもたちの可能性を伸ばすわけです。

また友だちや先輩たちにいろいろ刺激を受けて、家にいたら「やっちゃだめよ」と言われそうなことも挑戦できるから、ますます自らの可能性を伸ばすことができるわけですが、しかし、人気がありません。

誰に?

お母さんに・・・。

したがって寮のある学校は本当にひとにぎりしか残っていない、というのが現状のようです。

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電気に関する問題
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魅力的なグラウンド

いろいろな私学に見学に行かせてもらって、立派な施設をたくさん見てきました。

立派なホール。映画設備まで用意されていて、実際にいろいろな名画を見る会があったり。

大きな工作室があって、小さなヨットまで作れたり。

立派な理科実験室。パソコンの設備。かと思うと、食堂。お弁当を作らなくてもいい、という点ではこれはお母さんにとって魅力的かもしれません。

しかし、男の子達にとって最大の魅力はやはりグラウンドと体育館のようです。

最近は緑化されたグラウンドも増えてきて、それを見るだけでも「いいなあ」と思います。

昔は土のグラウンドばかりだったが、今は人工芝を使っているところも多くなりました。

また体育館もバスケット、バレー、バドミントン、ハンドボール、まあ、いろいろな競技に使われている。

そういう競技をやりたいと思っている子どもたちにとっては、それもまた大きな魅力になるでしょう。

確かに設備はいろいろ整えることができるが、広いグラウンド、というのは土地の広さですから、ある意味一番贅沢な部分なので、やはりそこに魅力を感じるのは当然かもしれません。

広い土地で子どもを育てるとのびのび育つといいますが、確かに学校の敷地の広さは学校選びのポイントかもしれません。

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受験の途中で海外転勤が決まる場合
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5月8日の問題
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計算ミスが多いとき


常に調子が良い、ということはありません。例えばある月の組み分けテストで、計算ミスを連発する、なんてことがあるものなのです。

で、こういうときにあまり深刻になってもいけないが、さりとて「何もしない」というのもいただけない。

やはり何らかの原因があって、それがピークに達しているから、こういう現象が起るのです。例えば心理的に何かプレッシャーがかかっているとか、あるいはこれまでていねいにやらなくてもまあ、何とか持っていたのがついに破綻を来すようになったのかもしれないわけで、それこそ良く原因を見極める必要があります。

そして大事なのは何か手をひとつ打つこと。

計算する場所を指定してもいいし、あるいは計算を必ず見直すというルーティンを加えてもいい。

このミスの連発に対して対策を講じ、その上でまた結果を検討すればいいのです。

その対策が効果を発揮しなければ、また何かを考えればいい。

叱ってもしかたがないし、「気合いが入ってない」という根性論はあまり合理的ではありません。

具体的に何をしていくか、何を変えていくかを検討しながら、子どもたちに自信を取り戻させる、ということが大事なのです。

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組み分けの順位
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あと1駅
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連休が終わった後は

楽しいゴールデンウィークも今日で終わり。

楽しい時間を過ごせたでしょうか?結構昨日まで特別講習で、今日はじめてゆっくりできるんです、みたいなこともあるかもしれません。

いずれにしても明日からはペースを取り戻さなければなりません。しかし、これは大人でもそうですが、そう簡単に日常のペースに戻れるというわけではない。

ここは意識してがんばろう、と思わないと「ま、いいか」で心が折れてしまう場面が増えてしまうものです。

だから、最初にひとつの目標をしっかり達成してしまうことです。例えば漢字の練習をやり遂げる、でもいいし、計算練習を予定通りこなす、でもいいでしょう。ひとつ達成することでリズムが取り戻せれば、あとはその延長線で進むことができる。

何事もまずひとつ達成することで、本人には自信が生まれペースを取り戻すことができるので、難しいことはさておき、まず簡単に達成できることからスタートしてください。


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第186回 勉強は、続くものだ
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5月6日の問題
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ここが追いつくチャンス


毎週カリキュラムがたくさんあって、結構早いスピードでがんばってきたわけですが、ここにきて、復習することが多くなりました。

結局、学校別が始まる前までは、カリキュラムの基本を復習するしかないわけで、じゃあ、ゆっくりやればいいじゃない?とも思うのですが、カリキュラムがそうなっている以上、仕方がないところがある。

だから、ここが追いつくチャンスなのです。

いままでもうひとつわかっていない速さの問題とか。

納得できていない浮力のところとか。

そういうものを自分なりに復習するチャンスなのです。

しかし、当然のことながら、塾にはまだカリキュラムがあり、組み分けテストがあるから、それを無視できないところがある。

ただ、それに振り回されていると、本当にひとりひとりが自分の不得手を克服することができなくなります。

できるようになったところは、できるんだから、それはちょっとおいて、これから夏休みまで「自分の得手不得手」をチェックして、わからないところをしっかりカバーしてしまいましょう。

ここで基礎力ががっちり固まれば、あとは学校別傾向の勉強をすることで応用力は確実に伸びていきます。

あくまで本人のどこをカバーするかをしっかり考えて勉強を進めていきましょう。

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速さに関する問題
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慶應と早稲田を両方受けちゃいけないの?
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話したい子


子どもは結構いろいろなことを話したいとは思っているのです。

小さい時は、親がどう思うかはあまり考えない。もうばっと頭に浮かんだことはすべて話したいと思っているところがあり、だから、学校から帰ったら一目散で話し始めるみたいなところがあるでしょう。

しかし、大きくなってくると、だんだん相手の反応が気になってくるので、まあ、この話はいいかな、みたいなことになってくるわけです。

しかし元のところは、やはり聞いてもらいたいと思っているものですから、この休みは、ぜひいろいろな話を聞いてあげてください。

なるべく子どもたちが話すように仕向けていけば、元から話したいところはあるので、たくさん聞いてあげることができるでしょう。

ある意味それを子どとたちは楽しみにしているかもしれませんね。

子どもたちの話をいっぱい聞けたら、それは良い休日になった、ということです。

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理科実験の経験
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5月4日の問題
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本は好きなものから読むのが良い

本を読む子、というのは何をガイドラインにして本を選んでいるのでしょうか?

誰かに薦められた、とか、あるいは何かの本に載っていた、とかいくつか理由はあるでしょうが、しかし、やはり「読みたい」という気持ちにさせられた本を読んでいるのだと思うのです。

ところが、本を読まない子に対して「〜を読みなさい」みたいな読書指導をしても、きっとその子は本を読まないだろうと思います。なぜなら、本人が読みたい、と思っていないから。

この読みたい気持ちを起こさせるというか、引き出すことが読書指導の肝要なところであって、何も古典的な作品を無理やり読ませることではないのです。

よく読書感想文の宿題、とかあって、まだ自由に本を選べるのならいいが、課題図書みたいなものが決められると、もうやる気が出ない、ということがあると思うのです。(ないですか?)

これも、本当に自分の興味から本を選べているのではないから、ちっとも楽しくはないわけです。読書というものは、楽しくないといけないし、そこからいろいろ自分の興味が広がるから、勉強にもなるわけで、最初のきっかけはとにかく楽しくしないといけない。

例えば子どもたちを連れて図書館へ行ったら、なるべく時間をかけて子どもたちが本当に読みたいと思うものを選べるまで待っていることです。そしてもっと大事なことは、子どもたちが選んだ本に文句を言わないこと、だと思います。

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学校はとっととあきらめる
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出題傾向に合わせて出かけるところを考えてみると
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この学校に行きたいという気持ち


小学生が受験勉強をする、というのはやはり大変です。

それほど体力がまだついているわけではない時期に、遅くまで勉強をしたり、休みの日に塾に行ったりテストを受けたりするわけで、それをしんどいと思わないわけがない。

で、何のためにこんなしんどいことをやっているのか?ということになれば、それは合格するため、ということになるわけですが、どこに?が結構決まっていない。

もちろんいろいろ考えないといけないことはあるわけだけれど、それがなかなか決まらない、ということは、勉強に対するモチベーションにも影響することになるのです。

やはりこの学校に行きたい、という気持ちが強くなれば、勉強しなきゃ、という気持ちもまた強くなる。

そこが曖昧であったり、「別に公立でも良かったのになあ」という気持ちがあれば、当然勉強に対する意欲が強くなくても仕方がない、ということになるのです。

妙な遠慮や、妙な心配はいらない。

そんなに思い詰めて、もし入らなかったら、みたいなことを心配するよりは、シンプルに狙った方が良いと思うのです。

この学校に行ってラグビーをやるんだ、というのもありだろうし、ここでロボットを作るんだ、というのもありかもしれない。

そういうシンプルな夢をしっかり持って、受験勉強に臨んだ方がやはり気概が違うことになるように思います。


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熱量に関する問題
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5月2日の問題
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