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何ができていないかを知る

これまで毎月、組み分けテストを受けてきて、結構なデータがたまってきています。

しかし、ともすると偏差値や順位、クラスに目を奪われてしまって「最も肝心なデータ」を見落としている可能性があるかもしれません。

「最も肝心なデータ」とは、つまり「何ができていないのか?」ということです。

毎月、1ヶ月近くの学習を通じて、「できたこと」と「できないこと」が出てきています。

で、すでに一旦すべてのカリキュラムが修了した以上、あとは「できないこと」をいかに「できる」ようにするか、ということが目標になるわけです。ということは、何にスポットライトを当てなければいけないかは、明確でしょう。

「できないこと」です。

それはどこでわかるか、といえば、明らかに過去の組み分けテストが物語っている。

また、子どもたちが間違う癖も、答案には明確に残っているでしょう。

そういうところをまず、データとしてとらえないといけません。

順位や偏差値が気になるのはわかりますが、これら、組み分けテストの本当の目的は「何ができていないのか」を知ることです。

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これから私立が大学入試には有利?
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今日の慶應義塾進学情報

学部構成
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慶應進学オンライン
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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優先順位

その日にやってしまわなければいけない勉強を書き出します。

さて、どれからやろうか?

これは仕事でも同じでしょうが、難しそうな、面倒なことから手をつける場合と、その逆にまず簡単に片付くところから始める場合とに分かれるでしょう。

どちらにしていますか?

お薦めするのは、やさしいことから手をつけること。

難しいこと、面倒なことは、心が折れる可能性が高い。だったら、折れる前に片付くものは片付けてしまう、というのがいいのです。

それで結局、難しいこと、面倒なことはなかなか手がつかないかもしれません。

でももしかしたら、本当はそれは必要ではないかもしれない。(特に受験勉強ではそうです。仕事はそういうわけにはいかないでしょうが。)

そんなのできなくたって、大丈夫じゃない?

と思う課題はけっこうあったりする。

やはり、入試に出て、かつ、それができないと合格しない、ということからやっていくべきでしょう。

入試に出たって、みんなできない、と思われるものは、別にできなくたって平気ですから・・・。

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第188回 してくれる塾とくれない塾
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中学受験 算数オンライン塾

5月20日の問題
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覚える技術


知識は覚えないとできないので、いろいろな過程で覚えてもらいます。

で、その成果を試すためにテストをしたりするわけですが、明らかに覚えるのが得意な子と得意でない子がいる。

得意な子は、やはり覚え方というのを自分なりにマスターしているところがあって、「これだけ覚えてね」と課題を出して、十数分もたつともう覚えてしまっている、というようなことができます。

ところがそうでない子もいる。

練習して覚えたつもりなのだが、いざテスト、ということになると合格点がとれない。塾ではよく再テストというのがあるわけですが、これに必ずと言っていいほどひっかかる子がいる。でも本人は別にさぼったわけではない。ただ、覚えるのが下手なのです。

で、こういう子はかわいそうだ。やはり自信を無くしてしまう。だから、覚える技術を教えてあげる必要があります。

覚える、ということは結局思い出すきっかけができればいいわけです。

歴史の年号なんかも、思い出すきっかけとして語呂合わせができているわけで、何でも同じです。

とにかく思い出すきっかけを作ればいいのです。これはぜひ一緒に練習してあげた方が良い。そうやって、覚える技術を身につけるだけで、一気に成績は上がるのですから。

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平面図形の問題
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普通部ばかり?
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答えを当てる子

確かに答えはきれいな方が採点しやすい。

3桁分の2桁みたいな分数になると、採点する方でもミスが出てしまう可能性があるから、答えはやはりきれいな整数にしたい、と誰もが思うでしょう。

それを逆手にとる子がいる。

「だいたい、答えは12の倍数なんだよ。」

とか。

「90か、100ぐらいじゃない?」

とか。

まあ、確かにその通りなところはあるわけで、いくつか条件に当てはめてみると答えが出る場合はあるわけです。

で、記述式なら減点の対象になるわけですが、答えだけの採点の場合は満点になる。

それで味をしめて、答えを当てる子がいます。

しかし、それはやはり邪道なわけですが、そうせざるを得なくなっている場合があり得るのです。

もはや、わからないことだらけで、それに唯一光明を見出している。

そうなる前に状況は改善されなければなりません。

○がついているからといって安心してはいけないところではあるのです。

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中だるみの時期
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中学受験 算数オンライン塾

5月18日の問題
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塾に行くのが楽しいか?

塾に行くのが楽しい?

そんなばかなことがありえるわけがない。本当ならゲームをしたり、テレビを見たりしていたいところを、わざわざ夜遅くまで勉強しに行くわけだから、そんな、楽しいわけがない。

と思われているとしたら、それは違います。

そんなつらいところならば、きっと子どもたちは勉強を続けることができないでしょう。もともと体力もないわけだから、そんなに遅くまで続くわけがない。

また塾も厳しい指導ばかりをしていたら、子どもたちがどんどんやめてしまうことは当然知っているわけで、だから、それなりの工夫をしているわけです。

で、一番大事なことは「わかるおもしろさ」「解ける楽しさ」があるか、ということでしょう。

小学校の勉強は残念ながら知っていることばかり、だけれど、塾の勉強は知らないことがたくさんあるので、おもしろい、という子どもたちは少なくありません。

これはやはり「わかるおもしろさ」が、子どもたちにとって心地よい経験であることを物語っています。

そして勉強を続けていくコツはやはり「わかるおもしろさ」「解ける楽しさ」を感じ続けられるようにしていくことなのです。

これは家の勉強でも同じこと。

できなかった問題ができたときは、誰でもうれしい。お母さんに言いたい、ものなのです。

もちろんやらなけばいけないことはたくさんあるわけですが、しかし、できればこういう経験をなるべく多くできるように勉強を組み立てていくと子どもたちの気持ちは前向きになります。

復習に効果があるのは、この楽しさを引き出す機会が多いからなのです。

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国語の空欄は作らない
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親が思うほど・・・
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できることをしっかりやろう

もともと受験勉強はきりがないのです。

例えば1日何時間勉強しようが、それで完全ということはない。土台完全、などということ自体が幻想であって、みんな、自分ができることをしっかりやった結果で勝負をするしかない。

だから、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、と思ったところで、できないのだったら考えない方がよいのです。

よく終盤で、受験校の過去問が終わりません、という話を聞きます。

普通に考えると、6校受験するとして、4教科で10年分だとこれで240回分あるわけで、例えば9月から毎日1つずつやっても終わらないのです。

だから、終わらない、ということを苦にしてはいけない。

できるところまでやって、あとは勝負するしかありません。

もちろん早めにいろいろなことをやっていくのは大事なのだが、だからといって、ひとつひとつがいい加減になるようではかける時間がもったいないのです。

受験勉強は焦ったらだめです。

焦る気持ちはもちろんわかりますが、しかし、でも焦ってはいけない。

お念仏のように

「できることをしっかりやろう」

と唱えて、不安を打ち消してください。

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光に関する問題
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中学受験 算数オンライン塾

5月16日の問題
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本当にわかっているか?


結構なスピードでカリキュラムが進んでいるので、そうすべてがわかっている、というわけにはいかないでしょう。

それでもある程度肝心なことはわかっていてほしい、と思うのですが、毎週毎週新しいことを習っているので、それもままならない、ということはあるでしょう。

そうなると、やはり家庭の方である程度優先順位はつけておく必要があると思うのです。

例えば知識を覚えれば何となかる、と思えるものは今でなくてもいい。

もちろん、組み分けテストで点数が高くはなりませんが、そう何もかも不安、というよりは、「これだけは本当にわかっている」というものを作っていった方が良いのです。

最近の塾はすべての教科の先生が専門化しているので、なかなかそういう科目的な手抜き?ができないところはありますが、しかし、とはいってもやはり限界はある。

だから、「これはもう仕方がない」と思うところも必要なのです。

これはわかっている、というものをしっかり作っていき、何がまだなのか、も明確にしていくことが、最終的に詰めのところで追い込みが利きやすいので、メリハリをつけていった方が良いでしょう。

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つらいときは休めばいいのです。
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急がせてろくなことはない
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子どものエネルギーは突然、途切れる

だんだん大きくなって、体力もついてきている子も増えてきました。

しかしながら、とはいってもやはり小学生である、ということは間違いない。子どもたちと合宿とかしていて、今さっきまで思いっきり騒いでいた、と思ったが、そのあと「気持ち悪い」とか言っていることがよくあります。

これは、エネルギーが途切れた証拠。

少し休んでいると、また回復したりするわけですが、基本的に本人が思っているほど、体力が続くわけではありません。

しかし、いっぱしにいろいろなことができるようになっている分、親もつい、そう思ってしまいがちです。

特にこれからの季節は気をつけた方が良いでしょう。

塾の方は、夏休みまでそれほど大きなイベントがあるわけではないが、学校の方は運動会があったり、修学旅行があったりするわけで、それはそれなりに子どもたちもがんばるわけでしょうが、その結果として突然エネルギーが切れる。

そうなったらもう休むしかないわけですが、しかし、休みたくない、から無理をする。無理をして結構体を壊したりするものです。

繰り返しになりますが、まだ小学生です。

体力がそんなに続くわけではないので、よくよく様子を見て、休むところはしっかり休ませましょう。

特に睡眠時間は大事です。

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親は教えない方が良いのか?
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中学受験 算数オンライン塾

5月14日の問題
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1問15分がんばれるか?


よく、じっくり考えさせましょう、というお話をします。一つの問題をいろいろとやってみて、最終的にどういうやり方にせよ自分で解けた、ということは大きな自信になるし、その過程が思考の訓練になっているからです。

しかし、最近は1問15分もがんばりきれない、という子どもたちが増えています。やはり結果を求められることが多いからでしょう。「わからない」「じゃ、次ね」みたいな進み方をしているから、そんなにじっくり時間をかけたことがない。

だからもう5分過ぎるころからは、飽きている、状態に突入してしまっている。

これではあまり効果がないのは事実でしょう。

しかし、問題はこと受験勉強に限らず、いろいろなことに対して辛抱が利かない、ということになってくる。

ゲームは大丈夫だろう、と思っていたら、そんなことはない。

ゲームも「あ、無理」で終わってしまっている。

これは少し考えた方が良さそうです。

最初から15分は無理でも5分でも10分でも少しずつでいいから時間を長くすることです。

なかなかあきらめない、というところまで来れれば一番ですが、そうでなくとも多少なりともがんばれるようになればいいのではないでしょうか?

そうやってみるとゲームでもがんばれるのはひとつの大事な資質ですね。

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第187回 どうやったらできるようになると思う?
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こだわる力
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がんばればできる、というわけにはいかない


割と「がんばればできる」という言い方はこの業界まかり通っているような気がするのですが、こと中学受験について言えば、そう簡単ではない、と思うのです。

まず基本的に内容が難しい。

普通に考えれば中学生が勉強する内容を小学校5,6年生がやっているわけだから、かなり厳しい内容なのです。小学校の勉強だけでは、差をつけられない、ということで「小学生でもできる」という視点で問題を作り始めたから、まあ、いろいろ工夫、算段が積み重なって、よくよく考えてみれば本当に独特の世界が出来上がっているのです。

だから中学受験は塾で勉強する、ということが一般的になってきて、その分公的なものとはかけ離れている部分があるから、子どもたちにとっては本当に大変な話。

みんな、それなりによく頑張っている、と思います。

だから、がんばればできる、という安易な考え方は捨てた方が良いでしょう。

頑張ってもなかなかできるようになっていない、というのは現実的な話であって、途中を相当なスピードですっ飛ばしているから、定着していない部分がたくさんあるのです。

例えば、小数と分数の混合計算をテーマにした回期はどの塾にもあるだろうが、十分に練習を積んでいる、わけではないし、慣れてもいない。
もちろんやり方や決まりは教えているが、こういうのは何回か繰り返し練習することで定着していくわけで、その時間的余裕が与えられなければ、当然できるようにはなっていない。

しかし、次の週にはもう違うカリキュラムがやってくるわけだから子どもたちからすると「ちょっと待ってよ」といいたいところはたーくさんあるだろうと思うのです。

したがって勉強の仕方、時間の使い方、いろいろな工夫をしないと、子どもたちの力を引き上げることはできません。常に合理的な練習方法は何か、ということを考えていかないと、ただ子どもたちが追い詰められていくだけです。

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数の性質に関する問題
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中学受験 算数オンライン塾

5月12日の問題
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