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好きな科目を伸ばす

教科の成績にばらつきがある子が多い時期です。

で、できない科目、というのは本人が好きではない科目であることが多い。例えば国語の勉強は読むのが面倒だ、答えを書くのも面倒だ、というのでやらない。

一方、国語の好きな子は「文章を読むのが楽しい」といって国語をやりたがる傾向にある。

だから親としては「もっとできない科目を勉強して欲しい」と思うでしょう。

しかし、まずは好きな科目を伸ばす、というので良いのです。いずれにしてもできない科目はやらないといけないが、それには覚悟が必要だ。苦しいことを乗り越えないといけない。

だから好きな科目で勉強のやり方というのを、しっかり経験してもらうのが良いと思うのです。

勉強はやれば、覚えれば、問題ができるようになるのだ、ということが体感できれば、嫌いな科目の勉強の仕方も段々わかってくる。

まずは成功体験をすることが大事でしょう。


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容積に関する問題

6年生の教室から
答え合わせをしっかりやる

今日の慶應義塾進学情報
基本を大事に







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遊びたい子

ある6年生に放課後、1週間に友だちと遊ぶ時間があるか?と聞いてみると

「ない」

と言う返事が返ってきました。

「それでつらくないの?」

というと

「別に。」

他に遊ぶことがあるので、友だちと遊び時間がない。まあ友だちと学校で遊んでいるからそれで十分、という話でした。しかし、まあ、遊んでいることには変わりはないか。

で、やはりずっと毎日仕事をしていると、そりゃあつらくなるのと同じで、毎日ずっと勉強していると、つらくなるでしょう。

どこかでそのバランスがとれないといけない。

そういう時間の使い方のメリハリができないと、やはり成長にはバランスを欠くことになる。受験生ですから勉強を優先するのは当たり前ですが、しかし、やはり「遊びたい」という気持ちは誰もが持っているものなので、うまく息を抜く方法を考えてみるのも大事なことでしょう。


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個別指導

5年生の教室から
本を読む習慣をつける

中学受験 算数オンライン塾
3月20日の問題







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何ができないか

早いところでは、そろそろ受験カリキュラムが一通り終わるころでしょう。

そんなに早く終わらなくても本当は良いのだが、せっかく早く終わったのであれば是非やっておきたいことがある。

それは、これまでのテストデータを吟味して、「何ができないか」「不得意なことは何か」を明確にすることです。

その上で志望校の学校別傾向に照らし合わせてみる。

不得意でも、出ないことはあまり気にしなくて良いのです。

問題は

「良く出て」

「不得意なところ」

な分野。

これを優先して潰していくことで、合格率は上がっていきます。しかし、そのためには当然のことながら志望校が決まっていないといけない。

そろそろ第一志望は決まってこなければ、次の対策に進めませんから、しっかり考えておきましょう。


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なぜ急ぐ?

6年生の教室から
学校別演習バインダー

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慶應入試説明会







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山の登り方はいろいろある

パパママ塾は塾関係者にはあまり評判が良くない。

「せっかく教えたのに、違う解き方を覚えている」

「突然方程式を使われても、そんなに簡単に解ける問題はない」

等々。

自分のやり方、教え方にこだわると多分、そういう話になってくるのだと思うのですが、私は山の登り方はいくつもあると思います。

中学受験の場合、入試問題が小学校の勉強と大きくかけ離れる。だから、まったく違う内容を勉強しないといけないわけですが、そのデータはすでにいろいろなところに出ている。

だから家庭でお父さん、お母さんが資料をそろえて教えることだって当然できるのです。

最近は復習型の塾が増えてきました。予習の面倒を親が見るのは大変だ、ということからそういう話になっているのですが、そうなると予習を一切しない。

ということは予習のやり方がわからない子ができる、ということでもあるのです。

本来、自分が勉強しなければいけないことは何かを考えて、いろいろやることを絞るわけですが、塾が予習するな、塾が指示することだけをやれ、という風になってきて、指示待ちの子どもたちが圧倒的に増えています。

また指示待ちであるから、自分で工夫しない。

ある子は塾のテキストを全部やらないといけない、と言われて悪戦苦闘したが、しかし元々終わらないぐらいの量がある。だったら間引くという発想が出てもよいが、「やらないといけない」と言われることばかりに気を取られて、どんどん自分が苦しくなっている。最後は思考停止です。

子どもの状況に合わせて、今何をやるべきか。次に何をやるべきか。そういうことを親子で考えながら進むと、やらなくてもいいことが結構たくさんあることに気が付くでしょう。

元々子どもたちにはそんなに体力がないのだから、効率良くやるのは当たり前の話。

歯を食いしばってやっても、できないことはできない。だから工夫が必要なのです。


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気体発生に関する問題

5年生の教室から
国語の答えは問題集によって違う場合がある

中学受験 算数オンライン塾
3月18日の問題







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寮のある学校の狙い

全国には寮のある中高一貫校があります。

その代表的な学校のひとつに鹿児島のラ・サールがあります。先日そのラ・サールの理系志望者が増えて、文系のクラスが1クラスのなるかもしれない、という話を聞きました。

ああ、そうかと思いました。

先日以下のような話をさせていただいたのですが、その状況に気が付いたご家族はすでに手を打っている。

地域格差

そして各地域の寮のある学校には、きっと医学部を目標とする生徒が集まってきているのでしょう。

それなりにしっかり結果が出ている学校もあれば、まだまだ、というところもあるでしょうが、しかし寮を作って全国から生徒を集めようとしている学校はやはり、医学部をしっかり目指すカリキュラムや体制を考えているのです。

だとすれば、医学部を目標とするのであれば、地方に住んでいても中学受験の可能性を考えてみるのが良いかと思います。

実際に関東の進学校に、通わせている地方の家庭の子がいます

中学の間は保護者の元から通うということが条件ですが、お母さんと子どもが東京に単身赴任すればいいだけのことなので、浪人して大変な想いをするよりもこの時期に手を打ってしまった方が良いかもしれません。


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歴史の出題形式

6年生の教室から
宿題のない塾

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2017 慶應中等部の算数







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算数の誤った学習法

例えばあるパターン問題を習うとします。

例えば通過算。パターンを考えると
1 人の前を通過する場合。
2 トンネルなど長さのあるものを通過する場合。
3 別の列車を追い抜く場合。
4 別の列車とすれ違う場合。

と4つ考えられる。だから、まあ、多くの問題集はこの基本パターンを練習することになるわけですが、たまに同じパターンで数字が変わっている問題が5題も6題も並んでいる場合がある。

これは危険です。

子どもは、最初は問題の本質を知っていたかもしれないが、この練習をやると数字を置き換える問題の練習に変わってしまう。480mのトンネルが600mの鉄橋に変わって・・・、と目がそちらに向くから問題の本質から遠ざかってしまうのです。

あえて同じ問題を繰り返さない方が良いのです。手を変え、品を変え、いろんな形の問題をやる。同じパターンにはまらないようにすることで、その問題の構造をしっかり捉え、数字を変える、というような発想にならないようにする。

同じパターンを繰り返す練習は、考える力を削ぐ可能性があるので、十分気をつけてください。


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第263回 自分で勉強をやらない子は中学でもやらない

5年生の教室から
映像の効果

中学受験 算数オンライン塾
3月16日の問題







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私立進学後、落ちこぼれる

間もなく入学式。

入試が終わって楽しい日々が続いたでしょうし、入学後もいろいろと楽しいことがあるでしょうが・・・。

しかし、楽しいことばかりは残念ながら続かない。やがて小テストが始まり、あるいはレポートもあり、そして中間試験となっていく。

でも、何となく勉強する時間がなく、クラスメイトもそんなに勉強している様子もない。

まあ、大丈夫じゃないの?と思っているうちに、返ってくるテストの点数が見たことないような点数になっている。

ここで、気が付けばまだ救いがある。実は勉強していないようで、みんなしっかりやっていたりする。

すでに、もう塾に行っていたりする。

え、塾?と聞いただけで、いやだなあと思うから、また勉強が進まない。

こういう子は結構多いのです。それが更に進めば当然落ちこぼれる。進級が危なくなる。

入試の時は僅差だったものが、あっという間に差が開くのが普通です。勉強しなければ。

油断しないように、気をつけてください。

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いつ気が付くか

6年生の教室から
問題を解きながら覚える

今日の慶應義塾進学情報
中等部、社会の入試傾向







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集中する力

子どもたちが勉強する姿を見ていて、ある時間、驚くほど集中しているところがあります。

この時は本当に問題を真剣に考え、頭がフルに活動しているのが傍で見ていてもよくわかる。

ただ、それは決して長くはありません。これが本当に1時間も2時間も続けば、そりゃあ、すごくできるようになるだろうと思うものの、そこまでの体力が残念ながらない。

集中して問題を解くときは、それなりにエネルギーを使うのです。

だから、子どもが集中できたときは、それ以外の時間があまりうまくいかなくてももったいない、とは思わないことです。

むしろそういう時間があったことを喜んだ方が良い。

それがやがて体力が付くとともに段々長くなってくると、たくましくなってくるし、力も付いてくる。

最初のうちは勉強時間で計らないことです。どのくらい集中できるか、に目を向けてください。


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条件を整理する問題

5年生の教室から
自分の答えを疑う

中学受験 算数オンライン塾
3月14日の問題







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考えようとしない子

たくさんの問題をやらされた結果、何とか終わらせないといけないと思うと、とにかくひとつひとつの問題に何らかの結論を出さないといけない。

そのひとつが「わからない」です。

やらなかったのではない。やったけれどわからなかった、という結論。

これは、まあ本当にそういう場合もあるかもしれないが、大方は、あまり考えないうちにそういう結論を出していることが多いのです。

普通に考えたのでは、答えが出るかもしれないが、このペースでやっていけば到底終わらない、と思うからです。

だとすれば、とにかく絞るしかない。

1週間でどのくらいの量ができるか、これを算定することはなかなか難しいかもしれない。

しかしながら、多少少なくてもいいからしっかり自分で考えて答えを出す、という過程が実現するようにまずすることです。

適当に考えて「わからない」と答えを出しても、その時間はまったくプラスにはならないから、ただ無駄な時間を過ごしているだけです。


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あまりに特殊な出題はあまり重要視しない

6年生の教室から
成績で志望校を考えない

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中等部 理科の入試傾向







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どうやったっけ?

一通り、算数の解法は習った、という段階に入ったかもしれません。

別に今終わらなくても良いわけですが、カリキュラム上一応終わったという塾があるでしょう。

で、じゃあ、復習をしてみる、あるいはテストの問題を解いてみる、ということになると、

「え、どうやったっけ?」

となるケースが多いものです。

これが普通でしょう。かなりのスピードで、かなり多くのことを学んだはずです。

それが今すでに完璧なんてことはあり得ない。これから問題演習をしていくなかで少しずつ思い出し、定着してくるのが普通。

大事なことは、あせらずにしっかり繰り返すということ。

一度勉強したことがそんなに簡単に定着はしないので、思い出せなくともがっかりせずに勉強を進めてください。


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暗記で点数を稼ぐな

5年生の教室から
式を書かない理由

中学受験 算数オンライン塾
3月12日の問題







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