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山の登り方はいろいろある

パパママ塾は塾関係者にはあまり評判が良くない。

「せっかく教えたのに、違う解き方を覚えている」

「突然方程式を使われても、そんなに簡単に解ける問題はない」

等々。

自分のやり方、教え方にこだわると多分、そういう話になってくるのだと思うのですが、私は山の登り方はいくつもあると思います。

中学受験の場合、入試問題が小学校の勉強と大きくかけ離れる。だから、まったく違う内容を勉強しないといけないわけですが、そのデータはすでにいろいろなところに出ている。

だから家庭でお父さん、お母さんが資料をそろえて教えることだって当然できるのです。

最近は復習型の塾が増えてきました。予習の面倒を親が見るのは大変だ、ということからそういう話になっているのですが、そうなると予習を一切しない。

ということは予習のやり方がわからない子ができる、ということでもあるのです。

本来、自分が勉強しなければいけないことは何かを考えて、いろいろやることを絞るわけですが、塾が予習するな、塾が指示することだけをやれ、という風になってきて、指示待ちの子どもたちが圧倒的に増えています。

また指示待ちであるから、自分で工夫しない。

ある子は塾のテキストを全部やらないといけない、と言われて悪戦苦闘したが、しかし元々終わらないぐらいの量がある。だったら間引くという発想が出てもよいが、「やらないといけない」と言われることばかりに気を取られて、どんどん自分が苦しくなっている。最後は思考停止です。

子どもの状況に合わせて、今何をやるべきか。次に何をやるべきか。そういうことを親子で考えながら進むと、やらなくてもいいことが結構たくさんあることに気が付くでしょう。

元々子どもたちにはそんなに体力がないのだから、効率良くやるのは当たり前の話。

歯を食いしばってやっても、できないことはできない。だから工夫が必要なのです。


今日の田中貴.com
気体発生に関する問題

5年生の教室から
国語の答えは問題集によって違う場合がある

中学受験 算数オンライン塾
3月18日の問題







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