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算数の誤った学習法

例えばあるパターン問題を習うとします。

例えば通過算。パターンを考えると
1 人の前を通過する場合。
2 トンネルなど長さのあるものを通過する場合。
3 別の列車を追い抜く場合。
4 別の列車とすれ違う場合。

と4つ考えられる。だから、まあ、多くの問題集はこの基本パターンを練習することになるわけですが、たまに同じパターンで数字が変わっている問題が5題も6題も並んでいる場合がある。

これは危険です。

子どもは、最初は問題の本質を知っていたかもしれないが、この練習をやると数字を置き換える問題の練習に変わってしまう。480mのトンネルが600mの鉄橋に変わって・・・、と目がそちらに向くから問題の本質から遠ざかってしまうのです。

あえて同じ問題を繰り返さない方が良いのです。手を変え、品を変え、いろんな形の問題をやる。同じパターンにはまらないようにすることで、その問題の構造をしっかり捉え、数字を変える、というような発想にならないようにする。

同じパターンを繰り返す練習は、考える力を削ぐ可能性があるので、十分気をつけてください。


今日の田中貴.com
第263回 自分で勉強をやらない子は中学でもやらない

5年生の教室から
映像の効果

中学受験 算数オンライン塾
3月16日の問題







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