姫路の手柄山温室植物園で洋蘭展をみる。
ドアを開けるといい匂いに襲われる。
カトレア、胡蝶蘭、シンビジウムやらオンシジウムやらが発するものだ。
一鉢でも香るのにこの量である。
明るい花の色と匂いにつつまれる。
至福とはこのことだ。
花に触れるとひんやりとした湿り気がある。
それが好きだ。
しっかりと水を含んだ花びらが光を透かして小さくきらきらひかる。
花は五官を刺激する。
匂いを吸い込むほどからだがきれいになっていく気がする。
温室ではこんな巨大なディコトマが。
3メートルはある。
こんなワイルドなやつも。
ツルツルの樹皮が気持ちいい。
9月に来たときはディコトマはなかったはずだ。
それまでいったいどこにいたんだろう。
大きさからして一般のお家では無理だ。
船に揺られてメキシコあたりからやってきたのか。
それとも近所にサボテン農家がいるのだろうか。
覗いてみたいものだ。
朝起きると枕元にプレゼントが置いてある。
クリスマスにはまだ早い。
先日の誕生日を娘が祝ってくれたらしい。
しかもオレのつぼをしっかりついている。
流木にキセログラフィカ(エアプランツ)とはストライクゾーンだ。
ありがたい。
今日も植物と人に癒されて一日が始まった。
どんな新しい出会いがあるのか楽しみである。
嗚呼、ボタニカル!