新春の風物詩 2020年01月12日 | 花鳥風月 元旦を過ぎて2日か3日だったか、夜明け頃に遠い船の音で目が覚めた。重油をたくエンジンの低い音。新春の漁が始まったのだ。海苔漁専用の漁船。数本のパイプが船首から船尾に向かって伸びている。網の下を潜る。網に着いた海苔の収穫は大変な作業だろう。播磨灘の潮で育った明石海苔は有明海に次いで第二の生産量を誇る。春の風物詩は海苔で始まり、もうすぐイカナゴ漁にかわる。美味しい春がもう始まっている。