昨晩の出張先は和歌山県橋本市。
到着が9時前とやや遅かったためか駅の近くなのに辺りは暗く、お店もコンビニくらいしか見当たらない寂しいところ。
ホテルの店主に教えてもらった居酒屋へ。
老夫婦と息子さんでやっているらしい。
なかなかの店構え。
高級そうな店も入りづらいがこの手の店も入るのに勇気がいる。
ガラリと開けるとカウンターの常連さんがジロリと振り向くからだ。
それにしても「キリンビール」が手書きだ。いいのかな。ま、いいんだろう、ここの地域社会的には。
勇気を出して入ると予想と違って誰もいない。
酒場放浪記的な昭和な店内。
居心地良さそう。
カウンター越しにおでんが美味しそうに炊けている。
いい感じだ。
こういうの大好き。
よくしゅんだ(滲みた)蒟蒻。
おいしい。
豆腐とじゃがいも。
豆腐うまし。
出汁巻は砂糖が入ったやや甘めの味付け。
出汁巻は砂糖が入ったやや甘めの味付け。
厚焼きなのに中はふわふわでうまい。
出汁巻、卵焼きは地域色があって面白い。
そのうち建設関係の中堅営業マンと現場従業員風の二人連れが座り、土建屋さんらしき初老のおじさんがやってきて同じカウンターで楽しそうに飲んでいる。
競艇の話、猪肉の旨さについてやチャーハンの美味い店の話などで静かに盛り上がっていた。
地方の昭和的な居酒屋でカウンターにひとり座り飲むのはなかなか楽しい。