『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

青い季節

2015年05月17日 | 日記


団地の植え込みに紫陽花が目だってきた。
赤や白の鮮やかなサツキが終わると今度は紫陽花のブルーの季節だ。
淡い青から深い青へ。
その色はあたたかい季節の風や湿り気となじんでいて、雨と良く似合う。




ベランダのアルストロメリアがすべて開花した。
置き場所のせいか容姿にばらつきがあるがなかなか美しい。
ちょっとスパイシーな美女たち。
アンジーにミラ・ジョボビッチとナタリー・ポートマンと勝手に名付けて妄想中だ。





クルミとブドウを植え替えた。
樹木の若葉は涼しげでいい。
風に吹かれて揺れているとなかなか風情がある。
大きく育てて収穫するつもりだ
ワインとクルミのおつまみ、になるかなあ。

嗚呼、ボタニカル!




ワンダーランド

2015年05月16日 | 日記

おお、メデューサエが開花している!
呪われた美少女、メデューサ。
美少女はだんだんくねくねと身をよじり
妖艶な姿形になったが花はさわやかだ。
真っ赤な花包がいい感じである。
親株ではなくて子株から花を咲かすとは意表をついている。

去年の9月はこんな姿だった。
子株がずいぶん大きくなったのだ。
よく無事に育ってくれた。


この子はわりに成長が早い。
他の仲間は1年経ってもほとんど姿がかわらないのも多いのでチラ族は謎が多い。




トゲ族にも小さな花がついていた。
名前も忘れ、適当にほうっておいたやつだ。
いかつい容姿に似合わず純白で清楚だ。
こいつの花など全く予想していなかったので
すごく得をした気分になる。
おまけに根本に子供ができていた。


いかついやつも、妖艶なやつにも花が咲く。
期待していたり、いなかったりに関係なく。
そのときが来れば花開く。
花はオレを喜ばせ、驚かせてくれる。
まことに植物界はワンダーランドであった。

嗚呼、ボタニカル!







ベランダ雑観

2015年05月10日 | 日記


ネオレゲリア・ファイヤーボールの日向ぼっこ。
縁のピンク色が減って緑色になってきたからだ。
陽光が足りないと退色するらしい。
かといって、強すぎるとまた緑に戻るともいう。
どっちなんだ。
直接陽の当たらない窓辺に置いているのでたぶん光りが足りないのだろう。
という予測でこうしてみた。




もう一つの迷彩柄の方は子株が三つ大きくなってきた。
どんどん横に伸びていったらもっと面白い。



ベランダの柔術家、ヤマホロシに勢いが戻ってきた。
冬の間は枯れ草のようになっていたが春とともにぐいぐい伸びた。
そして、ついに花が咲いた。
白と薄紫の花は地味だがかわいい。



柔術家の由来は(オレが勝手に命名しただけだが)この葉っぱヘッドロックによる。
つる性の枝葉は枝を前進させつつ葉っぱでとっかっかりをグルグルに巻いて固定する。
こやつは寝技の大家だったのだ。
しなやかでしぶといヤマホロシ。
みんないろんな技があるものだ。
たくましく、どんどん伸びろヤマホロシ。

嗚呼、ボタニカル!





アヤメ

2015年05月09日 | 日記


市営団地の土手が賑やかになってきた。
5月はアヤメの季節だった。
他にもいろんな花が咲いてきれいだ。




開き始めたアヤメ。
近づくといい匂いがする。
そうか、アヤメは香りもあったのだ。
カトレアに似た匂いだ。

この土手はちょくちょく載せているがお世話をしているのは団地のおばば達だ。
人手をかけてこの風景ができている。
愛情もかけてある。
それに植物どもも花を開くという姿勢で応えている。
美しい関係だ。
それをただで見るオレはただ花とばあさんたちに感謝である。

嗚呼、ボタニカル!



フクシー開花

2015年05月06日 | 日記

4日ぶりに名古屋に帰るとフクシーが開花していた。
1月に花茎らしきものがついてから今か今かと思っていたがついに咲いたのだ。
よく寒い冬を乗り越えてくれた。
長刀の先っぽみたいな花は冗談みたいで笑える。


1月25日に花茎の兆しがあった。


3月8日の姿。
ぐいぐい伸びて花包がだんだんふくらんできたところ。

チランジアたちは気まぐれだ。
花が咲きそうで咲かずに終わるものも多い。
どこかよそよそしいのだ。
こうして花が咲き、子株ができて、根を張ってやっとうちの子になる。
正式に親として認めてもらった気がする。


アルストロメリアも満開で迎えてくれた。
可憐でゴージャスだ。
今日も花にかこまれて朝からいい気分である。

嗚呼、ボタニカル!