孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

もう一日泊まってもいいかな

2022-05-08 19:55:00 | 1歳から

きのう土曜日(7日)は、娘一家が引き上げる予定の日でした。

でも、朝起きてきた娘が言うには、「もう一日泊まってもいいかな」。

ギョ!

 

わたし:「う、うんいいけど。でも、 マメは自分の家がいちばん落ちつくんじゃない? 大丈夫かな?」

娘: 「大丈夫だよー、マメもここですごく楽しそうにしているもん」

娘のうったえるような表情を見ていると、『たまには親元で思う存分甘えたいのんびりしたい』という心の声が聞こえてきて、『OK、よしよしわかったよ』と受けいれてしまいます。

 

わたし: 「でもさ、**くんはいいの? 嫁さんの実家に長く泊まるのは居心地悪いんじゃないの?」

婿さん: (さわやか笑顔で)「いえ全然そんなことはないです」

 

というわけで娘たちは、ようやく今日(日曜日)の午後、5泊6日の日程を終えて「あー楽しかった」と引き上げていきました。

 

「マメちゃんバイバイ」と、笑顔全開で手を振りづづけるわたしと夫。

車が見えなくなると、「ああ、やっと帰ってくれたよ」と居間にもどり、ぐったりとソファに倒れ伏します。

長い長い6日間でした。

明日はのんびりゆったり、好きなことをして過ごそうっと。

 

 


無表情キープのマメちゃん

2022-05-06 13:41:44 | 1歳から

「こどもの日」のきのう、長男一家4人、次男一家5人、娘一家3人が、うちにあつまりました。

わたしたちを入れて総勢14人。

この大集合は去年の「赤ちゃんデビュー」(5月30日)以来1年ぶりです。

 

1歳になったマメちゃんをみんなに見てもらいたい。

順調な成長ぶりを見てもらいたい。

いきいきはつらつの可愛らしさを見てもらいたい。

ワクワクと楽しみにしていました。(よく似合う可愛い服を着せて。)

 

でも...。

見てもらえなかった...。

 

もう、マメちゃんときたら...。

ほぼ終始、無表情を通したのです。(お得意の「この世の中ってな~んも楽しくないのよね」の顔つき。)

2歳~6歳のいとこたちが大はしゃぎで走りまわるのを、じつにつまらなそうに見ています。

伯父伯母に抱っこされても、固い表情でじっとしています。(一度だけベソをかきました。)

 

息子たち嫁さんたちはぜったいにこう思ったろうなあ。

「小耳症のほかにも何か障害があるんじゃないか?」

「情緒や知恵の発達が遅れているんじゃないか?」

「やっぱりトロい**(娘の名)に子育てはムリなんじゃないか?」

 

ああ残念。

夕方、みんなが引き上げたら、マメちゃんはいつものマメちゃんに戻りました。

笑顔やいたずらっぽい表情を見せ、黄色いキャーキャー声ではしゃぎまくっていました。

マメちゃん、昼間はおおぜいのひとの中で、緊張して小さくなっていたのね。

 

ちなみに、きのうも、マメちゃんの両耳難聴のことは言いませんでした。

言ったらそれこそ、マメちゃんは正真正銘の「かわいそうな障害児」と見られてしまうもの。

もう少し状況が見えてくるまで(難聴の度合い、言葉の習得、など)、この情報は伏せておかなくては。

 

 


自業自得

2022-05-06 11:11:48 | 1歳から

ゴールデンウィークで娘一家が泊まりに来ています。

「連休後半に行くよ」とのことだったので、3日~5日のことと思って心づもりしていました。

ところが、来てから娘が言うには「7日までいるよ」。

「えっ?」

「4泊もするの?」

 

うわあ大変だ。

娘一家3人の食事の世話を考えただけで、大ため息が出てきます。

おとな4人の三度の食事にくわえて、マメちゃんの三度の離乳食があります。

そのときそのときの行き当たりばったりではとても対処できません。

ノートに4泊5日分の食事献立を全部書き出して、材料買い出しリストも作ります。

 

ふう~。

何とか3泊4日が過ぎ、あと1泊2日を残すだけになりましたが...。 もうもう疲労困憊です。

だって、だって、わたしの食事(離乳食)作りの大奮闘を見ても、娘は何も手伝わないのです。

マメちゃんと遊んだり、TVを見たり、スマホゲームをしたり。

 

この、変な関係性。

わたし自身が長年かけて仕向けてきたことなんだけど...。

「(能力の高い)お母さんが何でもやってあげるから、(能力の低い)あんたは引っ込んでていいよ」と。

 

自業自得なんだけど...でも、少しずつこの関係性を変えていかないとね...。

 

 


聡明で公正なひと

2022-04-29 19:53:06 | 1歳から

婿さんのお母さんとは、今までに2度、手紙やメールのやりとりをしたことがあります。

 

<1度目:ろくにあいさつもできないグズな娘が気に入らないからと、お母さんが結婚に反対したとき>

わたしからお詫びと言い訳の手紙を出し、それに対して、とても率直な返事が来ました。

文面から「聡明さ」と「公正さ」を感じとり、このお母さん好きだなあと思いました。

 

<2度目:マメちゃん出生2週間後、小耳症に関する医師の説明などをメールで送ったとき>

不安や落胆の言葉はまったくなく、大らかに受けとめてもらえてホッとしました。

娘に対するいたわりもありがたかったです。

 

なので今回も、べつに不安要素はなかったのですが、それでも...。

 

わたしのメール送信から丸一日たって、返信がありました。

予想通り、ていねいで温かい文章でした。

難聴のことも補聴器のことも聾学校のことも、「えっ?」でなく、ごくフラットに受けとめてもらえました。

そして何より、わたしと夫に感謝とねぎらいの言葉があって、とてもうれしかったです。

 

聡明で公正で、さらにその上、どことなく侠気(おとこぎ)のあるお母さん。

遠く離れた土地で、このお母さんが一心にマメちゃんを応援していると思うと、心にちからがみなぎってきます。

とてもうれしく、満ち足りた気分です。

 

 

 

 


マメちゃんのことをくわしく知ってもらいたい

2022-04-29 18:00:01 | 1歳から

マメちゃんが1歳になったのを機に、あるひとにメールを送りました。

この1年間のマメちゃんの成長や近況など、難聴のことも含めて、長い長いメールです。

文章をととのえて何度も読み返して、エイッと送信ボタンを押したときはちょっとドキドキしました。

 

送った相手は、婿さんのお母さんです。

 

初孫であるマメちゃんの小耳症や難聴について、遠いところでアレコレ心配しているにちがいないお母さん。

息子である婿さんからざっくりとは聞いていると思うけど、果たしてじゅうぶんな情報が伝わっているだろうか?

 

マメちゃんについてきちんと知ってほしくて、とてもくわしくていねいに書きました。

聴力検査のこと、補聴器のこと、聾学校乳児教室のこと。

そして、元気いっぱいに成長したマメちゃんの、最近のおしゃまな可愛らしさについても。

 

一抹の危惧はありました。

くわしい情報にたじろいで、お母さんは「えっ何ですって?」と動揺してしまうのではないか。

マメちゃんの障害のことで娘を恨むのではないか。

 

もしそうだったらつらい。

返信がくるまでの丸一日、ドキドキと不安な思いで過ごしたのでした。

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