孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

全力で守る

2021-06-10 05:52:33 | 生後1ヶ月から

ゆうべ、娘にラインメールを送りました。

まず、「赤ちゃんの耳のことでつらい思いをしているんだね」と語りかけました。

「今は耳の不自由なひとの医療や教育も進歩しています。○○ちゃんはきっと順調に成長するから大丈夫」

「それに、教員歴40年の両親がついていますよ。(わたしたち夫婦は公立高校教員でした。)○○ちゃんの教育には最大の助力を惜しみませんよ」

「この先、両親で**と○○ちゃんを全力で守ります。大船に乗ったつもりで安心してね」

 

娘とのあいだで、こんなふうに「赤ちゃんの耳」を正面切って話題にしたことはありませんでした。

言って(書いて)良かった。

『あんたと赤ちゃんを全力で守る』と宣言したことで気持ちが高揚し、胸が張り裂けそうな苦痛が少しおさまりました。

 

娘からの返信はありません。

こんな時に適切な返しができないのは承知のうえなので、べつに気にはなりません。

しばらくたってから、「明日来るとき、二階引き出しにあるパジャマ持ってきて」という実務連絡がありました。

「ハイハイ」

 

 

 


ハイテンションな演技

2021-06-10 05:19:27 | 生後1ヶ月から

長男宅の1歳女児をあずかったため、きのうおとといは娘のところに行かれませんでした。

今日は行きます、ぜったいに行きます。

夫と「できれば毎日行こう」と話しています。

赤ちゃんの世話や家事のためというより、娘のつらいメンタルに寄り添うために。

 

娘を訪問するときのわたしは、相当のハイテンションをよそおっています。

「**元気?○○ちゃんはいい子してる?」などと言いながら部屋に入り、赤ちゃんを抱き上げて頬ずりします。

いつも、まるで赤ちゃんには何の心配ごともないかのように振る舞います。

 

でもこの態度って...。

と、きのうふと思いました。

娘の心を少しでも引き立てられれば、という演技だけど...。

 


胸が張り裂ける

2021-06-09 12:32:00 | 生後1ヶ月から

きのう今日と、長男のところの1歳9ヶ月女児を預かっています。

「手足口病?」の疑いで、念のため保育園を休ませたいからと。

おしゃまでお茶目でよく笑うその子は、こちらの言うことはほぼ理解し、自分でもまわらぬ舌でいろいろ表現してきます。

孫の成長をうれしく思う気持ちのかたわら、苦しさが頭をもたげてきます。

娘のところの赤ちゃんには、とうていこんな成長は望めないんだなあと。

 

おしゃま孫と楽しく過ごしながらも、他県でひとりさびしくつらい子育てをしている娘のことが思われて、胸が張り裂けそうになります。

 


苦しくてどうかなりそう

2021-06-09 05:42:10 | 生後1ヶ月から

耳が聞こえないということ、

言葉の習得に著しい困難がともなうこと、

人とのコミュニケーションが大きく疎外されること、

健聴者にくらべて、入手できる情報量が圧倒的に少ないこと、

などなど、などなど...。

 

不安はふくらむばかり。

そのような重大な障害をかかえた孫娘をふびんに思う気持ちと、そういう障害児を育てていかなくてはならない娘への危惧。(育てられる?いや育てられっこないよー。)

苦しい。苦しくてどうかなりそうです。

 

 


重度難聴

2021-06-09 05:20:34 | 生後1ヶ月から

<左耳が小さい小耳症。

大きくなったら形成手術でかたちを整える。

左耳の聴力は期待できないので、良い方の右耳だけにたよって生活する。(片耳難聴)>

これが、生後すぐに説明を受けた孫娘の「障害」でした。

このことがつらくて落ちこんでいたのに...。

 

先週の聴力検査で新たに判明した事実は、わたしを打ちのめしました。

片耳でなく、両耳難聴だったのです。それも、わりと重度の。

 

すぐ婿さんにもそのことを伝えました。

ショックを隠せない婿さん。

「来月もう一回検査があるから、その結果を待ちましょう」と伝えました。(当面の苦痛を和らげるため。)

 

でもでも、わたしにはわかる。検査の結果が劇的に好転することはあり得ない。

孫娘は重度難聴、もしかしたら全聾なのだろうと。