孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

楽観と悲観のあいだ(聴力に関して)

2024-07-02 09:17:51 | 3歳から

前記事でも自慢たらしく書きつらねたように、マメの言語発達はこれまで一貫して順調でした。

このことに安心して、難聴そのものも「大したことない」と過小評価していたわたしです。

 

ところが、「よく話せるからと言ってよく聞こえているとは限らない」ことに、半年ほどまえに気づかされて...。

聞こえに関する認識が、「楽観」から「悲観」へとジェットコースターなみに急降下して...。

 

1.マメの場合、補聴器装用で望みうる最高聴力は30〜40デシベル止まり(健聴児は10〜20デシベルなのに)

2.家族間のスムーズなコミュニケーションは、家族以外では通用しない

3.集団の場では聞き取りに苦労する

4.補聴器装用下では、騒音に対する耐性が弱い

5.こんな状況で「インテ」(普通幼稚園入園)を考えるなんて、無謀だったかもしれない

 

などなど、つぎからつぎへとネガティブ思考が浮かんでくるのでした。

 

数ヶ月たって、ようやくバランス感覚が戻ってきました。

楽観と悲観のあいだの適正な(たぶん)位置にたどりついたような気がします。

 

まず1に関しては、これからの補聴器性能の進化に期待したいです。

まさに「日進月歩」という感じの、目覚ましい進化状況らしいです。

 

2と3に関しては、いちがいにそうとは決めつけられない感じがします。

もう少しようすを見なくては。

それに、かしこいマメのことです。

家族以外との会話や集団での指示など、戸惑いながらもコツをつかんでいけるかもしれません。

 

4に関してですが、「うるさいという訴え」や「補聴器をとってしまう行為」がほぼなくなりました。

あれはやはり、転居に伴うストレスが大きかったのかもしれません。

今は、補聴器を取るどころか、ハウリング時におとなが手直ししようとすると拒否します。

「じぶんでー」と言ってイヤーモールドを耳穴に押し込む動作。

(これで不思議にハウリングがおさまります。)

 

5は、「難聴児ぜんぜんオッケー」という幼稚園に入園予定なので、まあ安心です。

入園後の困りごとについては、そのときどきに対処していけばいいと思っています。

 

というわけで、マメの聞こえに関して、心の平安が戻ってきました。