火災保険を契約する際には、建物・家財、それぞれ保険金額を設定しなければなりません。
以前は、保険料の兼ね合いもあって、「これぐらいかけときゃいいや」とか、「大体こんなもん」って感じで、安易に決められていましたが、今はその辺すごく厳しくなっています。
というのも、火事がおきたとき、保険金の支払はその契約の保険金額ではなく、保険会社によるその建物・家財に対する評価をもとに決められるため、支払われる金額が少なかったり、逆にかけすぎている場合があるからです。
ということで、今は契約の際、きちんと評価を出すわけですが、この評価の方法、建物については2種類あります。
まず、建物の新築時の建築価格がわかる場合は、建築価格に物価などの価格変動率を乗じて計算します。逆に、建築価格がわからない場合は、1㎡あたりの新築費単価に建物の面積を乗して計算します。
また、家財は世帯主の年齢家族構成によって、簡易評価表があって、それによって評価することができます。ちなみに40歳前後、夫婦子ども2人の場合の評価額は1410万円です。これは、年収や生活状況によって、若干変わってくるので、±30%の調整ができます。
それでも、まだ多い、少ないといった場合は、家具や調度品など、品目ごとに評価していく方法もあります。ちょっと大変ではありますが・・・。
1410万円って、なんか多い気がしますが、今家にあるもの、すべてを新しく買い換えるとすると、結構それぐらいなってしまうのかもしれません。
いずれにしても、火災保険契約の際は、その辺よく確認したほうがいいと思います。