季節の移ろいin絵手紙 Ⅱ

 絵手紙&水切り絵&パステルアートに日々の出来事を添えて・・・

幸せな時間

2016-08-26 05:37:36 | 思い出
(極楽の余り風) 私はこの言葉が大好きで、毎年夏に一度は記事にしていることと思います。

 幼いころのことです。
暑い夏の日、どこからとも吹いてくる風に祖母は、
目を細め、遠くを見るようなしぐさで
「あぁ、極楽の余り風や~ ご浄土から吹いてくる風やで」
と私に語りかけてきます。
 その頃の私は、(極楽)も(浄土)も何のことか全くわからなかったのですが、
ただ、祖母とのその光景が、幼い私にとって(幸せな時間)であったことは間違いなく、
こうして60年以上たった今でも、私の心の宝物としてよみがえってきます。

 今年の神戸もご多分に漏れず、酷暑の日々です。
ただ、夜も10時近くなるころから、北側の窓から涼風が漂い始めます。
ですから、この夏で寝るときに扇風機をつけたのは、数回くらいしかないのです。

 この涼風に包まれた時、(極楽の余り風)という言葉が自然にわいてきて
幸せ気分で眠りにつくことができます。

 ただ、昼間はエアコンなしでは、とてもとても過ごせない毎日ですが・・・


 今日の絵手紙です。
 


 こんなに暑い日々でも、秋の果物がたくさん出回り始めました。
今シーズン初めてイチジクジャムも作りました。

 食後に、幸水、ピオーネ等々大好きな果物を食べるとき、
またまた、幸せ気分です♪