ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

今からレンタサイクル屋がチャイルドシートを熱く語るぞ!

2019年06月13日 | 電動自転車など
レンタサイクル屋はきょうもヒマなのだ。
JR美瑛にはお客さんがけっこうワサワサ来ているというのに
JR美馬牛は閑散としている。

まあ、無理もない。
JR美馬牛の乗降客はJR美瑛の、
実に30分の1以下。

丘のうえの、めっちゃきれいな風景の村だというのに、
みんな、市街地にあり何かと便利な「JR美瑛」に行ってしまう。

ここは、つくづく商売には向かないなぁ。(涙)

さて。
それでも、
夏休みになると子供連れのお客さんがたくさんやってくる。

正直、レンタサイクルという商売では、
業者的には、
子供用自転車や子供乗せは敬遠される。

夏休み以外は店の奥で埃をかぶり、
ずっと不良在庫になってしまうからなのだ。

業者的には、
「儲からない。」
「面倒くさい。」
「手間かかる」
「子連れウザー、他の店に押し付けちゃえ!」

そういう声は、ヒソヒソ聞こえてくる。
業者的には。

確かに「業」には向かないと実感をもって思う。
業者的には。

しかし!

子供連れカモーンな店がひとつくらいあってもいいではないか!

美瑛のお店で断られたそこのママ!それからパパ!
うちにおいで。
歓迎するよ。

JR美馬牛へGo!

ガイドの山小屋は北海道で初めて電動自転車のレンタルを始めた。

1999年前後の第2世代のヤマハ製電動自転車から始まり、
品質やバッテリーの性能の問題から、途中からパナソニック製に変更して現在に至るのだが、
処分や損失もあるものの、かれこれ20年分、新旧あわせて100台以上の電動自転車在庫がある。
だから、10台やそこら子供乗せをつけたままにして埃をかぶっていても回転率には影響しない。
それに、夏休みに至ってもそんなに忙しくないし。(苦)

なんやかやで常時15台の「子供乗せ」付の電動自転車がアナタを待っているぞ。

子供乗せは日本製だ。
そこの疑り深いパパ。安心してくれ。

ママもにっこり。made in Japan.

さあさあ、ガイドの山小屋のブログは
そんな、きれいごとを書き散らかすブログじゃないぞ。

野良仕事やら、
整備の作業工程なんかを書いて喜ぶブログなのだ。

きょうは、

一部の車両を、このタイプに換装した。

これもちゃんと日本製。

ちょっと高かった。
値段は従来の倍だ。1台で諭吉が吹っ飛ぶ。
これじゃあ元をとるだけで3年かかる。

まず下準備に、

こいつの1本を、金属切断用ノコでガシガシ切り取る。
これは荷台フックだが、子供乗せには不要だし、これがあるとチャイルドシートを装着した自転車は、
施錠時に手が入りにくいのだ。

切り取ったらグラインダーで削って面取りする。
面取りを忘れたりしたらお客さんが手を切ってしまう。

なんやかやで1台あたり30分くらいかけて新しいチャイルドシートを装着。
このタイプは装着に時間がかかるなあ。

完成。

ん?
ヤンキーのバイクみたい?

「そんなこと言うなー!」

安全第一なのだ。
万が一、転んだときに子供が放り出されたら大変じゃないか。

2台しか買えなかったので、ご利用は先着2名。

予約優先なので、
そこのママ。
これ読んだら速攻で予約してくれ。
古いのも、新しいのも、値段は同じだ。

さあ、
午前の作業は終わったが、午後も相変わらずヒマだ。
大丈夫か?ガイドの山小屋。

店の周辺に続いて、
JR美馬牛駅、
物足りないので、さらに頼まれもしないのに近所の藪の草刈りもする。

働くのが大好きなレンタサイクル屋なのだ。
野良仕事ハッピー。

それにしても、クマザサすごい。
草刈り燃える。 (昔のNHK大河かよ)
自慢の45cc2STガソリンエンジンの草刈り機が吠える。
何しろ機械いじりマニアのボクの愛機なので、
キャブレターのOHは完璧だし、
レース用オートバイの2STオイルを配合しているのでエンジンの回転が半端ない。

ん?

ウド発見。
こいつはお馴染みのうまい山菜だ。
これは刈らない。

ん?ん?

あちこちに群生しているぞ。

お?おおお?

ここにも!

ここにも!

なんだか一生食うに困らないウドの鉱脈発見って感じじゃないか。

3本だけ採って持って帰ったが、

デカすぎて(笑)

台所が大変なことになっちゃった。
シンクからコンロまであるやん。

マグロの解体みたいだ。
しかも、予想に反して根元まで柔らかい。

ありがたく頂こう。
身近な自然に感謝なのだ。