この間、TOHOシネマズでちょこっとだけ(1週間?)、「バック・トゥ・ザ・フューチャーpartⅡ」のデジタルリマスター版やってましたが、ご覧になった方はおいででしょうか。
今は、自宅にも大画面テレビがあり、音響もそれなりのものをそろえている人も多いことでしょうが、やっぱりね映画は大スクリーンで見るのが格別です(まぁ当たり前ですが)。

しかし、ロバート・ゼメキスの傑作3部作の2作目を見直してみると、再発見させられることが多々あり、自分なりに驚かされました。
自分の記憶では、八戸の「テアトル八戸」で高校3年生頃に観たように思います。「ダイ・ハード」とか「ニュー・シネマ・パラダイス」とか上映されているあたり。
ハリウッドのVFX映像がふんだんに使われた作品がヒットしていた時代で、自分も熱狂して映画館に通っていたことを懐かしく覚えています。
さて、この「バック・トゥ・ザ・フューチャーpartⅡ」もそんな作品群の一つで、2015年の未来の映像やら空飛ぶデロリアンの映像にビックリしたものです。

で、今現在見直してみると、最新のVFX映像に見慣れているからか、物凄くチープな合成特撮映像に見えちゃうんですね。例えば未来に行ったマーティとドクのデロリアンが着陸するシーンでは、おもいっきりデロリアンを吊るしているワイヤーが見えているし(大スクリーンで観るからなおさら目立つ)。
しかし、注目すべきはそんな特撮映像ではありません。この映画の真骨頂は練りに練られた「脚本」こそにあると言えるでしょう。我々はすでに「partⅢ」の内容も知ってしまっているので、その緻密なストーリー計算はなおさら凄く感じます。まぁこの映画本来、「partⅢ」と合体した形で公開される予定だったらしいのですが。
それにしても、「partⅠ(現代と50年代)」、「partⅢ(開拓時代)」と比べてみてもこの「partⅡ」は未来(2015年)や現代、50年代とせわしなく時代を行き来し、しかも現代は書き換えられている設定になっています。そして、50年代のシークエンスでは前作「partⅠ」の映像を織り込み実に巧みに新たな物語へと昇華させています。見事な脚本(ボブ・ゲイル)の一言。
この3部作は脚本だけでなく、スタッフ一同の情熱が映像からビンビン感じます。マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイドらの出演陣のチームワークやアラン・シルヴェストリのあの踊るような音楽などとあいまって、ロバート・ゼメキス監督の壮大な映像のシンフォニーとなっています。

んでもね、この映画製作時はバブルがはじける直前の「ジャパニーズ円パワー」が世界を席巻していた頃。2015年の未来ではマーティの上司は日本人で、マーティも片言の日本語をしゃべっていますよね。この頃のアメリカ人って自嘲気味にホントに日本人の軍門に下ると思っていたかもしれません。しかし、現実の2013年は・・・・となりの中国様がこんなにのさばるなんて誰が想像したでしょうか?
まぁ、当時25年後には日本が世界の頂点に立つと思われていたにも関わらず、現実にはこんなことになっちゃったんですから、中国様だって今から25年後にはどーなっているかわかりません。
今は、自宅にも大画面テレビがあり、音響もそれなりのものをそろえている人も多いことでしょうが、やっぱりね映画は大スクリーンで見るのが格別です(まぁ当たり前ですが)。

しかし、ロバート・ゼメキスの傑作3部作の2作目を見直してみると、再発見させられることが多々あり、自分なりに驚かされました。
自分の記憶では、八戸の「テアトル八戸」で高校3年生頃に観たように思います。「ダイ・ハード」とか「ニュー・シネマ・パラダイス」とか上映されているあたり。
ハリウッドのVFX映像がふんだんに使われた作品がヒットしていた時代で、自分も熱狂して映画館に通っていたことを懐かしく覚えています。
さて、この「バック・トゥ・ザ・フューチャーpartⅡ」もそんな作品群の一つで、2015年の未来の映像やら空飛ぶデロリアンの映像にビックリしたものです。

で、今現在見直してみると、最新のVFX映像に見慣れているからか、物凄くチープな合成特撮映像に見えちゃうんですね。例えば未来に行ったマーティとドクのデロリアンが着陸するシーンでは、おもいっきりデロリアンを吊るしているワイヤーが見えているし(大スクリーンで観るからなおさら目立つ)。
しかし、注目すべきはそんな特撮映像ではありません。この映画の真骨頂は練りに練られた「脚本」こそにあると言えるでしょう。我々はすでに「partⅢ」の内容も知ってしまっているので、その緻密なストーリー計算はなおさら凄く感じます。まぁこの映画本来、「partⅢ」と合体した形で公開される予定だったらしいのですが。
それにしても、「partⅠ(現代と50年代)」、「partⅢ(開拓時代)」と比べてみてもこの「partⅡ」は未来(2015年)や現代、50年代とせわしなく時代を行き来し、しかも現代は書き換えられている設定になっています。そして、50年代のシークエンスでは前作「partⅠ」の映像を織り込み実に巧みに新たな物語へと昇華させています。見事な脚本(ボブ・ゲイル)の一言。
この3部作は脚本だけでなく、スタッフ一同の情熱が映像からビンビン感じます。マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイドらの出演陣のチームワークやアラン・シルヴェストリのあの踊るような音楽などとあいまって、ロバート・ゼメキス監督の壮大な映像のシンフォニーとなっています。

んでもね、この映画製作時はバブルがはじける直前の「ジャパニーズ円パワー」が世界を席巻していた頃。2015年の未来ではマーティの上司は日本人で、マーティも片言の日本語をしゃべっていますよね。この頃のアメリカ人って自嘲気味にホントに日本人の軍門に下ると思っていたかもしれません。しかし、現実の2013年は・・・・となりの中国様がこんなにのさばるなんて誰が想像したでしょうか?
まぁ、当時25年後には日本が世界の頂点に立つと思われていたにも関わらず、現実にはこんなことになっちゃったんですから、中国様だって今から25年後にはどーなっているかわかりません。