角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

驚くべきこの痛快さ!! まさに米国版必殺仕事人 「イコライザー」

2014-11-30 19:36:00 | 映画

小生の知人オジサンは、家庭で娘(高校生)より、先にお風呂に入ると、

「お父さんの後に、風呂に入ったら、風呂に入る意味無いじゃん。」

と、言われるという・・・・・(涙)。

仕事の現場で一日汗を流し、家に帰れば、かような悲哀を味わねばならぬ、全国のオジサン諸君に是非観ていただきたいのが、今日紹介するこの一本。

どう見ても、うだつの上がらなそうな平凡なオジサンが実はツヨイツヨイ!! スカッとします。

それが、まさに米国版必殺仕事人というべき「イコライザー」

公式HP↓↓↓
http://www.equalizer.jp/


〔ストーリー〕
 ホームセンターの従業員として勤務、今では日々静かに暮らす元CIAの凄腕諜報員マッコール(デンゼル・ワシントン)は、ある夜、馴染みのカフェで娼婦の少女テリー(クロエ・グレース・モレッツ)と出会う。彼女を囲っているロシアンマフィアの非道を知ったマッコールは、彼の中で眠っていた正義感が目を覚まし、彼にしか出来ない“仕事”の遂行を決意。それは警察が介入できない不正やトラブルを身の周りにあるモノ全てを武器に変え、瞬時に解決することであった。世の中の不正を完全抹消する“イコライザー”と呼ばれる男、マッコールは元ロシア特殊部隊のロシアンマフィアに対峙していく……。

 主役のデンゼル・ワシントンはもう何度もCIAの役やったことあると思う(小生の記憶では)んですが、今回の役は、いわばホームセンター“サンデー”みたいなところで働いている、ホント平凡を絵に描いたオジサンの役。ちなみに仕事仲間らとの友情は溢れるほのぼのした生活ぶりは後半大きな伏線となります。

 まぁ、「真のプロ」ほど、見た目には普通の市民に見えるといいますから、それも理にかなってるといえるかもしれません。(ゴルゴは素人がみても殺気がムンムンしてますがね)

 けれども家に帰れば、潔癖症チックな綺麗好き(恐らく家でも指紋残していない)な、生活様子が丹念に描かれ、自己抑制の極致のごときストイックな生き様です。



 そんな彼ですから、ひょんなことで知り合った、ロシアの売春婦をしている少女が、ロシアンマフィアから虐待を受けていると知るや、もうそんなの奴らを我慢できないわけです。

 もうね、ココからもう、面白いったらありゃしない痛快劇の連続で、バットマンもスーパーマンもびっくりのスーパーヒーローぶり。



 一見、仕事人というよりは、坊主頭だから藤枝梅安チックなのですが、殺しのテクニックはまさに“仕事人”そのもの。

 特にオリジナル仕事人ファンの小生は、中条きよし扮する三味線屋の勇次のあの殺しの手口がパクられるに及んで、笑ってしまいました(こりゃ、監督絶対日本版観てるな)。



 それにしても、あの日曜大工の店にありふれているあの道具が、あんな殺人武器に活用されるなんで・・・・・

 明日から、ホームセンターサンデーの従業員の後ろには、おっかなくて立てませんな。