今月もありました恒例の「日本酒を楽しむ会」定例会。会場は例によって鷹匠小路「鬼門」さん。
最初っから、活きのいい肴をつっつきながら良く冷えた酒をやります。
今回は満員御礼で、完全貸し切りで開催。
というわけで、最初の一発目がコレ。
土佐の「司牡丹 裏 純米生酒」。 もうネーミングがたまらないでしょ。
小生が尊敬してやまない吉田類閣下が「もし無人島に行くなら、この一升を持参する」と言わしめた、高知土佐の名酒「司牡丹」。その裏バージョン(ラベルまで裏になってる!!)って言うんですからたまりません。しかも純米の生ですから飲む前から旨いのが解ります。実際ね柑橘系の素晴らしい香りと、キレのいい飲み口で流石は「司牡丹」と思わせます。すぐ、空になっちゃった。
次は栃木の「大那(だいな) 特別純米 夏の生酒 蛍」。
これも爽快な辛口で、独自の醗酵の香りかつ純米特有の米の旨みが広がって、会員にも大好評。
夏酒はこうじゃなくちゃという見本っす。
次はいよいよ地酒「八鶴 純米吟醸 無濾過生」。
写真のようにちゃんと新聞紙に包んで光に弱い日本酒をガード。さすが!!
で、味なんですが、吟醸のたまらないフルーティー香に加えて、無濾過の複雑な味わい。もう旨みの固まりです!!
多分先に辛口系飲んだ後だから、この複雑に広がる深い味わいがより一層強調されたような気がしました。
ちなみに、翌日、大島さんのパーティーで八鶴の社長にお会いしたんですが、もうこの酒には深い深い自身が感じられました。地元の人はすぐに飲むべしっ!!
さて次は宮城県の名門「愛宕の松」からこの一本「ひと夏の恋 純米吟醸 生」
今回の「裏司牡丹」と並んで、遊び心のあるラベルが貼られたこの一本。しかし味はチャラチャラせず、正統派の純米吟醸です。上品なほのかな甘みが感じられ、爽やかな酸味がたまりません。究極の食中酒とはよく言ったもので、刺身にも焼き物にも良く合います。
この酒で、烏賊を食べると更に最高。
次は岐阜のこれ「醴泉 純米山田錦 本生原酒」。
これ山田錦の純米だから結構濃厚かと思いきや、意外にも軽快な味わいで、スイスイいくらでも入ります。すばらしい透明感のある余韻を引く酒で、飲み飽きしない素晴らしい一本でした。
そして、最後が「越後鶴亀 純米酒」。名前通り新潟県のお酒っす。
コレ買ったとこの店主によれば、ここの奥さんがアメリカ人でビール作っているとかいう、うんちくを言ってました。
さて、肝心のお酒なんですがラベルにある「天下無類の清酒」というだけあって、本醸造酒ながら意外にも香り高く純米酒のどっしりった旨みのあるお酒です。しかも、この旨みと淡麗辛口のバランスが良く、後味がすっきりしてこれも最後に開けたのに結構早い段階で無くなっちゃいました。
というわけで、今回もこの6升全部やっつけるまで、会員は飲みます、飲み続けます。
さて次回は・・・・・
平成27年7月「日本酒を楽しむ会」
次回:7月18日(土)18時~
会場:「鬼門」八戸市鷹匠小路17
電話:0178-44-7356