GENさんの陸上ワールド

柳原 元の公式ブログ。WA世界陸連公認代理人。海外サポートしているクライアント選手、チームの活躍ぶりなどを綴ります。

オランダ・セブンヒルズ15kロード その3

2011-11-26 22:46:20 | 海外サポート
オランダ・レポート最終回はセブンヒルズ15kロード、エリートの部を演出する人達について。


↑まずは同大会エリートの部の最高責任者でもあるヨス・ヘルメンス氏(右)。
前回触れた陸上マネジメント会社・GSC社の社長でH・ゲブレセラシエのマネージャーでもある同氏。
ここナイメーヘン市で生まれ、自身も長距離ランナーとして活躍。1万mでオランダ選手権3度優勝。
1976年モントリオール五輪同種目で決勝進出。その当時1時間走の世界記録保持者でもありました。
引退後はナイキに勤務。その後85年に今のGSC社を設立。多くのトップアスリートのマネージャーと
して世界を股に掛け活躍中です。既に60歳を越えていますが、優秀な若いスタッフ(同社社員数は
15名)にも支えられビジネスの方は順調そうです。
今回の日本人選手参加についても快く受け入れて頂き、色々と配慮して頂きました。


↑続いてGSC社の社員で今大会エリートの部の実務を回している中心的存在でもあるユリ―・べルデン氏(右端)。21歳で同社の仕事をはじめ今年7年目。
若いですが明るく礼儀正しく、仕事も丁寧で気配り上手なので一緒に仕事をしていて非常にやりやすいです。
通常はロード、クロカン・レースに出る同社傘下の選手のサポートが主な仕事。今大会に関して日本人選手の
細かい業務のほとんどは彼と一緒に進めてきました。


↑今回は五輪金メダリストでもあるゲブレセラシエ、野口みずき両選手が出場するとあって、オランダの
メディアはもとより日本からも多くのマスコミが同地を訪れました。
そんな事もあり今回、主催者、シスメックス陸上部様と連携して日本メディアの方の取りまとめ業務にも
関わりました。海外でのこの様な業務は初めてだったので色々と神経を使いましたが周囲の協力もあり
大きなトラブルなく終わりほっとしました。この領域に関しては私もまだまだ経験が必要です。

また大会スポンサーに名を連ねる幾つかの企業。その中に日本のスポーツメーカー・アシックスの名前が。
シスメックス陸上部も同社の製品を愛用している事もあり野口選手はアシックス・ヨーロッパ(EU)
取材も受けていました。
アシックスEUの方も欧州で数多くの大会スポンサー事業に関わっているがオランダでこのロードレースは
ナンバー1だと言っていました。
ここオランダでもジョギングは盛んで、その中でもアシックスのシューズは大変人気があるそうです。
今年1月にはアムステルダムにお洒落な直営店もオープンしました。

メディアやスポンサーも良い大会を作り上げていく上では非常に大切な存在。
勿論、主役である選手の集中力を著しく妨げたり、パフォーマンスに影響を及ぼす様な過度な要求は
慎まれなければなりませんが、それでも一流アスリートである両選手のもとへは次々とインタビュー等の
依頼が。そんな中、野口選手も一つひとつの質問に笑顔で丁寧に応えていたのが非常に印象的でした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。