JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

時給2万の恐怖

2006年03月28日 | j-l

昨晩は、なんとなく真っ直ぐ家へ帰るのがいやで、(別に不満があってのことではないのですが) かといって1人で飲みに行く気分でもありません。
友人S君に電話をすると、「知り合いのお通夜なんだよ」とのこたえ、
「こりぁ、素直に帰るしかないかな」となにげにとぼとぼ歩いていると、パチンコ屋のネオンが目に入ってきました。

酒好きな私ですが、ギャンブルには、さほど興味がありません。
競輪競馬はもちろん、麻雀も社会人になった瞬間から、できない事にしてしまいましたので、お付き合いも無し、パチンコも学生時代はけっこうやっていたのが、最近はぱったりであります。
それが、昨夜は何故かネオンに誘われ、ふらっと店内に

しばらく来ていないうちに、パチンコ台は知らないものばかりです。
どうせ、時間つぶしみたいなものだからと、適当な台を打ち始めまると、なんと出てしまったのですよ。あれよあれよという間に大箱が積み重なります。
「まいちゃったなぁ」と、困ったような顔をしながらも、内心はウキウキ

そんな時にS君から「葬儀場の駐車場がいっぱいで、すぐに帰ってきた」との連絡、それじゃあということで、パチンコをやめ、精算してみると4万円近くのもうけであります。
「ゲゲゲ、なんと時給2万円ではないか!」
なるほど、これがパチンコ依存症を生み出す魅力なのですね、こわいこわい

おもえば、私が手打ち台で楽しんでいた頃は、掛けるお金もせいぜい千円、2千円。儲けたといっても、タバコ1カートンとちょろちょろみたいな感じ、出たり出なかったりを繰り返し、けっこうな暇つぶしになったものです。
ところが、今のパチンコは違いますね、たまたま昨夜は儲かりましたが、隣でやっていた方なんか、1万も2万も突っ込んじゃって.....

私の会社にも幾分依存症ぎみのヤツがいます。
「おまえね、お店が経営できているということは、儲かっているってことよ、儲かってるってことは、儲けは客から取ってんだから、必ずトータルでは負けることになってんだよ、だからあんまりムキになるなよな」と何度か言ってはみたのですが、そういう人には効き目がありませんね。

私も、時給2万円にもなっちゃうと、つい「また行っちゃおうかな」なんて思っちゃいますもんね。ほんと、気をつけないと
誰ですか?「あなたがいちばん気をつけなくちゃいけないのは、アルコール依存症だ。」なんて言う人は?

でもご忠告は肝に銘じなければいけませんね、だって、けっきょく昨晩は、儲けたアブク銭でS君とパーッと飲んできてしまいましたから。(はははは・・・・・)

さて、今日の1枚は、ジョン・ルイスにしてみました。
おちゃらけた翌日の夜に聴くには、最適な1枚だと思います。

GRAND ENCOUNTER : 2 DEGREES EAST - 3 DEGREES WEST / JOHN LEWIS
1956年2月10日録音
JOHN LEWIS(p) BILL PERKINS(ts) JIM HALL(g) PERCY HEATH(b) CHICO HAMILTON(ds)
1.LOVE ME OR LEAVE ME
2.I CAN'T GET STARTED
3.EASY LIVING
4.2 DEGREES EAST - 3 DEGREES WEST
5.SKYLARK
6.ALMOST LIKE BEING IN LOVE