昨晩、ブログの更新を始めようかとPCを立ち上げると携帯電話が
「バブ、飲んじゃった?」とS君です。
そりぁ夜の9時ですから、すでに一杯ひっかけたあとでした。
S君は大学時代の友人達とゴルフをするという情報は得ていましたが、まさかその結果報告というわけでもあるまいし
「何よ。今日はゴルフだったんだろう。」
「○○にいるから、30分以内に来るように」
「なに~~~~????!!!!!」
大学時代の友人の中に私の中学時代の同級生K君がいるので、飲み屋にタクシーとばして来いと言うのです。
いやいやではありましたが、その同級生にも会いたいような気もしてタクシーで出かけていきました。
ところが、ところがです。飲み屋さんに着いてみるとK君が見あたりません。
「あれ?Kは????」
「わりいわりい、疲れたって宿で寝ちゃった」とS君
「・・・・・・・・」
けっきょく私は、もうすでに出来上がっているS君達を接待する幇間(たいこ)持ち状態です。
歌を聴けば「よっ、先輩!上手!」、ロックグラスになみなみに注がれたほぼストレート状態のウイスキーを「大丈夫、こいつはこれくらいなんちゃないから」などとのたまうS君を立てて「いやぁ嬉しいなぁ、くくいっといかしていただきやす」てなもの
あげくの果てに、眠り始めたS君をタクシーに押し込んで
「お疲れさま、ゆっくり休んでねぇ~~~」
しかたがないので、いつものバーで飲み直して帰ってきましたけどね。
「Sの野郎、覚えてやがれ!この貸しは高くつくぞぉ~~~~~~~!!!」(笑)
そんなこんなで、寒い北風の吹く今日は、昨日図書館から借りてきた本を読みながらゆっくりと過ごしました。
昨晩、苦い酒を飲まされたにもかかわらず、今日読み終えたのは『酒宴のかたち』というのも私らしいですかね。
「一時二友三肴」
正月、誕生日、節句、クリスマスとその時々にかこつけて酒を飲み、友人が訊ねてきたと酒を飲み、良い肴がはいったと酒を飲む、これが日本人の酒呑みの典型だそうで、まさに私もこの類ですが、是非とも四番目に「お付き合い」というのも入れていただきたいですね。
「一時二友三肴、おまけにも一つお付き合い」
いかに「お付き合い」でも、酒呑みは酒を飲んでしまうんですよこれが
「まったく昨夜はひどい酒だったよ。」
「何言ってんの、飲む口実が出来て良かったくせに」
「・・・・・・・・そのとおりです。」
ほんとやだねぇ、酒飲みは(笑)
さて、今日の一枚は、リー・コニッツです。
クール奏法からウォーム奏法へと変身をとげたコニッツがアトランティックに残したアルバム。ピッツバーグのクラブに出演しているときの演奏を、ベースのピーター・インドが録音して、コニッツが編集したものです。
冷たいコニッツとあったかコニッツ、みなさんはどちらがお好みですか?
冷たいからこそのコニッツなのか、それとも今日みたいに寒い日はあったかコニッツか、う~~ん、暖かい人は他にもいっぱいいますしねぇ、だからその後のコニッツがあるのかもしれませんし。
是非ともこのアルバムとクール奏法のコニッツと聴き比べをなさってみて下さい。
いずれにしても、ギターのビリー・バウアーとのインタープレイはなかなかのものです。
THE REAL / LEE KONITZ
1957年2月15日録音
LEE KONITZ(as) DON FERRARA(tp) BILLY BAUER(g) PETER IND(b) DICK SCOTT(ds)
1.STRAIGHTAWAY
2.FOOLIN' MYSELF
3.YOU GO TO MY HEAD
4.MY MELANCHORY BABY
5.PENNIES IN MINOR
6.SWEET AND LOVELY
7.EASY LIVIN'
8.MIDWAY
おまけ、
え~~日曜日ですので『料理当番、今日の一品』
今日はともかく寒いので「鮭の酒粕煮」にしてみました。
具は、鮭、人参、大根、ゴボウ、シメジ、春菊、長ネギ、それにジャガイモでも良いのですが、本日は里芋。
寒い日に酒粕煮とウォーム奏法、これで体はポッカポカですよ。(笑)