赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
↑次にお星さまが増えるのはいったいいつになるのでしょう…
 



前回からのつづき)

いよいよ登城。入ってすぐのところは井戸が残っているなど籠城用の穴倉的なフロアらしく、一部修繕前の鯱などのオリジナルパーツが展示されていた。しかしさすがに2月ともなると靴を脱いでの城内見学は少々こたえる。



その上階は城の展示らしく、絵画やら鎧兜やらが並んでいた。少々薄暗くて、こういうところで写真を撮影すると写っちゃいけないものまで写ってしまいそうでやや気が引けるというかなんと言うか。事後に調べたところ人柱伝説などもあったようで、ますますもって恐ろしい・・・。



最上階からの眺めは素晴らしく、雄大な宍道湖まで一望できるのが格別だった。最上階からの眺めというのはどの城に限らず好きで、それは自分がまだまだライトな城ファンレベルということの証左でもあるし、そもそも何とかと煙は高いとこってことでもあるんだろう。



恐らくは真南の方角に松江の市街地と、その向こうに広がる宍道湖を見下ろす。松江の市街地は特に娯楽などが充実しているわけではないが、整然としていて、清潔で美しいという印象で、何より町並みを守ろうという努力がうかがわれて好感が持てた。市街地を通り湖への流れる大橋川の水はやや濁っているような印象を受けたが。



こちらは天守の裏側、北西からの眺め。春は桜が綺麗なんだろうなぁ。しかしながら、足元の寒さと、書類たっぷりの出張カバンの重みがボディーブローのようにきいた。しかし出張カバンが重いのは諦めろ残念なオトナよ。



真裏からの天守と、全体的に無骨な印象を与える石垣。



松江城から小泉八雲記念館や武家屋敷に向かう路は何というか、実に緑豊かで凛とした気持ちにさせてくれて個人的には好きだ。なんてことをいいながら、苔にときめけ!明日にきらめけ!



(つづく)

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