赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
↑次にお星さまが増えるのはいったいいつになるのでしょう…
 



木曜午前目一杯働き、木午後と金終日の1日半をかけ、取引先の松江訪問に随行する形で出張。1日目は現地駐在との事前打ち合わせのみで終了し、宿泊先にチェックイン。宿泊先のホテルは駅前でなく川沿いのものを選んだが、なんでもそのホテルの屋上にある時計台の鐘の音がNHK朝ドラ「だんだん」で使用されているんだとか。松江は街中が「だんだん」づいているようで、ここに限らず行くところ行くところで「だんだん話」になり、全く見たことがない自分はやや困った。帰りのタクシーの運転手のおじさんまでもが「吉田栄作さんを見た!」と語っていたのは思わず笑わされたが。



ホテルを出て同行した他部署の上役と夕飯へ。前日にネットで検索して評判の良さそうだった「川京」というお店がたまたまホテルから至近距離で1分もしないうちに到着。スズキ、モロゲエビ(車えびの一種)、ウナギ、ワカサギ、シジミ、コイ、シラウオの「宍戸湖七珍」を出す郷土料理のお店。雰囲気はカウンターのみの小料理屋さんという感じで、この日は母娘おふたりでお店を切り盛りされていたのだが、彼女たちが実に朗らかで柔らかな親子で、心地よい気分にさせてくれる爽やかな接客ぶりが際立っていた。


こんな怪しいラインナップのビルも・・・

松江と言えば宍道湖のしじみ、というのは恥ずかしながら今回の出張前リサーチで初めて知ったのだが、「だんだん」における栄作の役もマナカナのどっちかの父で、しじみ漁師という設定らしい・・・。「うぉぉぉーー」の時代からすると覚醒の感である。左に見えるが「おたすけしじみ」。実は貝類は余り好きではなくて普段好んで食べないのだけど、これはイケましたわ。そしてこの煮汁で最後に頂いたおじやも最高だった。そして右に見えるはハマチや白魚の刺身。鮒の糸づくりもあったのだが端っこ(橙色の物体)しか写ってねぇ・・・orz



こちらも七珍のひとつ、鰻のたたき。日本中からこれを食べにお客が!という話を話半分で聞いていたのだが、なるほど一度食べたら忘れられない食感と味である。ニンニクのきいたうなぎのたたき、というと何となく薄っぺらい表現になってしまうのが残念。何でもこの「鰻のたたき」をモチーフにした小説も出ているとかで、本まで見せてもらった。小説中に描かれている店主とリアル店主(つまり女将の旦那様)ではキャラがまるで違うんだとか。ちなみに地酒も豊富。自分が頂いた「出雲誉」はかの「竹下酒造」のものらしく、ラベルに「うぃっしゅ」の写真が刷り込まれていて商魂にわろた。



周りのお客さんの話を聞く限り、出張で松江を訪れるたびに通っているリピーターの方も多いようで、自分としてもまた旅行やら出張やらで松江に行く機会があれば是非再訪してみたいお店。ネットでちょこちょこっと調べただけにしては大当たりだった。うまいもんと地酒を頂いて気持ちよくぐっすり眠って、珍しく(?)翌日の仕事にしっかりと臨むことができた。同行したのは人事部署の上役だったのだが、そんなわけで少なくともお店のチョイスに関してはかなり高い評価を頂いたようだw

てか喰いかけの写真ばかりで恐縮です・・・。

(つづく)

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