つれづれごと。

SD他、管理人葉月の日常の中で思うことを綴ります。※SDに関しては、必ず5/29「はじめに」をお読み下さい。

FEC

2011-04-08 20:15:25 | 乳癌
題名のFECは、抗がん剤です。
私が今回投与されたもの。

抗がん剤は、副作用がないのが理想です。が、これが、細胞分裂の早い細胞をねらい打ちするため、多少の副作用は出てしまうそうで、吐き気と脱毛は皆セットだそうです。
他、薬により、様々なものがありますが、FECで予告されたのは、
・発熱
・吐き気
・食欲不振
・口内炎
・下痢
・脱毛
・骨髄抑制(白血球・赤血球・血小板減少)
です。
これもひとによって出方が違います。
私は初投与なので、入院で、副作用の出方を見ます。
中には命に関わる副作用もあるからです。

これも、怖かった。
いえ、今後どうなるか分からないので、まだ不安ではあります。
ただ、最初はまったく分からない…誰も、私が、私という人間にどんな副作用が出るか分からない、というのは怖かったです。
投与前日は、夢が全部、点滴の夢でした。

投与当日。
朝食後、しばらくしてから吐き気止めを飲み、10時半ごろ開始。
最初は吐き気止めを点滴、抗がん剤、生理食塩水、抗がん剤、抗がん剤、生理食塩水を点滴。
生理食塩水は、「点滴を綺麗にするため」?とか言われましたが、抗がん剤を余さず体に入れることと、トイレを促すためなんではないかと勝手に思っています。

ファルモルビシンという抗がん剤は、綺麗な赤色で、アセロラドリンクにオレンジ色がかった雰囲気です。
これが入ると、点滴後の尿は赤いです。
ちゃんと説明されていましたが、実際見ると、やっぱり何か変ですね。

緊張しまくる私に、看護師さんが色々と話しかけてくれ、すっかりリラックス。
一度目の投与はあっさり終わりました。

点滴中にお昼ご飯が来ましたが、緊張して食べられず(でもお腹は空いていた)。
看護師さんがとっておいてくれて、点滴後、温めて持ってきて下さいました。
食べられないんじゃ、と心配して下さる看護師さんに、ここの病院のご飯は美味しいし、ひじきご飯好きなんで食べたいです、とつい本音を言ってしまって恥ずかしい私。
…いや、実際美味しかったです。

このあたりまでは、何も無しでしたが、投与終了して数時間後。
15時前後に、「気持ち悪い…」という感じに。
たとえれば、くらくら感なしの乗り物酔い初期でしょうか。

私は吐き気止めを他にももらっていたので飲みましたが、やっぱり気持ち悪いままで、夕飯はデザートのゼリーだけを食べ、後は一口ずつ食べてみて諦めました。
胸が拒否する感じでした。

で、看護師さんに教わった通り、売店で食べられそうなものを買って食べました。
カットフルーツ、ゼリー、ジュースは美味しかったです。
私は味覚異常はおこさなかったので、味は分かりました。
水も飲めましたので、よく水を飲みました。何故かのどが酷く渇きました。
おかげでトイレの回数も増えて、何だかな~、という感じでしたが、実はこれがよかったようです。

吐き気を軽くするためには、水分をたくさん取って、早めに余分な抗がん剤を体の外に出してしまった方がいいそうなのです。
気持ち悪くならないうちに、たくさん水分を取っておいた方がいいみたいです。
コメント
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