波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

金華山の麓の大仏様(金華山・岐阜方面散策その2)

2025-01-25 01:37:49 | お寺

こんばんは、白黒茶々です。

前回の日記の終盤あたりから、私・の白黒茶々家の1人と2頭は岐阜市の金華山の山頂に留まっています。 私たちがそこに行き着いた頃はまだ静かだったのですけど、ロープウェイや登山などによって、観光客が続々と増えていき………

前回の日記の最後の画像からはうって変わって、賑やかになりました。 私たちは(波狛日記の中では)2話にまたがって山頂に居座っていたことですし、そろそろ下山することにしましょう。 行きはロープウェイで一気に来たのですけど、帰りは波の様子を見ながら、山道をゆっくりと降りていくことにしました。 金華山にはいくつかの登山道があって、傾斜や足元の状態によって難易度が変わってきます。 今まで私たちは最も優しい七曲り登山道をよく利用していたのですけど、今回はもう少し厳しくても早く降りられそうなめい想の小径を選びました。
※一度そのルートに足を踏み入れたら、後戻りできませんよ。 途中でリタイアもできないのですけど、本当にそちらでいいのですか?(編集部最後通告)

いけそうな気がするので、きっと大丈夫です ところが、降り始めてから間もなくして、岩肌が露出する険しい道へと変わっていきました。 さらに道幅は狭く、登ってくる人たちに道を譲ったりしながら降りていったら、余計に時間がかかりました。

若いほうの類で元気が有り余っている狛はともかくとして、シニアに入った波も頑張って付いてきてくれました。 しかし、麓が近付いた頃にヘバッてしまいました。 こうなったらやむを得ません。 私は彼女を抱っこして、残りの道を歩いていきました。 ところが、「………もうムリ 」間もなくして私のほうも限界となり、再び波に自力で歩いてもらうことに。 お互いにギブアップを繰り返しながら、目安より1,5倍の時間を要してようやく麓の岐阜公園に行き着くことができました。

その公園内には、朱塗りの三重塔があります。 これはお寺のものではなくて、大正天皇の即位を祝う御大典記念事業として企画され、市民から寄付を募り、大正6年(1917年)に岐阜市が建立したものです。

また、近年になって発掘・整備された織田信長の館跡もあります。 それらを含めた岐阜城の一帯は、平成23年(2011年)に国の史跡に指定されました。

今回の訪問は紅葉狩りも兼ねていたのですけど、金華山の山頂などの一部を除いて色づきはイマイチでした。 この年は紅葉が大幅に遅れていて、12月に入ってから見頃となりました。

それと「ボーイズ・ビー・アンビシャス」のセリフで有名な、板垣退助の像もあります。
※容姿は似ている……… いや、似ていないのですけど、そのセリフはクラーク博士によるものです。(編集部突っ込み)
明治15年(1882年)4月6日に、彼は現在岐阜公園となっている場所での演説を終えた直後に、刺客に襲われました。 なんとか一命を取り留めたのですけど、その時に「板垣死すとも自由は死せず」と言ったと云われています。

さらにこの時季には公園内で菊人形・菊花展がおこなわれています。 しかも無料で、綺麗に咲いた菊の花や、凝った菊人形などを見ることができます。

岐阜公園の西側の入口には、このような立派な門や青年期の織田信長の像があります。 その背後には、頂上に岐阜城の模擬天守を冠した金華山が見えますね。 朝に来た時に撮ろうとしたら思いっきり逆光だったので、撮影は帰り際まで持ち越しとなりました。 それらを仰ぎ見たら、次の目的地に向かいましょう

………とはいっても、岐阜公園のすぐ近くなのですけど。 公園の道路を隔てた反対側には、このような背の高いお堂を有する金鳳山正法寺さんがあります。 裏側からでは掴みにくいので、お寺の正面に回ります。

正法寺さんは、天和3年(1638年)に開山した黄檗(おうばく)宗の寺院です。 後方に見える印象的な建物は大仏殿で、寛政12年(1800年)に完成しました。 「今、大仏殿って言いました?」と喰い付いてきた大仏好きな方のためにも……… いや、「岐阜大仏」といえばその姿が思い浮かばれることと察しますけど、今からその大仏様とご対面致します。 波と狛には車の中で待っていてもらって、その間に私が大仏殿で仰ぎ見たのは………

高さ13,7mもある、巨大な大仏様でした 見事な福耳で、見る人の心が安らぐお顔をしていますね。 しかし、この大仏様は構造上露座できないこともあって、大仏殿のほうが先に造られました。

………というのは、実はハリボテ……… というか、岐阜大仏は乾漆仏なのですよ 大きな木の支柱に竹で骨組みを作り、そこに粘土を塗って、一切経が書かれた和紙を貼り付けました。 さらにその上に漆を使って金箔を施し、全体を仕上げたのです。 なので「籠大仏」とも言われています。 その作業は大変だったみたいで、38年もの年月を費して天保3年(1832年)に完成しました。 そして現在は奈良の大仏鎌倉大仏とともに、日本3大大仏の1つに数えられています。 見応えとありがたみはあるのですけど、あまりにも大きくて、見上げていたら首が疲れてきてしまいました。

正法寺さんをあとにした私たちは、岐阜市内にあるもう1つの国指定史跡のお城に向かいました。 なので、次回の日記はそのお城と、ついでに寄った宿場町のレポートを録画で(?)お伝えします。



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赤岩寺の蝋梅と貴モーニング

2024-02-24 00:58:29 | お寺

こんばんは、白黒茶々です。

まだ寒い時季が続きますけど、皆さまはいかがお過ごしでしょうか? 春までもう少しなので、寒さに堪えて……… という挨拶をするところなのですけど、2月なのに寒くはないというよりは、むしろ暑い スキー場や鍋料理業界などにとっては、厳しい冬となりました。 その一方で、2月といえばの花が見ごろとなる時季でもありますよね 梅の名所にも行きたいのですけど、私は梅でも今年は蝋梅を見ておきたくなりました。 なので、近場で蝋梅があるところを調べていったら………

豊橋市の北東部にある赤岩寺さんに行き着きました ちなみに日付けは2月4日。 この日は曇りの予報に反して朝から雨だったのですけど、目的地に着く頃にはやんでいるだろう。 ………という希望的観測に則って、ここまで来てしまいました。 この段階では霧雨だったのですけど、間もなくしてやんでくれました。 後方に見える楼門形式の立派な山門には………

いかつくて力強い仁王像が収められていました。 さらにその先に続いている参道を歩いていったら………

朱色の門がある、お寺の主要部に至りました。 こちらのお寺の正式名は、高野山真言宗の赤岩山赤岩寺さん。 神亀3年(726年)に行基菩薩によって開創されたと云われています。 さらに、天安元年(857年)に弘法大師(空海)の弟子の杲隣(ごうりん)上人が中興し、高野山平等院の末寺となりました。

朱色の門の向こうにも見えていた本堂は、小規模ながらも深みがあって立派です。 その手前に見える托鉢姿の石像のお坊さんは、弘法様でしょうか?

その本堂の近くにある梅の古木の花は、満開となっていました。

こちらの朱色の建物は、愛染堂にございます。 この堂内に祀られていた木造愛染明王坐像は、国の重要文化財に指定されました。 そういえば赤岩寺さんに来た目的は、蝋梅でした。 梅園ならぬ蝋梅園のようなものはないので、境内を探していったら………

先程の朱色の門の近くにありましたよ 本数は少ないのですけど、特徴的な蝋細工のような黄色い花をつけていました。

せっかくなので、その風景の中に波と狛を入れてみました ところで皆さまは「ろうばい」って漢字で書けるでしょうか? 私の突然の問いに、狼狽されていることと思います。 もし書けなくても、大丈夫です。 私も、花のほうだけではなく、慌てふためくほうもあやふやなので。
それはさておき、朝のお花見を終えた私たちは、そこから一山越えた豊橋市東小鷹野にある………

以前から気になっていた、COFFEE SHOP 貴さんに向かいました。 こちらでの目的は……… もちろんモーニングですよ 店構えは小さいのですけど、駐車場からして混んでいました。

席のほうはなんとか確保できたので、メニューを選んで……… と言いつつも、実は私は前もって注文するメニューを決めてきたのですよ 写真に出ているたまごかけごはんも捨てがたいのですけど………

スペシャルモーニングは、レギュラーに50円追加するだけで、こんなに豪華になるのですよ 小さなおにぎりが付いているのも、嬉しいですね ただし、今回私が狙っているのはこれではなく………

和食の朝定食でした 御飯のお供が充実しているうえに、目玉焼き焼き鮭まで乗ってくるときたもんだ さらにドリンクまで付いて550円なんて、まさにコスパ最高で至れり尽くせりです そんな私に、お店の方は「ご注文は何にいたしましょうか?」と聞いてきたので、待ってました とばかりにオーダーしようとしたら「御飯がなくなったので、レギュラー(モーニング)だけとなります」と、前もって断られてしまいました。 ぐ……… すでに1択ではありませんか。 ということは、お店の方が聞いてきたのは、ドリンクのことだったのですね。 しかし、私のテーブルにはメニュー表がなかったので、無難で私にとってはいつでも受け入れOKなホットコーヒーにしました。 それから間もなくして………

私の席に、レギュラーモーニングのセットが運ばれてきましたよ トーストオマケのパンも付いてきて、しかも両方ともしっかりと焼いてありました。 さらに小倉あんも添えられているので、パン類で味の変化を楽しむことができますよ 450円でも、このレギュラーメニューは侮れません
レギュラーは味も内容も満足できるものでしたけど、今回食べられなかった朝定食のほうも気になります。 それに、たまごかけごはんも食べてみたいですし。 さらに、後になってからお粥モーニングがあるということも知りました。 なので、これからは間を置かずにCOFFEE SHOP 貴さんを訪れなければなりませんね。

モーニングで朝の活力を注入した私は、その地域であるものを探究していきました。 その「あるもの」とは何なのか?それについては、次回の日記でレポートします。


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朝の東観音寺拝観と豊橋モーニング

2022-02-26 00:51:42 | お寺

こんばんは、白黒茶々です。

まだ寒い日が続いていますけど、皆さまはいかがお過ごしでしょうか? 私はコロナ禍の真っ只中ということもあって、なるべく人が集まるような場所や時間帯を避けつつ、とともに近場を巡っています。 ところが、出かける気満々だった2月の第2日曜日は一日中雨。 それだけではなく、予報ではその翌週も雨を降らせようとしてきたのですよ このままでは波狛日記のネタが尽きてしまう………

と心配していたのですけど、その日は朝のうちに雨があがるという予報に更新されていました。 なので、そのことを信じつつ支度をして、朝早くに波と狛を連れて家を出発しました。 目指すは伊良湖岬 ウチからは直通にすると車で1時間ちょっとで行けるところなのですけど、10年以上ものぶりとなります。 もちろん、今回はその途中で何ヵ所か寄っていくつもりですけど。 そのようにして、まず最初に向かったところは………

豊橋市小松原町にある東観音寺でした。 先程まで雨が降っていたこともあって、地面は少々ぬかるんでおります。 時刻は7時20分。まだ早い時間ということもあって、境内は静寂な空気に包まれていました。 趣のある山門をくぐっていったら………

方丈に行き着きました。 東観音寺は臨済宗妙心寺派の寺院で、天平5年(733年)に行基によって創建されたと云われています。 前回の光明寺に続いて、またしても彼の名前が出てきましたね。 当初は海側にあったのですけど、宝永4年(1707年)の津波で被災したために、その9年後に現在地に移転しました。

その方丈(本堂?)にかつて使われていた鬼瓦が、地上に飾ってありました。 その大きさはいうまでもないのですけど、三つ葉葵の御紋が付いていますね。 こちらのお寺は、徳川家から寺領を寄せられていたそうです。

方丈の東側にある本堂はけっこう古いので、移転した頃に建てられたのでしょうか?

こちらのお寺は、国指定重要文化財の木造阿弥陀如来坐像金銅馬頭観音御正体などを所蔵していて………

さらに多宝塔も国の重要文化財に指定されています。 こちらの建物は、大永8年(1528年)に建てられ、明治13年(1880年)に現在地に移築されました。 正方形の初層の上に円形の2層目が乗った姿は独特ですね。

さらにその境内には、うずらの供養碑もありました。 豊橋市は国内一のうずらの産地でもあって、その地域性を感じます。

あと、せっかくなので近くの正法寺にも寄っていきました。 こちらは東観音寺の塔頭の1つなのですけど、山門や門柱、お寺の名前を記したようなものなどは一切ないので、寺院であること自体わかりづらいです。 それよりも、私はこの時まで東観音寺のことを「ひがしかんのんじ」と呼んでいました。後になって知ったのですけど、正しくは「とうかんのんじ」でした。 早朝の参拝を終えた私たちはさらに西に向かっていき………

東観音寺からは車で6分ほどのところにある、りんごじゃむさんという喫茶店に入っていきました。 いうまでもなくモーニングが目当てなのですけど、快活CLUBも含めると3週連続ということになります。 こちらは朝の7時から営業していて、その駐車場には地元の農家のものと思われる軽トラックが多数止まっていました。 どうやら、地域に密着しているお店みたいですね。

立地やお店の外観から、失礼ながら古くて汚いイメージがあったのですけど、実際にはその真逆でした。 トイレも洋式の水洗でしたし。 それはさておき、まずはドリンクを選んで………

こちらのお店は、料金をちょい足ししてモーニングにするシステムになっていました。 それから間もなくして………

モーニングセットが運ばれてきましたよ 私が頼んだのは、半トーストが倍になるB(+110円)でした。 サラダが大盛りなのも、嬉しいですね。 店内で野菜の直売もやっていますし。これは、地元で採れた新鮮な食材を使っていると思われます。
朝の活力をチャージした私は、再び波と狛を伴って………

伊古部海岸にやって来ました こちらに来るのは昨年の8月以来なので、半年ぶりとなりますね。

ふきだしの形をしたエールモニュメントがあるので、やはり何らかのセリフを入れたくなります。 ところで、皆さまは棗黍之丞(なつめきびのじょう)のこの名ゼリフをご存知でしょうか? それにしても、暗闇でしか聞こえない歌っていったい………

そういえばこちらの海岸は、朝ドラの「エール」のロケ地にもなりました。

本当は皆さまにこの海岸の日の出の風景をお見せしたかったのですけど、朝からスッキリとした天気ではなかったので致し方なく。 それと、この時季は日の出の時刻が6時30分なので、それまでに来なければなりませんでした。

せっかくなので、逆方向も撮ってみました。 今回の渥美半島1周企画は、まだ始まったばかり。 次回以降も皆さまにオススメのところに立ち寄り、紹介していきます。


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本興寺散歩と初BONZO

2021-06-26 02:47:38 | お寺

こんばんは、白黒茶々です。

梅雨で雨の天気が続くと、正直言って憂鬱ですよね。 「やまない雨はない」とわかっていても、休みの日が雨だと損した気分になってしまいます。 そんな感じで、今回は例年より早く梅雨に入った、5月の休日の話です。

5月16日の日曜日の天気予報は、曇りのち雨でした。 しかもその雨は、早い時間帯から降りそうな気配でした。 できることならを連れて近くの名所旧跡を散策したいので、午前中は、いや、せめて朝のうちだけでも雨を降らさないでください。 そんな私のささやかな願いが通じたのでしょうか?朝から曇りの状態が維持できそうな様子となりました。 それならば………

私は彼女たちを連れて、本興寺にやって来ました。 こちらのお寺は湖西市では新居関所と並ぶほどの観光名所なのですけど、私は令和に入ってから、いや、平成の頃に……… いやいや、昭和まで遡らなければならないほど長い間訪れていませんでした。 ちなみに波と狛の後ろに見える山門は、17世紀後期に吉田城の城主から寄進を受け、そのお城から移築されたものです。 この山門も含めた………

お寺の境内の配置は、このようになっています。 本興寺は、南北朝時代の永徳3年(1383年)に日乗上人が開山した法華宗の寺院です。江戸時代には、徳川家康からの朱印地を拝領したことによって、10万石の格式と三つ葉葵の紋の使用を許可されました。

そうしたら、お寺の奥まで続いている参道を進んでいきましょう その両脇には………

塔頭(たっちゅう)と呼ばれる、本寺の境内にある小寺、いわゆる寺内寺院が構えられています。 こちらはそのうちの1つの、光明院であります。 かつて本興寺には8つの塔頭があったのですけど、現在は4つが存続しています。それらを仰ぎ見ながら、さらに奥まで進んでいったら………

中門に行き着きました。 今春修理を終えたばかりということもあって、朱色の柱や門扉がまばゆいですね。 その内側の有料ゾーンには、大書院や吉田城から移築された奥書院があります。さらにそれらの建物からは、小堀遠州が造った庭園を眺めることができるのですけど、今回は境内を散歩するだけでヨシとさせていただきます。

その有料ゾーンの南側には、江戸時代後期に再建され市指定文化財となっている客殿があります。 それにしても、けっこう大きいですね。

昭和初期にこのお寺を訪れた北原白秋は、静寂で落ち着いた雰囲気の境内をいたく気に入り、いくつかの歌を残していきました。 こちらの歌碑には、そのうちの1つの「水の音  ただ一つぞ  聞こえける  その外は何も  申すことなし」と刻まれています。

そして私たちは、いよいよ本興寺の最深部へ なんか、古刹の雰囲気がありありとしてきましたね。

その脇にある、江戸時代後期に再建された三十番神堂もいいのですけど………

やはりメインはこちらの本堂です 室町時代の天文21年(1552年)に建てられ、梁間(横幅)と桁行(奥行)はともに5間(約9m)。屋根は寄棟造りの茅葺きで、大仏様・禅宗様の二様式に伝統様式の和様式を巧みに採り入れた、三様式の折衷型。 ちなみにこの建物は、国の重要文化財に指定されています。

私たちが訪れたのは曇り空の休日ということもあって、境内には他の人影はなく、静寂な空気に包まれていました。 あまりに身近過ぎてなかなか足が向かなかったのですけど、思っていた以上に見応えがありました。ワンコと歩くのにも、いいところでしたし。 こちらは桜の名所でもあるので、来年のお花見の時季にも訪れてみたいです。

それから、あまり知られていないと思うのですけど、本興寺は地元でのみ撮影&公開されたローカル映画「書道♡ガールズ  青い青い空」のロケ地にもなりました。 主人公も含めた書道部員の女子高生たちがこちらのお寺で合宿したのですけど、名優の長門裕之さんが住職役をやっていました。 作品の中で彼女たちを見守る姿は好々爺そのものだったのですけど、彼にとってその作品が映画部門では遺作となってしまいました。

なんとか本興寺の散策中は雨に降られなくて済みましたね。 ひと安心したところで、私たちはそこから近いといえなくもないところにある………

BONZO COFFEEさんに向かいました。 こちらでの目的は……… もちろんモーニングですよ

豊橋市と県境を挟んで隣接している湖西市の喫茶店にも、同じようなモーニングのシステムがあるのですよ メニュー表の「モーニングサービス」という言葉を見ただけで、つい顔がほころんでしまいます。 それからしばらくして………

私の席にモーニングのセットが運ばれてきました モーニングの時間帯にはドリンク(こくまろブレンド・450円)に半トースト、ゆで玉子、サラダが付いてきます。 さらに私は半トースト(100円)と小倉(50円・すべて税込み)を追加したので、これらの内容で600円となりました。 こちらのお店は新しいほうなのですけど、サラダやコーヒーは上げ底のようなことはしていなくて、ぎっしりと詰まっていました。 もちろん、味のほうも満足できましたよ

昨春あたりから私は豊橋モーニングにハマっているのですけど、コロナの勢い次第でいつ県境越えを控えなければならない事態になるのかわかりません。 なので、これからは地元の気になっているお店も攻略していこうと思います。


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妙泉寺の桜

2021-04-21 02:25:45 | お寺

こんばんは、白黒茶々です。

桜の花は人の心を引き付け、お花見に行ってもおかわりしたくなりますよね。 その法則(?)に則り、豊橋モーニングでコーヒーのおかわりをいただいた後、私はお花見のおかわりというか、その日2つ目の桜の名所に向かいました。 そのような流れで、私たちが行き着いたところは………

旧東海道の33番目の宿場町となる、二川宿でした。 こちらは二川宿本陣を中心として、昔の街並みの面影が所々に見られます。その本陣は併設されている旅籠の晴明屋資料館とともに一般に公開されているのですけど、私たちが目指している桜の名所はこちらではないのですよ。
ということで、この通りをさらに東に450mほど行ったところに………

妙泉寺という寺院があります。 ずっと向こうに山門が見えるのですけど、そこに至るまでの参道からして見事な桜並木が続いていますね。 出だしからいい感じで、こちらの士気と期待が高まります。 その一直線の道をぐいぐいと進んでいったら………

山門に行き着きました。 さあ、いよいよこの日2回目のお花見をしますよ

ところが、ここに来てこのような断り看板が う○こを禁止したうえに、ワンコの散歩までも拒むなんて……… 野依八幡社のときと同じように、私は事前にワンコの進入の可否を調べていたのですけど、こちらはその分野の情報は見当たりませんでした。
それよりも、なぜそこまでワンコを拒否するのか気になって仕方がありませんでした。過去にう○こトラブルでもあったのでしょうか?それとも、住職がワンコ嫌いなのでしょうか? このニュアンスなら、抱っこしていけば入れそうな気もするのですけど………

今回は、立ち入り禁止区域の外にある桜の前で写真を撮ってヨシとしておきました。 ぬぅ~、こちらもよく見てみたら「敷地内に犬の糞をさせないで下さい」という注意書きが とにかくここから先は、私だけで見に行くようにします。

山門を潜ってすぐのところに、見事な桜がありました 改めまして、このあたりで簡単にこのお寺の説明をさせていただきます。 妙泉寺は日蓮宗の寺院で、14世紀半ばに日台上人が小庵を建てたのが最初と云われています。 一時衰退したのですけど、17世紀中頃に日意上人が再興。 さらに万治3年(1660年)に現在地に移転し、延龍山妙泉寺としました。 「妙」が付くお寺は大抵日蓮宗なのですよね。

桜の本堂へのかぶり具合もいいですね。

この連なった感じも見応えがあるのですけど………

こちらにも辛口看板が。 こうなったら、とんちを使って「『さんぽ』ではなく、数百歩歩いた」とか「走ったから散走だった」とか言って。く、苦しい………

妙泉寺さんはあまり大きなお寺ではないのですけど、境内の桜は綺麗で、また来たくなる程でした。 ただ、ワンコに厳しいところは……… 違う見方をしてみると、現在ワンコOKのところでも、私たちがルールやマナーを守らなかったらどこでもそのようになり得ると、教えてくれているようにも思えます。 なので、ワンコと一緒に訪れた場所では糞尿の処理は丁重におこない、まわりへの配慮も忘れないようにしていきます。

ほら、学校の授業の内容が順調に進み過ぎて、終業まで時間が余るってことがたまにあるじゃないですか。 そのような時に気が利く先生は、楽しい余談をしてくれました。なかには年配の大学の英語の先生が、シベリア抑留の実体験を生々しく話してくださって、授業よりそちらのほうが心に残るということもありました。 ただし、そちらは「楽しい」というものではありませんでしたけど。
そのような感じで、今回の話は短くあっさりと終わってしまったので、オマケとしてその1週間後に私が食べに行った豊橋モーニングの話をさせていただきます。

豊橋バイパスの大清水インターを降りて、西南の方向に車で4分ほど行ったところに、カーザビヤンカさんはあります。看板や………

お店の表示は「カーザビャンカ」となっているのですけど………

メニューの主力商品(?)は「カーザビアンカブレンド」という名前でした。 私が到着した8時ちょっと過ぎには駐車場はほぼ埋まっていて、その店内は常連と思われる年配のお客さんで賑わっていました。 一見すると何の変哲もない喫茶店のようですけど………

こちらのお店には、しっかりとモーニングサービスがあります。 全部で2種類で、ドリンク代のみでいただけるレギュラーモーニングと、450円追加してトーストが倍増し、唐揚げなどが付いて内容が豪華になるオープンセットとなります。 それらの中で、私が選んだのは………

はい、レギュラーモーニングにございます。 これほどの内容のものを、ブレンドコーヒーの代金の430円(税込み)だけでいただくことができるのですよ それだけではなく、コーヒーのミルクは小さなポットで出され、砂糖もテーブルの容器の中に入っていて、昭和レトロなところも残されていました。 しかし、私は昔喫茶店で空のミルクポットを出されたことがあって、それ以来その中身の量を確認してから使うクセがついてしまいました。 なので、今回も久しぶりにパカッと開けましたよ。

私にとってカーザビヤンカ、いや、カーザビャンカ、カーザビアンカ……… どれが正しいのでしょうか? それはさておき、今回が今年3度目の豊橋モーニングとなりました。 近々愛知県にも蔓延防止等重点措置が敷かれそうですけど、コロナが少しでも治まって、躊躇なく県境を越えて豊橋モーニングの食経験値を増やせるようになることを願っています。



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厄よけの霊山・法多山の初詣とたつぴの誕生日

2021-01-20 02:27:41 | お寺

こんばんは、白黒茶々です。

前回からの続きで、の白黒茶々家の1人と2頭は、本格的な初詣の真っ只中にいます。 矢奈比賣神社霊犬神社を参拝したあと、私たちはその勢いのまま袋井市の法多山(はったさん)に向かいました。 その近くにあるたつぴが通っている大学の前を通っていき、ほぼ満車の状態となっている民間の有料駐車場に車を止めてから………

法多山の正面となる門前町から入っていきました。 時間帯にもよると思うのですけど、この段階でかなり賑わっています。 さらに空腹中枢を刺激するような美味しそうな露店をやり過ごしていったら………

国指定の重要文化財となっている仁王門に行き着きました。 法多山は正式名は「法多山尊永寺」といい、高野山真言宗の別格本山であります。神亀2年(725年)に行基上人によって創設され、本尊の正観世音菩薩は厄除開運のご利益があるとされ、多くの信仰を受けています。
この日は初詣客でかなり混んでいたのですけど、モニター式の検温システムやアルコール消毒など、コロナ対策も徹底していました。

その関門を難なく突破したら、古木が立ち並ぶ厳かな参道を進んでいきます。 と、ここまでは順調だったのですけど………

私が登る覚悟をしてきた天にも続きそうな長い石段は、安全のためとかいう理由で封鎖されていました。 なんと、参拝者があまりにも多くて、本堂に続くもう1ヶ所の坂道に長蛇の列ができていたのです
私たちもやむなく並んだのですけど、話をよく聞いてみたら「本堂にお賽銭を入れてお参りする方は、こちらにお並びください」ということになっていました。私は今回は、いや、今回もワンコ連れなのですけど、こちらの本堂はその手前からワンコは立ち入り禁止となっているのです。 参拝のための交代要員もいませんし。本堂での参拝は物理的にムリということに。 なので、大行列の脇をすり抜けていき………

本堂の前にたどり着きました。

それにしても、お正月の三が日をとっくに過ぎたというのに、すごい行列ですね。 お賽銭を投入してのお参りはできなかったのですけど、私はその場で手を合わせておきました。 それが済んだら………

おみくじを引きますよ 法多山のおみくじは「凶」の比率が高いと云われていて、怖いもの見たさから私はその運勢が出るのを密かに期待していました。 その結果………

「吉」となりました。ま、まあ、普通の運勢ですね。 その中の待人が「来るべし」となっているのを見ていたら、その直後にワンコ連れの方に声をかけられました。

ポメラニアンの銀太君ランちゃんで、彼らの飼い主さんは私のインスタのフォロワーでした。 彼らと実際に逢うのは今回が初めてだったのですけど、波と狛を見て私たちのことはすぐにわかったそうです。このような出逢いがあるなんて、嬉しいですね。 「吉」も素晴らしい運勢です。

あとは、おやつに法多山名物の厄よけ団子を食べていくつもりだったのですけど、コロナの影響からなのか、この日はお持ち帰り用しか販売していませんでした。 その厄よけ団子茶屋の広場では………

大道芸をやっていたので、観ていくことにしました。 ナイフのジャグリングは観ていてヒヤヒヤするのですけど………

さらに高くて不安定なところでもやってしまうなんて、ブラボーです。

帰宅したあとは、お土産に買ってきた厄よけ団子をみんなでいただきましょう この団子は「秘密のケンミンショー極」でも紹介されたことがあって、小さな串に刺さったもちもちとした団子に、粒とこしの中間ぐらいのあんこが乗せられておられる。 ちなみに束になっている5串は、身体の五体を表しています。その束をバラして、1串ずつ食べるもよし、5串をそのまま頬張るもよし。そういう私は、1、1、1、2でいただきました。
来年はコロナの心配をすることなく家族で初詣に行き、引いたおみくじを見せ合ったり、厄よけ団子茶屋で団子をおやつにひと休みしたりしたいですね。

私と波狛が初詣のハシゴをしてから4日後の1月14日は、たつぴの誕生日でした。 2000年生まれで今年で21歳とは、なんてわかりやすいのでしょうか ちなみに、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」松永久秀を好演した俳優の吉田鋼太郎さんも、誕生日が同じ日であります。 その記念すべき日を祝うために箔母さんが用意したケーキには、下一桁のローソク1本が立てられていました。

そうしたら、今回も例の儀式をやりましょう パソコンやスマホの前の皆さんも、遠慮なく唱和にご参加くださいませ さん、はいっ
♪はっぴば~すでぃ、つぅ~ゆ~………

そんなたつぴは新年度には大学4年生となり、卒業論文や就職活動、アルバイトなど、忙しい日々を送ることになります。 コロナ禍でより大変になるのですけど、それらを突破した先には、彼にとって明るい未来が待っているといいですね。



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紅葉と「めめ」のお寺・油山寺

2020-12-26 03:13:43 | お寺

こんばんは、白黒茶々です。

今年も残すところあと僅かとなりました。 波狛日記の年内の更新は、今回も含めて残り2回の予定なのですけど、前回に引き続いて紅葉狩り……… というか、普門寺とおにぎりモーニングを味わった12月6日にあった話で、その日はとともに紅葉狩りのハシゴをやったのですよ。 それでも、その風景を皆さまにもお見せしたいので、2回続けてお寺の紅葉狩りのネタとさせていただきました。

普門寺とおにぎりモーニングのセットのほうは、朝早くから活動したこともあって、速攻で終わりました。 そのあと、私たちは一旦家に帰ったのですけど、私にはまだ余力と時間があったので、午後になってから箔母さんに「『めめ』に行ってくる」とだけ伝えて、家を出ました。 「めめ」とはいったい……… その実体については、のちほど明かさせていただきます。

………ということで、油山寺にやって来ました このお寺の周辺の紅葉も、見事に色付いていますね。

山門がお城の門みたい」と思われた方は、なかなか鋭いです こちらは、掛川城の城主だった太田氏が明治初期に寄進し、玄関下御門(大手二ノ門)を移築したもので、現在は国の重要文化財に指定されています。

その山門を潜っていったトコの参道では、木々の葉が赤や緑のコントラストになっていました。 そこをちょっと上がったところには………

「あっ、ぬらりひょん!」
と思わず声をあげられた方もいらっしゃるかも知れませんけど、違います。 こちらの方は栄西禅師で、日本にお茶を広めたことから「茶祖」とも呼ばれています。 油山寺のある袋井市はお茶の産地でもあるのですよ。

さらに、宝生殿を参拝しました。 医王山薬王院油山寺は、大宝元年(701年)に行基大徳によって開山された真言宗のお寺です。すべての人の穏やかな暮らしと無病息災を祈り、行基大徳は本尊の薬師如来を奉安されました。
油山寺という名前は、昔この山から油が湧き出ていたため「あぶらやま」と呼ばれていたことに由来しています。

その脇には、横須賀城から移築された書院がありました。

さらに奥に向かう参道沿いには、「るりの滝」という小さな滝があります。 天平勝宝元年(749年)、孝謙天皇が眼の病気を患った際に、このお寺の本尊である薬師如来に眼病平癒を祈願されました。 さらに、るりの滝に加持祈祷を行い、この霊水で眼を洗ったところ、病気が全快したそうです。 このことから、油山寺は眼病治癒のご利益がある霊山として、多くの人に信仰されるようになりました。

そこから先は、長くて緩やかな石段が続いていました。 そういえば、私と波はこちらのお寺には2年ぶりの訪問となるのですけど、狛は今回が初めてということに。 とかなんとかいっているうちにたどり着いた……… と言いたいところですけど、石段は突き当たったところからもさらに続いていて、けっこう息が切れるのですよ。

ハァハァ……… なんとかたどり着きましたよ。 私たちの目の前にある朱色の三重塔は、天正2年(1574年)に着工したのですけど、何回も工事が中断したり紆余曲折があったりして、40年近くも後の慶長16年(1611年)にようやく完成しました。 ちなみに現在は国指定の重要文化財となっています。

その近くの紅葉も、いい感じですね。 しかし、参拝の順路はここで終わりではないのですよ。

ということで、さらに石段を上がったところにある薬師本堂までお付き合いくださいませ。 こちらは元文3年(1738年)に8代将軍の徳川吉宗公が再建したと云われていて、県の重要文化財に指定されています。 その内部には………

大量の絵馬や千羽鶴が奉納されていました それだけではなく、五円玉で描かれた「めめ」もありますね。 しかも、手前の額縁のものは丁寧に眉まで描かれておられる。そういえば「千と千尋の神隠し」にも、「めめ」という看板が出てきましたね。そちらのほうには「生あります」という生々しい触れ込みも付いていましたけど。
とにかく、家族で参拝して五円玉の「めめ」を見て以来、白黒茶々家ではそれが油山寺のことを示す隠語になっているのですよ。

あと愛犬と紅葉狩りに来たら、やはり頭の上に葉っぱのせをやっておきたいですね。 しかし狛にはスキがなく、どの角度から攻めてもすぐに気付き、しかも私が手にした葉っぱを食べようとするので、ターゲットを波に絞りました。 その結果………

おおっ、見事に成功しましたよ というよりは波ちゃ、油断しまくりです。

紅葉の名所としてだけではなく、歴史的な建築物が点在し、眼病治癒の霊山でもある油山寺。さらに紅葉の時季には、夜間のライトアップがおこなわれているのですよ。 これほど盛りだくさんのお寺を、ワンコと一緒に散策できるなんて、ありがたいことです。 機運が高まったら夜の部を見に行き、幻想的な風景のなかに白ふわのワンコを浮かび上がらせてみたいです。



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「豊橋のもみじ寺 普門寺」で早朝散歩

2020-12-23 02:31:31 | お寺

メリークリスマス!白黒茶々です。

今回はクリスマスから直近で、次に更新するときには終わっているので、ここでその挨拶をさせていただきました。 といったトコで、年の瀬が迫っていますけど、皆さんは今年やり残したことはあるでしょうか?私はこの波狛日記で、季節ネタのような賞味期限が迫っているものをせっせと書きまとめています。 ということで、今回は12月に入ってから行ってきた、紅葉狩りの話をさせていただきます。

私はとともに昨年も行ったのですけど、静岡県との県境に近い愛知県豊橋市の雲谷(うのや)町には、最近紅葉の名所として人気も知名度も急上昇中のく普門寺というお寺があります。 そこは温暖で標高が低いこともあって紅葉の最盛期はやや遅く、12月の中旬まで見ることができるのですよ。 しかも、ウチからは車で20分弱でたどり着くので、波と狛の朝散歩の延長のような感覚で、散策することもできるかと。 ただしそのお寺はすぐに混むので、今年は日の出直後に入れるようにしました。

ところが防犯の対策もあって、お寺だけではなく駐車場まで封鎖されていたのですよ。 その際、巡回に来たお寺の方に「8時ちょっと前に開けるので、それまでお待ちください」と言われたので、その通りにしました。
ということで、改めて普門寺にやって来ましたよ まずはその正面入口となる仁王門を潜っていき………

紅葉を下から仰ぎ見ながら、参道を進んでいきますよ

その主要部には、この時季限定なのでしょうか?多数のキッキンカーが並んでいました。

普門寺は高野山真言宗の名刹で、神亀4年(727年)に行基によって開山されたと云われています。 紅葉の名所として知られているのですけど、山の麓に堂宇が点在していて、さらに木造阿弥陀如来坐像など、国指定重要文化財にもなっているものも含めて、多数の仏像が納められています。

といったトコで、その境内を散策させていただきます。 先ほどの客殿の建物のところの紅葉が綺麗なのですけど………

大きな銀杏の木も、見事に黄色く色付いていますね。 そのような中に………

動物供養塔がありました。 そこには犬猫のものと思われる名前が多数刻まれていて、飼い主さんの愛情が伝わってきました。

さらに、西側の坂を登っていったところでは………

大師堂と紅葉が見事にマッチしていました。 その奥に見える建物は………

本堂にございます。 せっかくなので、その風景の中に波と狛も入ってもらいました。 これにて普門寺の散策は終わりなのですけど………

ちょうど帰りに通った仁王門に人がいなかったので、こちらでも記念撮影をしておきました。 その門の裏側には見事な紅葉の木があって、このアングルは私からもオススメです。 ただし、今回のレポートはこれで終わりではないのですよ。 この普門寺を南に降りていったところには………

ちょっと行き過ぎてしまいましたけど、この看板を見るところから入りたかったので。 うどんとそばのお店の喰彩処成よしさんがあります。 さらに「おにぎりモーニングやってます」に気付かれた方もいらっしゃると思いますけど。そうです 今から皆さんも気になるであろうそのモーニングを、いただきに行くのですよ

ということで、成よしさんに到着しました。 お店はやや新しく、Google Earthやストリートビューにはまだ載っていません。

その店内はこのような感じで、座敷の席も用意されていました。

私が誘い込まれたおにぎりモーニングは、この時間帯にのみ提供されるみたいですね。 ちなみにこのメニューには、アイスかホットのコーヒーも付いてくることになっています。 それからしばらくして………

お待ちかねのおにぎりモーニングが運ばれて来ましたよ こんなに盛りだくさんの内容で税込み550円とは、まさに至れり尽くせり……… って、このセリフは前回の日記のモーニングの食レポートでも言ったような。 とにかく品数豊富で、満足感と満腹感のあるモーニングだったのですよ

成よしさんの掲示ボードを見ていたら、その片隅に可愛らしいワンコの写真入りハガキが飾ってありました。 お店の方に聞いてみたら、その子は外にいるとのことでした。 せっかくなので………

帰る前にあいさつしていきました。 彼はりく君という名前の秋田犬で、2015年11月生まれの5歳です。
今回、普門寺での紅葉狩りと成よしさんのおにぎりモーニングをセットにしてみたら、思っていた以上に相乗効果があって、充実したものとなりました。 成よしさんは季節限定ではないのですけど、来年の晩秋あたりにも同じようにして紅葉狩りをしたいですね。その際には、りく君との再会も楽しみにしています。


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