波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

その後の対応

2007-09-01 00:51:28 | Weblog
こんばんは、白黒茶々です。
 前回までのあらすじ。
襲撃してきたケアン君を抱え、その家の呼び鈴を鳴らしたら、なんと留守中 とかなんとかやっているうちに、箔が足元にまとわりつき、ケアン君を挑発するという事態に。どうする、白黒茶々さん



私の緊急事態をわかりやすく説明するために、その時の様子を身近にあるもので再現してみました。両腕に抱えているのはケアン君と同じ重さで、質感の似ている茶々嬢。「やれやれ 」というような表情をしていますけど、ここは興奮気味のケアン君の顔を当てはめておいてください。箔も本来ならもっと緊迫感のある顔をしていたのですけど、ちょっと緩んでしまってますね。 それから、現場は日没後の野外ということで、私の後ろにあるふすまはケアン家の玄関ということでよろしくお願いします。 

話は現場に戻します。私は以前から「今度ケアン君が不祥事を起こしたら、箔日記に載せてやる 」と心に誓っていました。 それでも、すんなりと飼い主の方に引き渡すことができたら今回の件はなかったことにしてあげたというのに、これではもう載せるしかありません。ついでに名前まで公表してやる ケアン君の名前は………え~と、何だったっけ? よく考えてみたら今までケアン君で通してきたので、それ以上踏み込んだことはありませんでした。
それにしても、このケアン君はやけに重いぞ。 ひょっとして夏太りでもした?それだけではなく、サマーカットされた体も滑りやすくとても掴みにくいです。 とは言っても、ここでうっかり地面に降ろしたりしたら、箔との流血デスマッチが始まってしまいます。 それだけはどうしても避けなければいけません。それよりも、こんなに大騒ぎになっているというのに周りの家から助けが誰も助けに来てくれないなんて、あまりにも悲しすぎます。 ひょっとしたら、私たちはこのままの状態で白骨死体になってしまうのでしょうか………
「も、もうダメだ……… 」私は、映画「タイタニック」でレオ様が力尽きて海底に沈んでいく姿を自分と重ね合わせていました。ただし、マスクのあたりがエラく違うのですけど。
そんな時に、以前箔母さんが「ケアン君のことでピンチになったら、携帯(電話)ででも私を呼び出しなさい 」と言っていたのをふと思い出しました。「両手がふさがっているのにどうやって………いや、イチかバチかやってみよう」ケアン君を片腕だけで抱え、「この体勢は25秒ぐらいが限度だな………用件を簡潔に伝えるためにも早く出てくれ~ 」携帯から自宅にいる箔母さんのところに電話をかけてみました。すると、すぐに繋がってくれたではありませんか 私の背後の「ワンワンワン………」という声だけですべての状況が伝わるとは思うのですけど、いちおう説明しておきましょう。 「ケアン君に絡まれて身動きが取れないから、助けに来てくれ~~~ 」「わかりました、すぐに行きます 」その一言ですごく救われた気分になりました。

それから間もなくして、全力で走ってくる箔母さんの姿が見えました。 「助けに来たぞよ、で、どうしたらいい?」とりあえずは「箔を家まで連れて行ってくれ」両者を引き離してから次の一手を打つことにしました。 その次の一手とは………「ケアン君を何らかの方法でこの家に縛り付けておかなければ」まずは犬舎型の犬小屋にケアン君を押し込み、それにフタをしておこうと考えました。ところが、その犬小屋のフタは完全に欠損していて、ふさぎようがないではありませんか 「他にいい方法は………」と言いつつ周りを見回してみたら、今回ケアン君が振り払った鎖、というより、散歩用のリードをそのまま繋いであっただったのですけど、があるのに気付きました。それをよく見てみたら、どこも破損している様子はなく、今回は引きちぎったのではなく何かのはずみで外れただけだということが判明しました。 そいつを元通りに繋ぎ直せば、すべてが一件落着です。 めでたしめでたし。 ………いや、ちょっと待てよ。



そのままではケアン君が逃走した痕跡が何も残らないではありませんか そういえば、昔私の実家で飼っていたシベリアンハスキーのリキも、鎖外しの名人、いや、名犬、いやいや、迷犬でした。 彼は鎖を外す方法を心得ていて、絶妙なタイミングで首を振れば、その鎖がうまい具合に外れるのです。自由を手に入れたハスキー犬は滅多なことでは捕まえることができないので、私たちはその対策を一生懸命になって考えました。 そして、「首輪との接合部をうまく改造して、2つに増やす」ということで話がまとまりました。その結果、リキの逃走劇はピタリと止まったのでした。今度こそ本当にめでたし、めでたし。

ケアン君の安全策については、何らかの方法で飼い主の方にも訴えてみようと思います。今回も長々と綴ってしまいましたけど、最後までお付き合いしてくださった方には感謝の気持ちでいっぱいです。最後まで読んでくださり、まことにありがとうございます。
コメント (23)
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