波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

映っちゃった♪フレ~フレ~大平台!

2018-08-01 01:27:44 | 野球ネタ
こんばんは、波ですワン
7月下旬の日曜日に、お父さんなみを家に置いて、たつぴ君と一緒に高校野球を観に、球場に行ってしまったのなの。



その試合はテレビで中継されているので、もしかしたらスタンドで応援しているお父さんとたつぴ君が映るかもと思って、ずっと観ているのなの。 お父さ~ん、そちらの様子はどうですかなの~?

はい、白黒茶々です。
波から話を振られたので、ここは今私たちがいる⚪⚪球場から現地レポートをする流れなのですけど、皆さまにもわかりやすいように、話は15日前の第100回全国高等学校野球選手権記念静岡大会(な、長い )の開会式にまでさかのぼらせていただきます。 開会式といえば、参加校が入場行進していき、その球場に勢揃いする光景が圧巻なのですけど………



やはり選手宣誓も見逃せません。 抽選を経て、今回その大役を担ったのは、たつぴの母校の浜松大平台高校大桑主将でした。そのような場面では、たくさんの人に注目されてテンパるところなのですけど、彼は堂々と落ち着いて「節目の大会に恥じぬよう最後まで諦めずに戦い抜き、未来につなげていく」ような内容を、ノーミスで宣誓しました。この経験は試合にも生かされたみたいで、最後まで諦めない粘りでチームを引っ張り、初戦を突破したのです。



それによって、私はたつぴと一緒に浜松大平台高校の2回戦の試合を観に行くことになりました。 その試合がおこなわれるのは、こちらの島田球場。暑い中だったのですけど、私たちは待ちきれなかったので、前の試合からその球場に詰めていました。 しかし、そちらの試合には地元愛が並大抵ではないほど強い島田商業高校が出ていたこともあって内野席はほぼ満席で、外野席も無料解放されるほど賑わっていました。 ちなみにその対戦校は、富士高校でした。

その試合が終わったときに、たまたま私たちの後ろの席の人の会話が聞こえてきました。 「次の試合は、韮山(高校)と浜松だい……… 何て言ったっけ?名前はあまり聞いたことがないけど、新しい学校だったよね」 私たちは「浜松大平台だよ 」と声を大にして伝えたかったです。 確かに、韮山高校は甲子園の出場経験もある伝統校&名門校なのですけど、大平台高校は創立13年目の新参者。 それから夏の大会は、たつぴが1年生のときの4回戦進出(ベスト16)が過去最高記録となります。



それだけではなく、島田商の出番が終わるとともに観客がゾロゾロと帰っていってしまい、球場がガラ空きに。 遠方のチーム同士がその中間地点の島田市で対戦するのでやむを得ないのですけど、こちらもきっと面白い試合になるから、みんなも観ていこうよ~



さらに私たちに追い討ちをかけるように、大平台の応援席も少ないような……… たつぴによると、1回戦は1年生は全員参加なのですけど、2回戦以降は自由みたいです。その1回戦が炎天下の中での延長14回の長い試合だったので、懲りた人が多かったのかも知れません。ま、まあいいでしょう 私たちが彼らのぶんまで盛り上げるので。 そうしているうちに、試合が始まりました。



先攻の韮山は青野君、後攻の大平台は佐藤君の先発で始まったこの試合。 2回裏に大平台がスクイズ(バントで3塁ランナーをホームインさせる戦法)で1点を先制しました。



対する韮山は6回表に1点を返し、同点に追い付きました。 高校野球の流れは自由自在に変わるので、このまま韮山に持っていかれてはいけない 大平台はなんとか韮山の後続を絶ち、その裏の攻撃に望みを託しました。



1塁にランナーを置きながらも、その回はすでに2アウト。写真には開会式で選手宣誓をした大桑君が写っているのですけど、ここで打席に立ったのは長打力もある畑君。なんと彼はボールをレフトスタンドに叩き込み、3対1と再び大平台が勝ち越しました。



そよか~ぜ~の~かおりのなかにく~る~まれ~て~………」
大平台高校は得点する度にアップテンポで校歌を歌うのですよ。 その際に私とたつぴは、肩を組んで左右に揺れる動きはさすがにテレがあってできなかったのですけど、一緒になって声高らかに校歌を熱唱しました。



佐藤投手はそのリードを守りきり、そのまま大平台が勝ち、2回戦を突破しました。 ちなみに今回は、1時間37分の省エネ試合となりました。そういうこともあって、父兄の方からも「今日は早く帰れる」という声が聞こえてきました。

浜松大平台高校の次の3回戦の相手は、浜松湖東高校。両校は近いこともあって、練習試合などで何回か対戦したことがあり、お互いのことをよく知っているそうです。 果たして、その試合の行方は



浜松大平台高校がなんとか振り切り、4回戦進出を決めました 3年ぶりの快挙ですね。その次の大平台の出番となる4回戦は、次の日曜日に予定されていました。



しかし私は炎天下の中、3週連続で球場での野球観戦はキツく、その試合は地方局のテレビ中継があるので、お茶の間で観られればいいと思っていました。 そのような中で、たつぴと高校野球の話になったのですけど、私の「大平台、勝ったね」から始まり、彼は「(4回戦をやる)草薙(球場)に(父ちゃんは)行くの?」と振ってきました。 「たつぴは行きたいのかい?」逆質問したら「できれば(行きたい)」と。そういう私も、実は行きたかったので、次の日曜日は急遽予定を変更して、たつぴと一緒に浜松大平台高校の応援に行くことにしました。



………ということで、やって来ましたよ 県営草薙球場に。こちらは、昭和9年(1934年)に日米野球で沢村栄治ベーブ・ルースと対戦した、伝統の球場でもあります。



さらに数年前に大改修がおこなわれ、両翼100m、中堅122mの国際規格を満たす、立派な球場となりました。 こちらを舞台にして、この日はどのような勝負がおこなわれるのでしょうか?

そうそう、大平台高校の対戦相手は、シード校(春の大会で上位に入ったので、組み合わせなどで優遇される)の島田商業高校(略して島商)であります。そう、大平台とは2回戦の島田球場でもご一緒していて、戦前に夏は4回の甲子園の出場経験がある、いわゆる古豪です。 昭和15年(1940年)の夏には甲子園で準優勝し、翌年も地方大会で優勝したのですけど、戦局が悪化して甲子園での大会は中止となってしまいました。
相手のほうが格上なのですけど、この試合に勝てば大平台にとっては初めてのベスト8になるので、頑張ってもらいたいですね。 そうしているうちに、いよいよその試合が始まりました。果たして、勝負の行方は………



初回にヒットなどで1点を先制した島商は、さらに4回表にも足を絡めて2点追加し、3対0とリードを広げました。



さらに、島商の放ったファールボールが、3塁側の大平台の応援スタンドに飛び込んだのですけど……… その際に、打球の行方を追っていたテレビカメラが、私とたつぴの姿も捉えていました。



対する大平台も負けていません。その裏にタイムリーヒットでランナーを返し、3対3の同点に追い付いたのです もちろん、その際には「 そよか~ぜ~の~かおりのなかにく~る~まれ~て~………」の校歌も飛び出しましたよ



それから応援レポートでは、開会式で選手宣誓をした大桑主将の両親がインタビューされていました。 その後ろのほうには、なんと私の姿が レポーターのお姉さん、ついでに私にもマイクを向けてくださいませ



その後は膠着状態が続き………
たつぴは仲のよかった後輩を見つけ、彼と一緒に応援することにしたみたいです。試合のほうは、1アウト1塁3塁など、大平台に勝ち越しのチャンスもあったのですけど、得点に結びつけることはできませんでした。 そして、試合は9回の攻防へと移っていきました。



9回表の島商の攻撃。大平台の佐藤投手は、2アウトまではあっさりと取ったのですけど、デッドボールでランナーを出し、その直後に連続で長打を打たれ、2点のリードを奪われてしまいました。
しかし、まだ諦めてはいけません その裏の大平台の打順は、2回戦で外野スタンド決勝打を叩き込んだ畑君からです。彼は私たちの期待に応えて、2塁打で出塁しました。 大平台の反撃開始なるか



しかし、あとのバッターが凡退し、3対5で浜松大平台高校は負けてしまいました。 ヒット数は島田商業高校の半分だったのですけど、勝負の行方は最後までわからず、古豪、いや、強豪校を相手に善戦しました。
別の場所で最後まで声を枯らして声援を送っていたたつぴにも、悔しい気持ちはあったのですけど「島商には、大平台のぶんも頑張って、甲子園に行ってもらいたい」と言っていました。彼の応援が届いたのか、その後も島田商は勝ち上がっていき、常葉大学菊川高校との決勝戦に挑むことになりました。



その試合も、1点を争う展開となったのですけど、最後に島商は力尽き、6対5でサヨナラ負けしてしまい、戦後初となる78年ぶりの甲子園出場は叶いませんでした。 一方の常葉大菊川は、2年ぶり6回目の出場ということに。その日、結果だけ知らされた私は、失礼ながら「残念でつまらない結果」と言っていました。
しかし、家に帰って録画しておいたその試合の中継を観ていたら、その勝負にかける両チームの選手や応援団たちの熱い想いが伝わってきて……… 強豪校も、新鋭校も、弱小校も関係ありません。 どの高校球児も野球が好きで、遠い近いはあっても、甲子園に憧れていることに変わりはありません。 その甲子園での大会となる、第100回全国高等学校野球選手権記念大会(やっぱり長い )は、8月5日に開幕します。 今度は郷土の代表校となった常葉大菊川がどこまで行けるのか気になるのですけど(先頭打者の奈良間君は打率が9割近いので、要注意ですよ~ )、高校野球の1つの試合、1つのプレーにもドラマがあるので、そのあたりも最後まで観ておきたいです。


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