こんばんは、白黒茶々です。
波&狛との天竜区の歴史探訪は、いよいよ佳境に入っていきました。 気分的には。近代から現代にかけての鉄道の変遷を見たあと、私たちは戦国時代のお城2つを巡りました。
さらに今回は、古代の史跡を訪れるというのですよ
なんか、流れがだんだんと古い時代に遡っていきますけど、狙ったワケではなく、まったくの偶然です。
とかなんとか言いつつ、私たちが向かったところは………
光明山古墳でした。 ちなみに波と狛がいるのは後円部の真後ろで、こちらからは真ん丸に見えます。
こちらの古墳は、秋葉街道から程近い丘の上にに5世紀中頃に築造された、前方後円墳であります。 平成30年(2018年)におこなわれた発掘調査では、古墳の斜面に葺石が敷かれ、さらに墳丘上には埴輪が並べられていたことが判明しました。
そうしたら、その外側を歩いて回ってみましょう。 古墳のまわりは杭や鎖で囲まれていて、登ったりすることはできません。
さらに、私たちが好きな石室も確認できませんし。
それでも、全体が段状になっているのがわかり、前方後円墳の輪郭を感じ取ることもできました。
さらに北側にある坂道から見たら、おおよその全体像を掴むことができました。 墳長は83mもあって、浜松市内では最大の規模となり、令和2年(2020年)には国の史跡に指定されました。
この坂道を上っていくルートもあるのですけど………
参拝の士気を高めるというか、お寺の雰囲気をより感じるために階段を上がっていきました。 あとになって知ったのですけど、この参道には「厄除け坂」という名前がついているそうです。
やはり上ったらその効果があるのでしょうか?
そして、私たちが向かったその先には………
光明山光明寺がありました こちらのお寺は奈良時代の養老元年(717年)に、行基菩薩が開創したと云われています。
曹洞宗の古刹なのですけど、油山寺といい法多山尊永寺といい、行基さんはかなりの数のお寺を創っていますね。正式名は「金光明山公明護国禅寺」。
その響きは、厳かというか煌びやかというか。もとは標高539mの光明山の山頂付近、現在の光明山遺跡があるところに位置していたのですけど、昭和6年(1931年)に火災で消失したので、現在地に移設しました。
皆さまは、正面に見える立派な大黒殿というお堂が気になるみたいなので、私が代わって中を覗いて……… いや、お参りします。
うわっ、デカい と驚かれた方もいらっしゃると思います。
それもそのハズ、黄金に輝く大黒天は台座も含めた高さが約4mもあり、国内最大級の大きさ。
光明山の太さが10mもあった大黒杉から彫り出されました。
金運のパワースポットにもなっていて、磐田市出身のゲッターズ飯田さんも通っているそうです。
さらにその裏には、奥の院に続く登山道がありました。
奥の院は、麓の境内から見えていたあのお堂ですね。 8分程度の山道なら、気軽に行けるでしょう。
ハアハア……… 思っていたよりもえらい。
※この地方の方言で「大変だ」や「しんどい」という意味です。(編集部注)
波と狛はグイグイ行っていましたけど。 それでも、登り始めてから6分ほどで、奥の院の摩利支天堂が見えてきました。
それにしても、深みがあって素敵なお堂ですね。 ここに祀られている摩利支天は、身を守ってくれる護身の神、勝利や開運の神として信仰されています。
戦国時代は武将に人気で、徳川家康が守護神として崇敬していたそうです。
その周辺や土台は最近改修されたみたいで、新しい砕石が敷き詰められていました。 それよりも、狛犬ではなくて狛猪に護られていましたよ
この愛嬌のある顔がたまりませんね。
その奥の院の位置からは………
視界が開けていて、周辺の眺望はもちろんのこと、光明寺の境内の様子や光明山古墳の全体像を掴むことができました。 本来の展望台は、もう少し先にあるみたいですね。
ここまで来たらせっかくなので、極めてみましょう
とはいっても、先程の道よりは足場が悪くて踏み幅も不安定で、険しさは増していました。
あ、でも無事に到着できたので、ご安心くださいませ。 その頂上には………
木造の展望台が設けられていました。 そこに昇れば、より見晴らしがよくなる………
と言いたかったのですけど、手前の木が思いっきりかぶっていますね。 余力があったら光明山遺跡にも行くつもりだったのですけど、欲張りコースを巡って気分的にお腹いっぱいだったので、あとは帰路に就くことにしました。
そして、再び麓の境内に降り立ちました。 こちらも後になってから知ったのですけど、この画像に少し写っている石塔は摩尼車(まにぐるま)というそうです。
1回まわすと1回お経を唱えた効果があるそうですけど、そこに刻まれた「おんろぎゃろ ぎゃぎゃらやそわか」を口にしながら回すと、なおよろしい
なんか面白そ……… いや、ありがたみがあるので、次に来る機会があったら是非やっておきたいです。
その帰り際にスマホの中身をチェックしていったら、天竜二俣駅で得た「ゆるキャン△」の大垣千明のQRデータがまだ生きていました。 そうしたら、せっかくなので………
光明寺にも、彼女を呼び出してみました 私が言うのもナンですけど、あきちゃんはいろんなところに連れ出されて大変ですね。
とにかく、今回の天竜区散策シリーズを締める絵に出てきてくれたので、ありがとうと言いたいです。
また、それらの話に最後まで付き合って、私たちの行動を見守ってくださった皆さまにも感謝しています。
厄除け坂に巨大大黒様、おんろぎゃろ……… など、光明寺には運気アップの仕掛けが詰め込まれ過ぎ!と思われた方は、こちらに投票してやってください。