嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

最初の愛は尊い

2004年06月15日 08時54分28秒 | 駄文(詩とは呼べない)
最初の愛は尊いものなのだけど
僕の知っている愛は薄まりすぎています
僕の知っている愛は初めての人の初めての愛よりも
遙かに価値が無く遙かに意味が薄く
また、なんら輝きを発していません。

だから僕は愛するのをやめます

僕は誰かを愛する事を始めません
また誰も愛する事ができません
だから本当は愛する事をやめることもできないのです

それでも僕は愛するのをやめます

くだらない言葉を精一杯神聖に語ってみるのも良いでしょう。

神はあなたを愛しています

犬笛を吹いたよ

2004年06月15日 08時40分00秒 | 駄文(詩とは呼べない)
誰も僕を見なくていいです
だからせめてこの言葉達だけは
ここに残す事を許してくれませんか?

僕を愛さなくていいです
だからせめてこの言葉だけは
意味も理解も超えないままに
言葉として漂う事を
許してみたくはありませんか?

1年が長いとも早いとも言えるのは
きっと断言も実感も虚構の域をあまり超えてないから

忠実な世界は
無の僕(下部)として
無くなる事を望んだりもすることなく
当たり前の速さでそれをこなすのだろう

その時きっと世界は
真理も永遠もない遙か遠いところへ
還るための場所へ
帰る事もなく消えていくのだろう

僕にはそれが懐かしくて
なんだか嬉しい

悲観しなくとも訪れる死が平等ならば
全ての世界は平等に在り続けるために死んでいく

一つの同じは
全ての同じで

同じような死が繰り返される毎日の中で
僕は死に続けていて

それを縛る事も逆らう事もじつに不自然な事で
未来のために僕が死んでいくのはあまりにも自然な事で
それでも悲観する理由が僕のどこにあるのだろうか

僕の死を受け入れない人達が居るとすれば
それはきっと僕を受け入れた人達の中に過去の僕が居るせいだろう

生きている僕は死んでいる僕と対極に位置するから
僕がどこかで生きる限りにおいて
僕の死は拒絶され続けるだろう

生と死の狭間に今があると仮説を立てられるなら
僕は生まれ続けて死に続ける事で
僕が在り続ける事を許している

許されないほどの罪を背負うのが恐ろしくて
孤高のオオカミは犬になります

犬の鳴き声を
どうか憶えておいて下さい。

「もっと現実を見ろよ。」「君は見てるの?」

2004年06月15日 08時12分45秒 | 駄文(詩とは呼べない)
魂に刻まれている言葉と
肉体に刻まれている言葉は
どちらを信じたらいいのだろうか?

ここに答えが存在しないように
そもそもこのような問いは成り立たない。

僕らは魂を見る事が出来ないのと同じくらいに
肉体を確認する事ができない

そこで創作という言葉が
無理矢理掲げられた大きな旗の中で
力強く風を受けてはためく。

僕は他人に怯える不安な精神病者の目つきで
既に今ある外部記憶としての本を馬鹿にする

今ある秩序からカオスを読み取るのと同じくらいに
外部記憶から故人の知恵を借りる事が馬鹿げていると
僕の魂は与えられた言葉達と会話する。

言葉は自然な囁きで人々を誘惑するけれど
感じる事の出来る感性や実感といった類の妄想概念と喧嘩し

現実こそが神なのだと力強く断言する。

そこには優しさなんか欠片も含まれてはいなくて
戦士達を敗北させる悪魔よりも遙かに強くて
強力な催眠術で「リアルな現実感」という言霊が僕らを呑み込む。

僕は抵抗する事なんかとっくに諦めていて
夢も現実も自分も僕を信じていなくて
僕は信じてくれた僕にだけ僕を使う事を許していて

そのあまりにも許されない潔癖の牢獄が
不思議なほど僕を落ち着かせる。

拘りの閉塞感
自由の牢獄
世界の抜け殻

いいじゃないか いいじゃないか
やんや やんや

誰も僕の言葉に本質的に感動しないのは
僕すらも感動していないからではなく
感動が何なのかわからないほど薄まりすぎているから。

なんとなくだけど

2004年06月15日 07時45分54秒 | Weblog
強制的に開かれている感じがする。

gooBLOGの追加モジュールによって
脳梗塞の血流が薬剤投与により
正常な流れになっていくような印象も受けるのだけど
それは何かに似ているだけで
それが開かれた意志によるものなのか
無理に外へ開く流れを受けてのものなのか
ハッキリとはわからないのだけど

少し恐ろしいものを感じる。

隠した言葉が暴かれた事への潜在的不安か?
いや、もともとそんなものは無かったはずだ。

僕は秘密のラブレターを満員電車に投げ入れて
紙はぐしゃぐしゃになって
汚れてちぎれてばらまかれたが
それは既に原型の美しさなど、とどめてはいなかった

それは救いにも似た
乱雑で無関心な悪夢で
綺麗なものほどあっけなく汚される
心理的摂理を醸し出す

それは人を不安にし
寂しい孤独を急速に結びつける

そして愛の大安売りが始まる

僕は開かれた姿勢に対して拒否反応を起こした
哀れな自閉症患者を演じ、
渡された脚本には無理な三文芝居を押しつけられて
暴動を起こす人々の微妙な気持ちの変化など
どこにもメモすらも書き記されてはいなくて

それが物悲しい当たり前の模倣と共に
オリジナリティの欠落を叫び続けていて
叫びに洗脳され、騙され続けた偽の創作者が
個性!個性!とありもしない幻想を抱いて酔ったフリを続ける。

僕は7月の空からそれを眺めて
今の自分を反省する。

フッと我に返れば
僕はいつもの呟きを繰り返す。

独り言、独り言。

君たちの隙間を埋めるものが、見つかるといいね。