誰なのか知らないが
俺に力をくれる人が居る
俺はその人に感謝したいんだけど
感謝なんかしたら駄目のような気がするんだ。
何故かはわからねーんだけど
きっとそういうものなんだ。
色んな人が色んな不思議な事をして
俺を励ますんだ。
俺はその不思議な力に支えられてなんとかかんとかやってる。
だけどさ
俺はそんな事とは関係なしに
多分無条件に自分の事が好きで
自分だけが好きで
自分を見て
自分の考えだけを信じて
そうやって今までやってきたんだ。
今更それを変えられない。
裏切れない。
俺は俺の中にある司令塔に忠実な僕(しもべ)でありたいんだ。
そう思ってる。
だから僕が必死にやってる事のほとんどは
ほとんどががらくたの寄せ集めで出来ていて
なんの意味も無くて
儚くて寂しいんだけど
それでも俺、俺の事が好きなんだ。
俺は俺を愛したいんだ。
俺は俺の全てを受け入れて愛したいんだ。
だけどそれ、うまくいかないんだ。
なんでかって、そう君が居るから。
君が僕の中から消えてくれない限り
俺は俺を好きで居続ける事なんか出来ない。
だけど俺の中にほんのひとかけらだけ、
君を信じてみようかな?
って戸惑う心があるんだ。
時々その好奇心みたいな危ない何かに吸い寄せられて
それで僕は何か心地よい光みたいなものを一瞬だけ見るんだ。
そう、ほんの一瞬だけ。
カチンって言うのか
キランっていうのか
そんな事はしったこっちゃないんだけど
何かが俺の中ではじけるんだ。
それがあまりにもまぶしいものだから
だからきっと俺
まだ君の事が好きなんだと思う。
だけどほとんどの場面において
ほぼ全ての局面において
君を嫌いだと言うだろう。
君が恐ろしいと言うだろう。
そんな弱い僕を君は許してはくれないだろう。
だけど俺、君がどうしようもなく自分に甘くて
どうにもならないほど孤独な人間って知ってるけど。
その孤独の世界に風穴を開けられるのは
もしかしたら僕なんじゃないかって
そう思ってしまうんだ。
それが誰かを苦しめるとしても
そういう心があることは
それはもう、僕の中で神聖化された事実で
それが僕の中の尖った針が時々変な方向に振れる理由で
そんな小さな儚い希望だけど
信じたくなる時も確かにあって
でもほとんどいつも
俺は君の言葉だけを追いかけて絶望の中で延々と暮らすんだ。
そんな君にいつか俺を
誰にも見せてない本当の俺を
見てほしいって
そう思うよ。
親愛なる友へ。