「ぐうたら ・フォト日記」

「ぐうたら」を生活信条とする、ぐうたらなフォト日記です。時々『写真の無い・フォト日記』にもなります。

今日の出来事!

2008年06月10日 | フォト日記
今日も知り合いを案内して、恵比寿のポーランド大使館に行ったのですが、品川駅で山手線に乗ろうとするとおばあさんが、メモを差し出しながら「池袋に行きますか?」と聞いてきました。

「行きますよ!」と行ったのですが俄かには信じられないのか、メモを差し出して「ここが品川ですよね?」、電車が出そうなので「そうです。乗ってください!」と言って空いている席に座ってもらいました。(何だかテレビドラマの導入シーンみたいだな?)

おばあさんは不安なのか、杖とメモを握り締めて、「どれくらい掛かりますか?」、「20分くらいかな・・・?」、入り口の路線図を見ると30分と出ていました。「30分ですね!」

池袋から西武電車で椎名町まで行くようです。僕も横に座り一緒に喋っているうちに、「どっかでこんな事あったな・・・?」と思いあったたのは10年前のスペイン、セビリアのバスの中での出来事でした。

その時は僕がおばあさんの立場でした。おばあさんは広島から新幹線で出てきて、池袋での乗り換えも心配なようです。

1回改札を出なければならないし「恵比寿からまだ大分あるな・・・」と思いつつも、約束の時間ぎりぎりだし・・・、思い切って前に立っている僕と同年輩のご婦人に「どちらまで行かれますか・・・?」と声を掛けてみました。(僕らをちらちら見ていたし、誰か池袋まで行く人が傍に居るかもしれません)

すると「渋谷です。」、「あー渋谷ですか?、この方池袋まで行かれるんです!」大きな声で言えば誰か助けてくれるかな?、とも思ったのですが、みんなこっちを見てくれません。
でも「心配ですよね・・・?」とそのご婦人、隣に座ったご主人らしき人が、指折り数えて「10個目かな?」
とりあえず渋谷まで引き継いでもらって、空いた席に座った人に頼んでもらえるだろう。(一応サンプルは示したのだから!)と楽観的な僕!?

上記のセビリアのおばあさんのくだりは、僕の写真集にも載せてあります。お子様の人間教育にも良いと思いますので、一家に一冊「One Short Summer」、日本の未来のためにも、よろしくお願いいたします!